梅さんのかわら版.umelog

笛吹川フルーツ公園の紅葉

プレバト~雨宿り

2021-06-11 23:50:32 | プレバト俳句


 題:雨宿り                                                                                                                                                                                                                                              
1位 才能アリ伊集院光  濡れ鼠せめてどこぞの喜雨であれ
2位 凡人 高島礼子 夕立にぬれて行こうかウォーキング
 添削後 夕立も楽しウォーキングの歩幅
3位 凡人 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2) 集め汁忘れ去られる片頭痛
 添削後 味噌汁は熱し入梅(ついり)の片頭痛
4位 才能ナシ 若槻千夏 梅雨冷えで足元みたら靴ぴえん
 添削後 タクシーは来ず梅雨冷えの靴ぴえん
最下位 才能ナシ 橋本直(銀シャリ) 夕立に軒下誘われ知るパン屋
 添削後 夕立の軒よパン屋と知る香り

名人へ1ランク昇格 ◆三遊亭円楽
  夕立や尻っぱしょりを犬が追う
永世名人 掲載ボツ  ◆梅沢富美男
  紫陽花の蒼きはぜるや雨しとど
 添削後 紫陽花の蒼きよ雨にはぜる蒼


今回のお題の雨宿りは、季語ではない
そこで、季語を入れながら雨宿りの風景を詠むことになる
ここで、お題に忠実に作っているのは最下位の銀シャリ橋本だけだ
 『夕立に軒下誘われ知るパン屋』
最下位ながら、その取り組む姿勢に好感が持てる
上手くなるような予感がする

こんな句がある
 驟雨来ぬマグドナルドに雨宿り 高澤良一
とても簡潔だ
 かたつむり葉っぱの下で雨宿り 
なんていうのもある、分かりやすいしお題にとても忠実!

1位の伊集院の句は、いいと思うが、ちょっといい子ぶっているような、
雨宿りというお題からも離れすぎているように思える
邪心も見え隠れするような…

 頬近く藤房垂るゝ雨宿り 高浜年尾
高度になると、こういう句がある
自然あふれる、高浜虚子の花鳥諷詠の世界だ
NHKの小さな旅の音楽と映像が流れてくるようだ

今回は、「お題」について書いて見た