≪買初にかふや七色唐辛子≫ 石川桂郎
これは、正月になって初めて買ったのが七色唐辛子だったという句だが、
このような句が残っているということは、
随分昔から買初という習慣があったということだろう。
だが、七色唐辛子を買った時代と今は随分と違ってきた。
今は、買初というと福袋だ。この福袋を求めて行列ができる。
因みに、福袋と言う季語は無い。
今日は比較的穏やかな天候だったが、
いつものようにホッカイロと甘酒が配られた。
この行列は中銀側だが、北側にもっと大勢の行列が出来ている。
今日は、箱根駅伝の様子を後ろの女性に見せてもらっていたので、
良い時間つぶしとなった。
紅白の餅が店頭で配れていたので頂いた。
赤い方はアンコで、白い方がキナコだった。
搗きたてだったので美味しかった。
杵に臼、そして法被と正月気分満載だ。
福袋と言うのは、中身が分からないから楽しみなのだがちょっと不安ということもある。
でも、三万円相当が一万円とか言われるとついつい手が出てしまうものだ…