とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015東北登山Part2:4日目朝日岳

2015-08-25 22:36:48 | 山登り
古寺鉱泉から朝日岳への登山コースは、数あるコースの中でも、傾斜が比較的緩やかで一番登りやすく最短のコースとされている。しかし、それでもコースマップの標準タイムは行きが5時間50分、帰りが3時間45分となっており、日帰りピストンではかなりキツイコースである。今回、このコースタイムを見て、どうしようか悩んだが、蔵王山、吾妻山が楽だったので、最後の山は頑張ってみようと日帰りピストンで登る事に決めた。

下山時刻が遅くならないよう、出来るだけ早く出発したくて朝食を弁当にしてもらう。朝4時起きで、古寺鉱泉朝陽館を4:55に出発する。


5:25。ブナとヒメコマツが合体した「合体の樹」に到着する。


ブナの森を進んでいくと、時折陽が射してきた。


6:05。最初の水場である「一服清水」に到着する。冷たくて美味しい水で一息つく。コースタイムと比べると、かなり早い時間に着いたようだ。


6:10。ハナヌキ峰分岐を通過。


6:35。三沢清水に到着する。ここは、水が涸れてしまっていた。


7:00。古寺山1501mに到着する。ガスが晴れ、左手に小朝日岳、右手に大朝日岳がくっきり見えた。


久しぶりにトリカブトを見つけた。


7:23。小朝日岳山頂と巻道への分岐に出る。とりあえず、行きは小朝日岳には登らず、巻道に進む。


オヤマリンドウを見つける。もう秋の花だ。


8:10。銀玉水(ギンギョクスイ)に到着する。


銀玉水はコースから少し下がった裏手にある。ここが最後の水場で、細々ながらも冷たくて美味しい水が流れ落ちていた。


銀玉水から更に登っていくと、次第にガスがなくなり、雲海の上に出た。朝日連峰の山並みが、雲海の上から頭を少し出ているのが見える。




前方には、大朝日小屋が見えてきた。大朝日岳山頂もあと少しだ。


8:35。大朝日小屋に到着する。ここで、パンなどを食べ一休みだ。


アキノキリンソウも咲いている。


8:55。大朝日岳山頂1870mに到着する。朝日岳は、朝日連峰の山々の総称で、大朝日岳が最高峰とされている。大朝日岳山頂到着で百名山90座目の達成である。


雲海の上に出たものの、ずっと先まで雲がかかり、遠くの山々も良く見えない。山頂の方位図には、月山、鳥海山、磐梯山、飯豊山、蔵王山、安達太良山など名高い山々の名前が書いてあるものの、残念ながら山座同定はできなかった。




30分ほど、山頂で雲が切れるのを待っていたが、好転する兆しもなく、あきらめて下山を開始する。大朝日小屋付近では、マツムシソウがいっぱい咲いていた。マツムシソウがこれだけ咲いているという事は、山の上はもう秋になっているというわけだ。




これでもう見納めだと思って、大朝日岳を振り返って見る。


10:23。小朝日岳山頂への分岐に着く。帰りは、小朝日岳に登っていく事にする。


10:43。小朝日岳山頂1647mに到着する。登りはじめに追い抜いた夫婦とここで出会い、少し話をして下山する。


12:32。古寺鉱泉に無事到着する。


当初は、下手をすれば16時くらいになってしまうかと心配していたが、かなりのハイペースで行ってくることができたようだ。休憩時間を除くと、行きが3時間50分、帰りが2時間40分くらいだった。やはり、単独行の場合は、休憩もほとんどしないでぐんぐん行ってしまいがちで、標準コースタイムよりぐっと早くなってしまうようだ。おかげで、帰り道、温泉に立ち寄っていく時間ができて良かった。

13:20。古寺鉱泉の御主人に教えてもらった柳川温泉に立ち寄る。


早い時間だったので、内風呂、露天風呂とも誰もおらず、独り占めでお風呂に浸かる。




その後、30キロほど車を走らせて山形駅まで向かう。駅でレンタカーを返し、駅前のホテルに泊まる。頑張って歩いたせいか、さすがに疲れた。ホテルでゆっくり休んで、翌日家に帰ることにした。

「2015東北登山Part2:5日目」に続く。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。