今年も、滋賀県余呉湖での「天女の羽衣伝説マラソン」に参加し、余呉湖を10周して無事71キロを完走する。これで通算70周となった。100周すると表彰があるというので、あと3年は出場しないといけなくなってきそうだ。
例年、桜を見ながらのランとなるのだが、今年は桜の開花が遅れており1周目は、お花見どころではなかった。しかし、朝一番の余呉湖は、霧が立ち込め、まるで水墨画の世界だ。サクラの写真は諦め、鏡のように揺らぎがない水面と霧の立ち込める風景を目に焼き付けた。
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例年、「天女の羽衣伝説マラソン」の翌日は、観光して帰っている。今回は、西の方に足を伸ばし、大津にある三井寺(みいでら)に寄ることになった。三井寺の正式な名称は、園城寺(おんじょうじ)であり、天台寺門宗の総本山である。境内に天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる霊泉(井戸)があることから、「御井(みい)の寺」と称され、後に「三井寺」と通称されるようになったという。
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金堂の西に接して建つ閼伽井屋(おかいや)という小堂には、三井寺の名の起こりとなった霊泉が湧出している。閼伽井屋の軒先にある龍の彫刻は、左甚五郎作と言われ、むかし、この龍が夜な夜な琵琶湖に出て暴れるため、甚五郎自ら眼玉に釘を打ち込み静めたと伝えられている。
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弁慶の引き摺り鐘-金堂近くの霊鐘堂にある。奈良時代に遡る日本でも有数の古鐘で、比叡山と三井寺の争いに際して、弁慶が奪って比叡山に引き摺り上げたが、鐘が「イノー」(「帰りたいよう」の意)と鳴ったので、弁慶が怒って谷底へ捨てたという伝説が残っている。鐘の表面に見られる擦り傷やひびはその時のものとされている。鐘を見ると、たしかに擦り傷やひびのような筋が見える。
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近くの檻で飼われていたキジ。美しい羽が見事だ。
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鎌倉時代末期から室町時代初期の建築となる三重塔。奈良県の比曽寺にあった塔を豊臣秀吉が伏見城に移築したものを、慶長6年(1601年)、徳川家康が再度移築させたもの。サクラ越しに臨む三重塔もいい。
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境内を歩くと、至る所でサクラが咲き始めている。三井寺は、滋賀県では有数のサクラの名所として知られているそうだ。また、時代劇映画のロケ地としても有名で、境内の至る所にロケが行われた映画の看板が立っている。
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観音堂に行く道すがらにある微妙寺。微妙寺は園城寺の別院で、湖国十一面観音霊場第一番札所になっている。秘仏の十一面観音立像が祀られている。
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琵琶湖を望む高台に位置し、西国三十三所観音霊場の第14番札所として知られる観音堂。
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観音堂から更に上がると、そろばんの玉をあしらった「大津そろばん記念碑」がひっそりと建っている。初めて知ったのだが、大津は日本のそろばん発祥の地だったのだ。
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「大津そろばん記念碑」の前の広場からは、琵琶湖が一望できる。
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高台の斜面にも多くのサクラの木があり、一斉に満開状態になっている。雨が止み、暖かくなってきたことから観光客がどっと繰り出してきて、境内はお花見の人々で賑わってきていた。
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1時間ほど境内を散策し、帰路についた。もう一ヶ所、大津坂本の寺院「西教寺」にも寄ろうかという話もあったが、ウルトラマラソンの翌日という事もあって、やはり疲れている。欲張らずに、早めに帰って正解だった、
例年、桜を見ながらのランとなるのだが、今年は桜の開花が遅れており1周目は、お花見どころではなかった。しかし、朝一番の余呉湖は、霧が立ち込め、まるで水墨画の世界だ。サクラの写真は諦め、鏡のように揺らぎがない水面と霧の立ち込める風景を目に焼き付けた。
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例年、「天女の羽衣伝説マラソン」の翌日は、観光して帰っている。今回は、西の方に足を伸ばし、大津にある三井寺(みいでら)に寄ることになった。三井寺の正式な名称は、園城寺(おんじょうじ)であり、天台寺門宗の総本山である。境内に天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる霊泉(井戸)があることから、「御井(みい)の寺」と称され、後に「三井寺」と通称されるようになったという。
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金堂の西に接して建つ閼伽井屋(おかいや)という小堂には、三井寺の名の起こりとなった霊泉が湧出している。閼伽井屋の軒先にある龍の彫刻は、左甚五郎作と言われ、むかし、この龍が夜な夜な琵琶湖に出て暴れるため、甚五郎自ら眼玉に釘を打ち込み静めたと伝えられている。
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弁慶の引き摺り鐘-金堂近くの霊鐘堂にある。奈良時代に遡る日本でも有数の古鐘で、比叡山と三井寺の争いに際して、弁慶が奪って比叡山に引き摺り上げたが、鐘が「イノー」(「帰りたいよう」の意)と鳴ったので、弁慶が怒って谷底へ捨てたという伝説が残っている。鐘の表面に見られる擦り傷やひびはその時のものとされている。鐘を見ると、たしかに擦り傷やひびのような筋が見える。
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近くの檻で飼われていたキジ。美しい羽が見事だ。
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鎌倉時代末期から室町時代初期の建築となる三重塔。奈良県の比曽寺にあった塔を豊臣秀吉が伏見城に移築したものを、慶長6年(1601年)、徳川家康が再度移築させたもの。サクラ越しに臨む三重塔もいい。
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境内を歩くと、至る所でサクラが咲き始めている。三井寺は、滋賀県では有数のサクラの名所として知られているそうだ。また、時代劇映画のロケ地としても有名で、境内の至る所にロケが行われた映画の看板が立っている。
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観音堂に行く道すがらにある微妙寺。微妙寺は園城寺の別院で、湖国十一面観音霊場第一番札所になっている。秘仏の十一面観音立像が祀られている。
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琵琶湖を望む高台に位置し、西国三十三所観音霊場の第14番札所として知られる観音堂。
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観音堂から更に上がると、そろばんの玉をあしらった「大津そろばん記念碑」がひっそりと建っている。初めて知ったのだが、大津は日本のそろばん発祥の地だったのだ。
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「大津そろばん記念碑」の前の広場からは、琵琶湖が一望できる。
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高台の斜面にも多くのサクラの木があり、一斉に満開状態になっている。雨が止み、暖かくなってきたことから観光客がどっと繰り出してきて、境内はお花見の人々で賑わってきていた。
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1時間ほど境内を散策し、帰路についた。もう一ヶ所、大津坂本の寺院「西教寺」にも寄ろうかという話もあったが、ウルトラマラソンの翌日という事もあって、やはり疲れている。欲張らずに、早めに帰って正解だった、
桜も見事に咲き誇り、ジャストタイムって感じ。
いろんな仏様やいわれのある境内の文化財これなら有料でも納得!!
なかでも円空仏!こんなに大きく、数もあり近くで拝めるとはビックリでした。
すばらしい所への案内ありがとうございました。
今回は同行出来ず失礼しました。
楽しい花見になってよかったですね。
我々は朽木経由の鯖街道で大原から鞍馬~鴨川の花見をしながら下道で帰りました。
次回もよろしくお願いします。
私も初めてでしたが、思いもかけずいい寺に行けて満足しました。
いろんな時代劇映画のロケ地に使われていたということで、調べてみたら、「武士の献立」「るろうに剣心」「柘榴坂の仇討」「天地明察」等、見たことのある映画がいろいろありました。
そちらも、たくさんお花見の名所がありそうだから、楽しそうです。