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我が家のケープタウンブルーがようやく咲き出した。
日除け用に植えたのに、こんなに涼しくなった頃に咲き出して…
≪ 人生が二度あればなどと
考えるのはよそう。
今の人生を精一杯生きられない者が、二度目の人生など
生きられるはずがあるだろうか。 ≫
【星野富弘 ことばの雫より】
星野富弘さんは、身体の自由を奪われてより、筆を口に加えて絵や文字を描いている。
富弘さんは身近にある草花を好んで描き、それに文字を添える。
勿論、富弘さんには絵の具は用意できないので、それを作るのは奥さんの仕事だ。
草花の微妙な色は作りだすのはとても難しい。
絵画教室に通っているumeさんも、これには手こずる。
何度も何度も色を調合して、富弘さんの納得する色にする。阿吽の呼吸だろうか。
口に咥えて描ける時間には限りがあるので、少しづつ少しづつ丁寧に仕上げていく。
そしてあの優しい草花が誕生するのだ。
…人生が二度あればなどと… その壮絶な人生が優しさを生むのだろう。