梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

プレバト俳句~100点満点

2024-10-19 23:46:00 | プレバト俳句


題:100点満点
1位才能アリ70点 望月理恵
   山粧う三面鏡に百の母
添削 星流る三面鏡に百の母

2位凡人60点 ニシダ
   数式にエナドリの染み降り月
添削 数式にエナドリの染み星流る

3位凡人50点 薮宏太
   誤字減点泣きべそ帰路に色葉散る
添削 誤字減点泣きべその帰路鰯雲

4位才能ナシ25点 青山祐子
   焼けた顔赤土で歓喜秋実る
添削 赤土のコート歓喜の秋高し

5位才能ナシ20点 笠松将
   まつりの後満点の月懐く風
添削 満点の月や祭の後の風

 2級へ1ランク昇格 ◆こがけん
   枝豆を買うダイハード放映日

 ガッカリ… ◆梅沢富美男
   百点に二重線あり豊の秋
添削 豊の秋闌け百点に二重線

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元々才能無しで、得点が最低だった人の汚名挽回の企画

今回は「季語が近い」ということについて書いてみよう
俳句では、これを「季語がつき過ぎる」と言う
1位と2位・3位ともこのことを指摘されている

「三面鏡」と「山装う」を取り合わせと言うが、
両方とも装うということで意味が近くて、説明的になっている
3位も又、「泣きべそ」と「色葉散る」の取り合わせが、
両方とも悲しい、淋しいという意味で、これ又近い

俳句を始めた当初は、兼題が出されるとその季語を一生懸命勉強した
そして、先ずその季語に近い句を作っていた
それが、良いと思っていた
衝撃を受けたのは、そういう句は駄目な句だったのだ
よくよく俳誌などを見ると、まったく違う取り合わせの句ばかり
季語を説明するような句は作ってはいけないのだと悟った

では、どこまで離すかと言うことは、夏井先生が以前NHK俳句でやっていたが、
「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺があるが、そんな微妙な離し方なのだ
これで成功したのが、
  枝豆を買うダイハード放映日  こがけん

夏井先生は、「季語「枝豆」と「ダイ・ハード」を取り合わせた効果の是非」
と言うことで、「取り合わせの感覚が掴めてきた」と大絶賛した
この感覚が大事なのだ
これを参考にすると良いだろう





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