立秋がすぎ、さすがにすごしやすくなりました。
さて、俳句関係者以外の友人に会うと、このごろ「あの番組はどお?」と訊かれます。
「プレバト」。芸能人が才能あり、凡人、才能なしにランク分けされる番組の中で、特に俳句のコーナー、人気ですものね。毎回ではないけれど、私も観ています。
先生の毒舌で人気なわけですが。
で、どう答えているかというと、
「夏○いつきさん、すこぶるまともな添削されてますよ」
一枚の写真を見て俳句を作るというやり方なわけですが、「写真を見てない人には、これじゃあわからない」とか、「助詞をひとつ変えただけで、ぜんぜん違ってくる」とか、ホントそう。
もちろん、全部に賛成というわけではありませんが、おおむねは私が学んできたものと同じ方向性だと思います。会によっては大分違うという場合もあるのです。文学っていうのは絶対的なものではありませんからね。
才能ありとなった俳句は、やっぱりいいものを選んでもいらっしゃる。あのベタな写真を見て句を作るのって、難しいんですが、そこからどれだけイメージを飛躍させるか。ひまわりの写真を見て、季語をひまわりじゃなく持ってくるというだけでも、力があるってことですしね。逆にたいした句ができなくても、仕方ないよなとも思います。
この前、才能ありでべた褒めされていた句を作った方は、俳句知ってる方だなあと思いました。旧かな使ってましたもの。
ああやって、俳句を楽しむのもありだなと思います。ひとつの座があそこにある。

カンゾウ?