梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

プレバト俳句~ケータリング

2024-09-06 15:33:58 | プレバト俳句

ロケ終盤夜食に並ぶ研修医 梅沢富美男


題:ケータリング

1位才能アリ71点 大友花恋
風爽か豚骨臭のシーン8
2位才能アリ70点 星野真里
綿あめや葉月のかかと浮かせたる
添削 ケータリングの端に綿あめある葉月
3位凡人40点 城田優
秋時雨運ぶ弁当台無しに
添削 弁当を運ぶ自転車秋時雨
4位才能ナシ30点 藤井隆
前のスリム新米小盛り真似てみる
添削 細身なる人真似新米を小盛り
5位才能ナシ25点 熊谷真実
食の秋ケータリングで2キロ増え
添削 楽屋への差し入れ多し食の秋

永世名人掲載ボツ ◆村上健志(フルーツポンチ)
ゾンビらに取っておく差し入れの桃
添削 差し入れの桃ゾンビらにニ十切れ

特別永世名人お見事! ◆梅沢富美男
ロケ終盤夜食に並ぶ研修医

今回のお題はケータリングで、芸能人には馴染みの題だ
ロケや収録等、日常茶飯事の光景だろう
半分くらいはその光景を詠んでいて
そうなると、人とは違うものを詠みたい

永世名人は二人ともロケ現場を詠っているが、
村上はボツで梅沢はお見事だった
その違いは、村上は説明をしてしまったことが敗因

「取っておく」が説明的なのだ
二十切れという具体的数字をいれると俄然よくなる
取っておこうがおくまいが、二十切れが映像として浮かぶ

初心者はどうしてもこういう場面を詠みましたよと言って説明をしてしまう
umeさんもそうだった、そして季語を調べてその季語の説明をするよう内容の句を作って失敗した
「これじゃ、季語の説明じゃん」と言われ、ハッとしたことがある
村上もベテランになっても、やっぱりこういうことをしてしまうのだナと思った
推敲が大事なのだ!!