とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

アナログ放送終了まであと3日

2011-07-21 23:55:07 | 呟き
いよいよアナログ放送終了まで後3日となった。
家のテレビは、とっくにデジタルにしていたので特に問題はない。
しかし、車のテレビがアナログ放送だ。
一応デジタルチューナーもつけたので見ることはできるが、
アナログ放送のほうが操作しやすいので未だにアナログで見ることが多い。

しばらく前までは、アナログ放送であるとの表示や
「ご覧のチャンネルは2011年7月で終了します」などといった表示が上のほうに小さく出ていただけだったが
最近は、画面左下に「アナログ放送終了まであと○日」などのカウントダウン表示が大きく出ている。
これまた大きい文字で出ているので放送で表示されている文字がまったく見えない場合もある。
まさに、「アナログ放送なんて何時までも見るな」という強いメッセージを感じるスーパーである。

25日からは砂嵐状態になるそうで、その瞬間が見たいなんて言ってる人もかなりいるようだ。
まあ、時代の流れでデジタルになったほうが画面はきれいだし音もクリヤーだ。
今のところは、残り僅かのアナログ放送をギリギリまで楽しむことにしよう。

カーエアコンの効率的な使用方法

2011-07-20 23:22:21 | エコ
今月のJAFMateに「燃費と効率を考えたエアコン使用法」という記事が載っていた。その中では、エアコンの設定の仕方で燃費が変わってくるという話が参考になった。エアコンの使い方は人それぞれでいろいろ違うようだが、マニュアル操作で風量や温度を設定する場合とオートエアコンで温度だけ自分で設定する場合の比較が参考になった。

実験では、エアコン設定温度が24℃、外気温が31~35℃という条件で同一車で行なっている。先ず、マニュアルモードで風量が弱の場合の燃費が15.7km/L、マニュアルモードで風量が強の場合の燃費が14.5km/L、全てオートモードの場合の燃費が16.6km/Lとなっている。結果は、オートモードが最も燃費がいいということだった。今のカーエアコンは、コンピューター制御で燃費が良くて快適な空調設定ができるというわけである。今までは、オートにするとONした直後は、強風が吹き出し音が大きくてうるさいのでマニュアルで風量を抑えることが多かった。しかし、冷えてくると風量が自動的に抑えられ快適な条件を維持しながら燃費向上にも繋がるということから、オートのままにしておいたほうがいい事が改めてわかった。

それ以外では、エアコンフィルターが汚れてくると風量が低下しやすいという事が実験の結果にあらわれており、定期的な交換が必要であることがよくわかった。

その他、一般的な話としては次のようなことも気をつけたほうが良い。エアコンには内気循環と外気導入の2つの空気の取り入れ方があるが、エアコンを使う時には内気循環をつかうと、車内で一度エアコンによって冷やされた空気を更に冷やすので温度低下の効率がよくなり燃費の向上に結びつく。また、夏場でエアコンをつけたばかりは車内が高温のため温度がなかなか下がらない。そんな時には、走り出してしばらく窓を開けて車内の空気を外に出してからエアコンを使うと温度が速く下がる。また、日よけをフロントガラスの内側においておくだけでも車内温度の上昇を抑えることができる。このあたりは、みんなやっていることだろうからそんな目新しい話ではない。しかし、今一度振り返ってみるとあまり気にしていなかったことも多い。今後は、こんなことも気にして使ってみよう。

真夏のランニング時の熱中症予防対策

2011-07-19 23:19:05 | マラソン
先日は、熱中症対策の訓練のようなランニングをしてきたばかりだ。
カンカン照りの日射しの下で、数十キロほどの距離を走った。
約25名ほどの人たちが、それなりの工夫をしながら無事何事もなく走り終えた。

今年は、熱中症で病院に運ばれる人が、かなり多いという。
梅雨明けが例年に比べ約2週間ほど早く、体が暑さになれていない人が多かったことが考えられる。
例年であれば、7月中旬から下旬にかけてがピークだったようだ。

熱中症は外気における高温多湿などにより体に生じる症状のことで、
「めまいがする」「立ちくらみがする」「汗が止まらない」「頭痛や吐き気がする」「のどが猛烈に渇く」「体がだるい」
などの症状が出た時は、熱中症を疑ってみる必要がある。

対処方法としては、水分を補給し、日陰や涼しいところで休むのが効果的だ。
また、「暑熱順化」という言葉があるが、夏の暑さに耐えられる体を作ることが必要である。
やはり暑いところで運動して汗を流すと順化が早くなる。
エアコンが効いた室内にいてばかりでは、暑さに耐える体は作れないのである。

今回、一緒に走った人たちは、暑い日でも走る練習を充分しており、それなりに体を鍛えている。
しかし、それだけでは熱中症の予防にはならない。
やはり、水分を充分にとること(ナトリウムを含むスポーツドリンクなどがいい)、日陰での休憩、
しっかり食事をとってエネルギーを確保する等の対策を行なっていたから最後まで走りきることができたといえる。
私の場合も、このことについて意識して行なっていたわけではないが、結果的に熱中症にかからない対策を
全て実行していたから無事に走ることができたといえる。

飲み物は、スポーツドリンクを中心にコーラやお茶を適時飲み続けていた。ビールも一缶は空けてしまった。
そして、暑くなるたびに頭や手足に水を掛けて体のほてりを抑えた。
時々木陰で休憩しながらおにぎりを食べたりしてエネルギーの補給も行なった。
もちろん帽子やサングラスの着用、首筋には日射し避けのタオルで覆うといったことも行なった。
当初、真夏に何十キロも外を走るなんて考えられなかったが、それなりの対策をすれば暑さをのりこえられるものである。
今年の夏は、暑さに対する自信が少しできてきたようだ。

「なでしこジャパン」優勝おめでとう

2011-07-18 11:06:06 | スポーツ


今まで女子サッカーなんて、関心なかったのにワールドカップでドイツに勝ったあたりから俄然気になってきた。そして、スウェーデンに勝って決勝進出となれば、これは見ないわけにいかないと早起きしてテレビにかじりついた。

前半は、シュート数がアメリカの12に対して日本は5とアメリカが圧倒していた。かなり危ないシュートが多かったが、見事日本は守りきり0-0で終了。

そして、後半24分にアメリカが先制する。後半から出場したモーガンという選手の鋭いシュートにさすがアメリカのパワーは違うなと舌を巻いた。この選手は、その後も日本ゴールを脅かし心配だった。

しかし、1点先取されても日本は落ち着いていた。後半の35分に丸山がシュートした球の処理をもたついたところを宮間が拾ってシュートする。いいところに宮間がいたものである。残り時間が少なくなって、あきらめムードになりかけた頃のこの同点ゴールでアメリカの流れを断ち切った。まさに日本の命を繋いだゴールだ。そして、1-1のまま延長戦に突入する。

延長前半14分モーガンが左サイドを破り、深い位置まで切り込んでいく。やっぱりモーガンは要注意の選手だった。モーガンのクロスボールをワンバックがヘディングでシュートし、またもやアメリカがリードする。背が高いワンバックの頭は日本選手より一つ抜け出ている。これは防ぎようのない完璧なヘディングシュートだった。

またもやアメリカリードの状況に、このまま終わってしまうのかなとあきらめかけた時、ドラマが始まった。延長後半12分左CKから走り込んだ澤が右アウトでダイレクトボレー!まったく何が起きたか判らなかったが、球がゴールネットを揺らしていた。澤のシュートシーンは人の影ではっきり見えなかったが、あの混沌とした人垣の僅かな隅間を狙ってのシュートは芸術的である。土壇場での同点に日本の勝利を確信した。まさに神様、澤様である。

延長戦も同点のまま終了し、運命のPK戦となる。先行はアメリカからだ。1人目のボックスのシュートは強烈だったが、GK海堀のこれまた芸術的なセーブで無得点だ。よくも手だけではなく、足がいいところに出て防いだものだ。次の宮間は、確実にゴール。アメリカ2人目のロイドは、ゴールの上をはるかに越えるとんでもないシュートで無得点だ。まさに日本に風がなびいてきた感じがした。坂口が2点目を上げ、ヒースのシュートを海堀が止めると、あと1本日本が決めれば優勝である。そして、4人目の熊谷が落ち着いて見事決勝シュートする。まさに、感極まる一瞬だった。我が家でも大きな歓声が沸いた。そして、私は感動のあまり涙が止まらなくなってしまった。

今まで一度も勝った事のないアメリカに、ワールドカップの決勝戦という大舞台で勝利して優勝した日本チームの最後まであきらめない不屈の精神力に大感動である。大和なでしこは、世界の大舞台で見事輝いていた。今日は、早起きして観戦した甲斐があった。このブログを書きながらも目がウルウルしてくる。

「なでしこジャパン」優勝おめでとう。そして、日本人に勇気と感動を与えてくれてありがとう!!

2011浜名湖サマーラン

2011-07-17 22:06:14 | マラソン
7月のど真ん中の3連休だが、真夏の浜名湖を走ろうという事で熱中症にかかってしまわないかヒヤヒヤしながらだったが、無事何事もなく走ってくることができた。

浜名湖を走る機会は、ヒロボーさん企画では年3回ある。以前は、10月の浜名湖一周80キロに良く出ていたが、このところは、12月の忘年ランばかりだった。そして、真夏のサマーランは暑いのが苦手でどっちかっていうと敬遠していた。しかし、今年は夏場を頑張って走ることで富士山頂往復や秋の大会に向けての基礎体力作りになるのではと思い、参加することにしたのだ。

スタートは、JR東海道線の弁天島駅だ。集合時間の1時間前に来て、ヒロボーさん、うっちゃん、あだち。さんと一緒に「浜名湖100キロウルトラ・マラニック」のスタート・ゴール地点の下見をする。下見の結果、弁天島海浜公園をスタートし、開春楼玄関をゴールにするのがいいという話にまとまる。とりあえず、朝一の勤めは果たす。

弁天島駅に戻ると、参加者が大分集まってきていた。今回は、25名ほどの参加者である。半分以上は顔見知りばかりだ。タケちゃんマン、山草人さん、うっちゃん、しぞーかお伝さん、あだち。さん、よっぴーさん、ひろさん、イケさんご夫妻、ひさやんさん、ヒロボーさんなど大勢来ていた。それにしても、こんな暑い日に何十キロも走ろうなんて、普通の人たちが見たら、変わり者としか思われないに違いない。

まずは、駅前でクラッカーを打ち上げ、そろそろとスタートする。


渚園から浜名湖ガーデンパークへ向かう、中之島大橋を渡り、椰子の木の下を走る。このあたりは、浜名湖のロケーションが最もいい場所だ。


村櫛海水浴場では、ウインドサーフィンを楽しむ若者たちが海に向かいだしていた。まさに夏本番という雰囲気である。


これから進む一本道は、浜名湖周遊自転車道だ。真っ直ぐ伸びた道はきれいだが、日影がまったくない。秋や冬だったら景色がいいで終わるのだが、夏はずっと日向で暑そうだということしか感じない。実際、ジリジリと背中に受ける日差しには閉口した。自販機もまったくないので水分補給もきつい地点である。


以後、写真を撮る元気もなく、必死に舘山寺まで走る。ここまでで約12.4キロだ。舘山寺からは一旦船に乗って対岸に渡るので、暫しの休憩である。船の中はエアコンが効いており、このままずっと出たくない気分だった。

それでも、いつか船を下りなくてはならない。30分ほどで対岸のハマナコスタ港に着く。問題は、ここからの残り21キロの道のりだ。だんだん暑くなる時間帯に向けて走っていくことになる。12時半くらいの電光掲示板の温度表示は33℃を示していた。そして、更に温度は上昇する事が予想された。


だんだん暑いのが苦痛になってきて、走るのも長続きしない。歩いたり、木陰で休憩したりと亀のような歩みになってきた。ほとんどの人が前に行ってしまったようで、私は最後尾のつもりでいた。ゴールには、制限時間ギリギリで入ればいいやと思いマイペースで行くことにした。空は青く、雲一つない。涼しかったら気分いいのだが、この時は日影が恋しくてたまらない。青空が恨めしい気持ちで一杯だった。


新居あたりから、前方にランナーが見えてきて、意外とみんなと差が着いていなかったことが判った。みんな、適当にどこかで休憩していたようだ。誰もが暑さでかなり体力を消耗していたのかもしれない。私も、たくさん休憩していたので後半少し元気が出てきたのか残り4キロ辺りから、けっこう真面目に走ることができた。そして、15時27分くらいにゴールの民宿に到着する。約34キロの浜名湖半周コースは、やはりきつかった。でも時間内に走ることができて、自分なりに満足した。


ゴール後は、お風呂やシャワーで汗を流し、いつもの通り懇親会が始まった。参加者の一言コメントは被り物を被って話さなければならない。これは、宴会エンターテーナーのしぞーかお伝さんが仕切ってくれた。


私も、魔法使いの帽子とトンボメガネで一言話させてもらう。


最後に参加者で集合写真を撮って解散する。先に帰った人もいたので、少し減ってしまったが多いに盛り上がった懇親会だった。その後、駅に戻って家に帰ったが、飲み足らない人たちは二次会に繰り出したようだ。


「東京マラソン」先行エントリーは金儲け

2011-07-16 22:12:56 | マラソン
来年の「東京マラソン」の受付が始まっているらしいとの情報でさっそくHPをチェックしてみた。
エントリーの内容を見て驚いた。現在は、先行エントリーの受付が始まっているようだが、
先行エントリーするためには、東京マラソン公式クラブのプレミアムメンバーに入らなければならないようだ。
しかも、プレミアムメンバーは一人年会費4200円かかるらしく、先行抽選枠は2000人しかない。

東京マラソンは、参加費が1万円とフルマラソンとしては高額の参加料である。
それにも増して、参加希望者が十数万人と人気もうなぎのぼりだ。
だから、参加したくてもなかなか参加する事ができないプラチナチケットとなっている。
そんな中で、先行エントリーという餌で多くの参加者がプレミアムメンバーになることは予想できる。
しかし、メンバーになって4200円払っても絶対参加できるとは限らない。
プレミアムメンバーになって先行エントリーで申し込んだ人は既に定員を上回り、これも抽選になるらしい。

去年は、10万円払えばチャリティエントリーということで参加できたらしいが、
これも、とんでもない高額のエントリー料である。
なにか、マラソンがお金儲けで開催されているとしか思えなくなってきた。
東京マラソンは、開催された当初は魅力的であったけど、こんな形で開催されるようになって正直言ってがっかりである。
プレミアムメンバーになってまで参加したいとは思えない。
全国探せば、いい大会が一杯あるはずだ。
ランナーの皆さん、金儲けにあんまり乗せられないようにして下さい。

四万十川ウルトラマラソン当選!!

2011-07-15 23:51:07 | マラソン
毎年秋にも100キロマラソン参加しているが、今年は久しぶりに「四万十川ウルトラマラソン」に出ようかと申し込みをしておいた。この大会は、ウルトラマラソンの中でも特に人気が高く昔から抽選となっていた。過去2回ほど参加したことがあったが、落選したことも何回かあり、当るかどうかあまり期待してなかった。ところが、ちょうど今日発表の日となり、あっさり当選メールが来ていた。これは、神戸のように間違いメールではないようだ。

外れた場合は、同じ頃福島県で行なわれる「第2回伊南川100kmウルトラ遠足」にでてもいいかなと思っていたのだが、これはまたの機会にしておこう。ただ、尾瀬を源流とする伊南川に向かって走るというちょっと魅力的なコースは気になる。でも、四万十川の熱烈応援も捨てがたいので、せっかく当ったチャンスを大事にするつもりだ。

それにしても、四万十の申し込み状況は定員1500名の100kmの部の申込者数が3019名(男子:2582名、女子:437名)で、競争倍率は2.01倍とのことであった。ウルトラマラソンも出たい大会に必ず出られるわけではない時代になってきたようだ。

それから、来年3月の「小豆島・寒霞渓100kmウルトラ遠足」にも勢いで申し込んでしまった。久々の海宝さんの大会も楽しみである。

今年初めてのスイカ

2011-07-14 23:05:34 | 呟き


今日は家に帰ってから冷蔵庫を開けてみたら真っ赤に熟れたスイカが入っていた。
木金が休みになった妻が珍しく買って来てくれたようだ。

直ぐにでも食べたかったが、やはり一汗搔いてからの風呂上りにとっておく事にした。
夕食後、いつものとおり夜のランニングに出かけた。
今日は、比較的涼しい夜だったが、家に帰ってくると汗が滴り落ちていた。
さっと風呂から出ると、冷蔵庫からスイカを取り出し、
扇風機の風に当たりながら一気にかぶりつく。

うーん!やはり、湯上りのスイカは最高に美味い。
まさに、このときが至福の瞬間である。
これからまだまだ暑い夏が続きそうだが、こんな瞬間を味わえるだけで幸せだ。

今年もセミの脱皮を発見

2011-07-13 22:41:16 | いろいろ






昨年の7月13日、お盆の日であった。玄関先でセミの脱皮を初めて見た。
奇しくも、今年も同じ7月13日に同じ場所でセミの脱皮が始まっているところを見た。

夕方、お盆という事で、玄関先で先祖の霊を向かい入れるための迎え火を焚いていて
ふと玄関先のブロック塀と植木の葉のところを見たら、セミの幼虫が脱皮し始めているところだったのだ。
羽根は薄緑色で去年同様美しい色である。
これが、翌日になると茶色の羽根に変わり飛び立っていくのであろう。
それにしても、「同じお盆の日に見つけるとは」何か不思議なものを感じた。

日光観光&男体山登山(登山編)

2011-07-12 23:58:17 | 山登り
午前4時、三本松駐車場で朝を迎える。山々に朝日が当たり絶好の登山日和を予感させてくれた。


後方を振り返れば、大きな山のシルエットが浮かんでいた。これが、これから登る男体山である。そして今年初めての百名山の山でもある。


早い朝食を済ませ、山支度を整えると、今回のコースの登山口である志津乗越まで車で移動する。国道から外れると裏男体林道に入る。裏男体林道は入口に「悪路につき一般車は遠慮して欲しい」と書かれていたが、それほどの悪路ではなく、舗装もしてあり楽々と進むことができた。30分ほどで、登山口の駐車場に到着する。まだ止まっている車は僅かである。


午前5時半から歩き出す。しばらく歩くと、二荒山神社志津宮に着く。ここは、大国主命等を祀ってある神社である。看板には、1785m地点とあり、表参道の五合目と同じ標高であると書かれていた。つまり表参道よりも大分高い位置に既に来ているというわけだ。また、近くには避難小屋も建っている。


朝日が当たり草についた水滴がキラキラと光り、水蒸気が湧き上がっているのが見える。こんな光景は、朝早くでないと見ることができない。


直ぐに一合目の標識に出会う。以後、一合ごとに標識が設置されているので休憩の目安になる。


大きな土砂崩れの登山道を、ロープを頼りに進む。


後方には、太郎山が見える。


九合目を過ぎると赤土の登山道となってくる。


前方には、山頂の建物が見えており、あと僅かである。


後方の景色を振り返ると、日光白根山や奥日光の湯ノ湖、尾瀬の燧ケ岳などの景色が一望である。


程なく山頂の三角点に到着する。時間は7時55分である。登山口からは2時間半ほどであった。


三角点の先には大きな岩があり、その中心には、大きな鉄の剱が刺さっている。男体山で最も高い場所でもあり、剱の隣で記念写真を撮る。




岩の上から見た中禅寺湖の湖面は、空と同じスカイブルーである。


ご神体のような「影向石」という石が山頂に鎮座していた。


これは、「良縁の鐘」である。鐘を鳴らすと良縁に恵まれるという。


そして、これが「日光二荒山神社奥宮」である。


二荒山大神の像が祀られている。なかなか立派な像である。二荒山大神とは日光の3つの山の神(大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命)を総称したものだ。3つの山とは、男体山(二荒山、2486メートル)、女峯山(2464メートル)、太郎山(2368メートル)の三山であり、神が鎮まる霊峰として古くから信仰の対象とされてきたという。


山頂から少し下った所で休憩とする。ここからは、さらに中禅寺湖の全容が見えて展望が素晴らしい。


休憩した場所の近くには、太郎山神社の社がある。


あまり人が来ないと思って休憩していたのだが、いろんな人がこちらにもやってきた。その中でも、凄い人に出会う。40年にわたり日光の霊峰・男体山登山を続けている佐野市の田名網忠吉さん(86)という老人である。この日は1203回目の登頂だったそうだ。新聞にも何度も載って、本も書かれているという。この人のパワーにあやかりたいものだと、一緒に記念写真を撮る。


山頂で1時間半くらい休憩していたようだ。ふたたびもと来た道を戻り下山を始める。2時間前と比べると大分雲が増えてきていた。


男体山の看板の向こうには黒雲がかかり始めていた。午後の天気は雨のようなので早く下山するにこしたことはない。山の天気は変わりやすいのだ。


下山途中では、シャクナゲの花をいくつか発見する。登る時はほとんど蕾だったが、陽が昇って蕾が開いてきたようだ。この辺りの山は、シャクナゲの開花が7月過ぎなのだろうか?今まで登った山々では6月に見かけることが多かったので意外だった。


樹木の葉の先がみずみずしい黄緑色になっているのが綺麗だ。今年芽吹いた葉である。


お馴染み、ギンリョウソウも発見する。


下山途中には、地震にも遭遇する。花の写真を撮っているとき、明らかに判る大きな横揺れにビックリした。この時は、東北地方で震度4の揺れがあったそうだ。しかし、その後は何ともなく無事下山する。駐車場に戻ったのは、お昼前だった。車に乗り込んだと同時くらいに雨が降り出し、間一髪セーフだった。結局雨具を使うことなく、快適に登山をする事ができた。これも、みんなの行いが良かったせいだろう。以後、帰りの高速もほとんど渋滞することもなく、無事自宅に帰った。