fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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原発について

2013年03月12日 | 日記

  被災地の復興は、少しずつですが進んでいると思います。(もちろんまだ行方不明の方も多く、家に戻れずにいる方も多く、運命が変わったままの方も多く、ですが)では、原発事故のほうはどうでしょう。見えないものは、本当にこわい。私はよく地元の温泉に行くのですが、そこでは椎茸やナメコなどキノコをよく袋入りで販売しています。以前は安くておいしいこのキノコ、よく買って食べていましたが、今は申し訳ないですが、買う気になれません。スーパーやJA関連の直売所で売られているものは、ちゃんと検査をしていると思うのですが、温泉のまわりで採って、そこで売っているものは……? 

 さて。

 もともと社会的な意識の乏しい人間なので、どなたが見てくれているかわからないこのブログでも、社会的な発言はひかえています。っていうかできない……。ただ個人的な感想をちらっと述べるのはまあ許されるかなとも思うので、きょうはちょっと。

 原発は反対の立場です。利権だけではなく(多くの人がそうだとしても)、安全性をきちんと調べ、学び、電力や経済のしくみを理解し、その上で必要という人がいるとも思っています。ただそういう人たち(あくまで利権で原発を残そうとしている人は別。論外です)と自分との違いに、先日はっと気がつきました。

 私はとてもズボラな人間です。いい加減、まあいいや的な部分がとても多い。反省しなくてはいけない部分でもあるのですが、そうしないとストレスが溜まり、プチンと切れてしまいそうになります。そんな人間にとって、人間にはミスというものはつきもの。ミスをしたら、反省し直す。そして、次につなげていくものです。ともすると同じミスを繰り返すのは、ちょっと情けないですが、そういう人間もここにいます。そんな人間にとっては原発という一度のミスで大変なことになってしまうものは、脅威にしかほかなりません。世の中にはとてもとてもきちんとした人がいて、私などすごいなあと思います。原発推進する人は、きっとそういう人なんだ! 推進派の人たちも原発は、事故があるかもしれない。でも事故対応マニュアルがあり、そこをきちんとしたら、大きな事故は防げるとも言います。そこがちがう。私のような人間は、事故るとただうろたえる。マニュアルなんてふっとびます。人はミスをおかすもの。ミスがあってはならないものは、使わない。

 2年前のときも、民主党の処理が悪かったと責める向きもありますが。私にしたら、作った自民党が悪い。(すみません、大雑把な言い方。作ったのが自民党というのは違うかもですね)

 東京新聞が反原発の記事がおおく、頑張ってるなと思っていましたが、このごろはどうですか? 昨年くらいから一面の記事に(どうしてきょうはこの記事が一面?)と思うことがたびたびありました。ここのところ、岩手にいるので、読売しか読んでいませんが、このごろはどうかな。

  最初の部分に補足。被災地の目に見える復興は、少しずつ進んでいると思います。目に見えない部分。大事な人を亡くされた方、家を失ってしまった方、ふるさとに帰ることができずにいる方、そういう方たちの心の部分はどうなのか。張り詰めてものが切れてしまわないように、「わたしたちは忘れません」とお伝えしたいです。