fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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今年出た本③『みちのく山のゆなな』国土社

2023年12月17日 | 自作紹介
 この作品も、原型はずいぶん前に書いたものでした。
 河北新報に連載するにあたり、「みちのく山」としたことで、ぐっと物語が深まりました。

         

 東日本大震災に関わる描写もあり、それは10年以上経った今だから書けたこと。
 当時まだ生まれてない子が、今中学生。小学校6年生だった子は、成人してます。
 あの頃、元気で舅の介護のため岩手にいた私も、よろよろになりつつあります。舅は亡くなりました。原発事故も喉元過ぎればにしてはいけないと思います。  
 
「みちのく山のゆなな」は、日本の7割を占める山という神聖な地域で、山神の一家と動物たちの物語ですが、人間の暮らしもまた関わっています。人々が自然に畏敬の念をいだき、民話として伝えたものも、妖怪という姿で表現したものもあるのではないでしょうか。
 ということを考えたりして書いたものですが、まずは子供が楽しく読める! そういう作品です。ぜひ、手にとっていただけたらと思います。
 


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