
万国旗小春の影を落としけり 森迫永依
題:万国旗
1ランク昇格2級へ 森迫永依
万国旗小春の影を落としけり
名人7段現状維持 森口瑤子
冬虹のかけらとなった万国旗
添削 冬虹に溶けて万国旗の残像
永世名人掲載ボツ 村上健志(フルーツポンチ)
万国旗隠し持つ手の如き鵠
添削 万国旗抱くか白鳥の羽撃
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万国旗と言うと、真っ先に思い浮かぶのは運動会だ
子どもにとって一年の行事の中で一番楽しみなのは運動会
その日は、豪華なお弁当持参で家族揃って見学に来る
見学どころか、父兄や祖父祖母の出番もある
万国旗と言うとそんな思い出がばかりだ
運動会園児手書きの万国旗 高澤良一
運動会果つ万国旗地に落とし 右城暮石
手品で帽子の中から鳩が出たり,万国旗が出たりする
それも懐かしい昔のことだな~
帽子の中からぞくぞくと万国旗の一つの日の丸も出る 荻原井泉水
それに比べ、森口と村上の発想は詩(ポエム)があり、独特の個性がある
新しく万国旗のイメージを作っている
俳句というものはその時の時で変わって行くものだ
夏井先生の添削があったものの、二人の発想はいいと思う
森迫永依の句は、一番若いのに、若さは無いナ
3名の句を、名前を伏せて若い順に並べろと言ったら、
3番だろう…イメージだけど
森口や村上は発想が豊かである