
実は、ターミネーターシリーズが好きなのです・・・。(タイムトラベル好き)
1はもちろん、2も、そして駄作と言われているらしい3も4も。
で、新たにまたということで、観なくてはという気持ちと、まてよ、どうなんだろうか? という気持ちがまぜこぜでした。でもやっぱりこのシリーズは劇場で見ようと、出かけてきました。
ただ、なんだか不安要素があって、行く前にネットのネタバレをあち見、こち見。(私、ネタバレは全然いやじゃないんですよ)で、いっそうおもしろいかなあ。役者もこれまでのイメージと違うしなあという気持ちを抱いたまま出かけてきました。
で、結果を言う前に。
今回ネット検索で3が駄作である所以をきちんと書いてあるものを見つけました。それによると、主役であるジョンコナーが、自分が反乱軍の指導者になることを否定していて、堕落しきっている。それが、最後でやっとその運命を受け入れる。現実を受容するだけのストーリーだというのです。なるほど、確かにそうかも。でも、それのどこがいけないんだい!
彼が自分から動いていないことも、ダメな理由だそうで。それも、まあなるほど。で、ここで児童文学的だなあとちらっと思ったりして。児童文学の主人公、やっぱり苦境に立たされたとき、自らの意志で動くというものが求められているようなんですよ。
ちょうどその数日後、テレビでT3をやっていて、観たのですが、ずっとあきずに楽しんで観ましたよ、私。自分の運命を受け入れて、最後指導者として立ち上がり、マイクを持つジョン、いいじゃないですか。シリーズの中のひとつだしさ。
そして、今回のジェネシスを観た結果は・・・、まあまあにちょっと届かないかな、くらい。
以下少々ネタバレありです。
これまでのものよりわかりにくいです。時間軸が違うというだけじゃなく、経験していないことの記憶があったり。?? ネットで予習をしていかなかったら、きっともっとわからなかっただろうなと思います。今でもあれはどういう意味? という部分があり。役者さんが違うことに関しては、許せる範囲かなと思ったけど、時間が経つにつれて、やっぱりジョンはもっと好感の持てるタイプにしてほしかった。カイルは、1の方がずっといい。違いすぎる。ジョンは4の方がいい。(2の子ども時代もいい)サラも、もっとリンダハミルトンに似ている人をもってきてほしかったかな。特に2のサラがかっこよすぎた。と、どの配役も過去の作品の方が上だったと思いました。
韓流スターのイビョンホンは、別に彼じゃなくてもでした。
お金がかかっているなあという印象も強い。カーアクションのシーンとか。CGなのでしょうが、迫力がありました。1なんて、ほとんどお金かけてないけど、あれだけおもしろかった。あれは、すごい。(今観たらショボイかな、どうだろう)
やっぱり、1~4の方が好きです。
あ、肝心のシュワちゃんのことは何も書いていませんね。若いとき、ムキムキすぎ。(笑)そして皮膚は人間のものと同じだから、年をとるという設定はうなずけましたが、ゆえに人間っぽすぎる。仕方ないですね。
あ、そうだ。人間ドラマとして、ドキドキや胸キュンや、ハラハラがないんだ。これは慣れなのか。カイルとサラの息子であるジョン。初めて親子三人が一堂に会するわけですが、そのジョンはターミネーター化している。本当なら悲しいはずなのに、そこに悲しみがない。子どもを殺さなくてはならないという葛藤がない。(そんな余裕はないというのはそうでしょうが、ジョンが悪役顔なせいもあるかも)
1ではカイルが死に、2では味方になっていたシュワちゃんが死にました(機械だから、消滅か)。これは、敵をやっつけるだけじゃなく、こちら側も犠牲が伴うという悲しみがあった。それが深みに繋がっているのかなとも思ったり。(だから、1、2が賞賛される)今回ジョンが死んだわけだけど・・・、なんか違うんだよなあ。
そして、肝心のこと、9歳のサラを助けにきたシュワちゃんは、いつの時代に誰から送り出されたのかが、最後まで明らかになっていない。これは、シリーズが続くから伏線なのだという指摘をしているサイトがありましたが。
第一、未来でジョンがターミネーター化してしまったなら、そこで機械の勝利じゃないの? 過去にターミネーターを送りこんでジョンをこの世に生まれないようにする必要がないでしょ。
ああ、ゴチャゴチャしてきた。すみません、長々と、そしてとりとめなく。
でもなんだかんだいって、この後また続いたら、また観るでしょう。こんなファンがいるから、作られるんだろうし。ただシュワちゃんが老体に鞭打って出るのはもう無理じゃないですか?