梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

間がずれている~そこが面白い

2024-01-21 12:55:33 | 日記・エッセイ・コラム

雨模様なので大量に新聞を買い込んだ

今日は有価物の持ち出し日。午前7時に集積所へ
当番が1時間も前だというのに一人黙々と雨水を掻き出していた
何処の町にもこういう奇特な人がいるものだ…

さて、販売部数一位を誇る地元の新聞に、凄い投稿が載っていた
自身の手術での医師の対応を告発するものだった
手術の最中に麻酔が切れて、30分間死闘を繰り広げたということだ
こんな目にあったのに、病院も、医師も、相談機関も何もしてくれない…
だからこうして新聞に洗いざらい載せてやるのだ!!
そういう怒りの告発だ

新聞の投稿欄はumeさんはよく読むほうだ
エピソードが面白くて読んでいて楽しい
だけどこの投稿は腹いせのようで、こんなもの載せてイイのかナと思った
投稿者のジレンマを感じるが、
世の中には法律で守られていて、どうにもならないこともある
投稿を怒りのはけ口ではなく、楽しいことに使って欲しいナと思う

もう一つの投稿は、
一年に一回は載せてもらうことを目標にするというもの…
せっせと書いてもあまり取り上げて貰えないらしい
ということで、ようやくタイトルの話になる

先週の朝ドラのブギウギの一コマ
《タナケンはスズ子に
「君の芝居は間がずれている」しかし「そこが面白い」と褒める
「君が舞台に立った瞬間、お客さんは君から目が離せなくなる。天性のものでしょう。
僕とは間が違うが、君はそれでいい。君は君のままでいなさい」》
こんなセリフがある

演技も文章もこれと同じだと思った
 素の文章でいい
 真のずれたような自分らしさが出ればいい
 人間が面白ければそれがいいエピソードとなるのだ
 それが掲載へと繋がっていく…

今日は、いっぱい新聞を読んで、いっぱい投稿を見て
そんなことを感じた