fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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「季節風」2015年春号(122)号

2015年04月21日 | 本の紹介

               

 今回、投稿作品の掲載はなし! という厳しい結果でした。これは、「季節風」始まって以来とのこと。編集委員のみなさんの苦渋の決断と、固い意志が伝わってきます。

 ある方の作品評に、代表あさのあつこさんが書かれている言葉にはっとさせられました。どんでん返しや奇抜なストーリーの類ではなく、この作品でしか、炙り出せない少女の心内と日常に潜むものを読ませてほしい。内に異相、異質、異界を持たなければ、消費されて終わる。その厳しさに向かい合って書いてください。

 書くって、厳しいこと、甘い気持ちでいてはいけない。嗚呼。

 今回、私は書評委員会の一人として、森川成美さんの『あめあがりのかさおばけ』の書評を書かせていただきました。

 掲載されている昨年の大会推薦作、ひとつは評論、ひとつはノンフィクション。創作は2編でした。みなさん、底力を持ってらっしゃる。なんというか、ズシンとしたもの。