「初めてウイスキーを飲ましてもろうた時、バリバリバリッって、体中に、電気が走った!」
実家が造り酒屋で、酒の味は知り尽くしているつもりだった政春は、このことによりウイスキーづくりを決意するわけです。この衝撃が日本の酒の歴史を変えたわけです。
そういうことからすれば、この住吉酒造の社長も大きな貢献をしているということです。
政春の実家から大阪へ…いろいろ問題はありましたが、これから大きな仕事をしていく政春にはもたもたしている時間はありません。ドラマは小気味よくポンポンと展開していきます。この大阪でも難題は用意してあります。
住吉酒造の娘との幻の婚約問題。しかし、社長が社長だけに、深刻さがありませんね。浪速の商人はそんな底意地が悪くないでしょう。こういったことがあればあるほど、二人の愛は深まるのではないでしょうか…
そして、さっそく現れたのがキーマンの鴨井商店大将の鴨居欣次郎。(サントリー創業者鳥井信次郎がモデルとなっています。)
サントリー創業者といえばどんな堅物が現れるかと思っていたら、なんと飄々として憎めない愛すべき人物。
ところどころに”なんでやねん”的場面が用意されていて、笑ってしまう…
とにかく政春がいいね、ウイスキーオタク、ウイスキーバカ、情熱が半端じゃない。