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かつて、虚子が若い弟子達を集めて稽古会を行っていたという、千葉県君津市鹿野山に行ってきました。ここ、神野寺には、虚子の歯が埋められている「歯」があります。
歯
明易や花鳥諷詠南無阿弥陀 虚子 の句が刻まれているのですが、見えませんね。
虚子は、毎年この地で、たくさんの蝿叩きの句を作ったとのこと。例えば、
一匹の蠅一本の蝿叩き 虚子
その稽古会が行われていたという道場は、痛みが激しく、雨漏りもするのでしょう。初日は雨だったこともあり、建物内には、雨漏り受けの盥や洗面器がたくさん置かれていました。
天狗を祀っている奥宮
近くの九十九谷は、稜線の幾重にも折り重なった景観、壮大でした。
で、うちらの稽古会はどうだったかというと、それはもう粛々と行われたのでした。主宰の一句一句に対しての句評は、それはもう誠実で、ひとつひとつに頷くことができます。
*2日目分は、続く。