我が家というのは、
一難去れば、その隙間にすすすっと、
また一難がやってくる。
おはようございます。
願わくば、それが猫のことでなければ、それでいい。
しかし、ある日、弊社の車庫でチャー坊の世話をしていたら、
一人のドライバーが近づいてきて、
「朝さ、カラスが車庫の中に3羽も居たんだけど、
ちょっと困っちゃうよなぁ。」
と言いに来た。
チャー坊の食べ残しを狙って来ているのだろう。
私は焦った。
これは苦情だと捉えらて焦ってしまった。
そんなバカな!
カラスが車庫内にちょっとの間いるってだけで、
で、何が困るって言うの?
私は、内心そう思った。
チャー坊が会社に住み着くようになってから、
私は隙を見ては会社の敷地内を清掃するようになった。
チャー坊の大便も、もちろん毎日拾っている。
猫が嫌いな人だっているだろうからさ。
だから、少しでもチャー坊が嫌われないように、
「あの猫が居るようになってから、なんだか心地いいかも」
と、ちょっとでも感じてもらえればと願って、
日々、人の目を盗んで、コソコソと敷地内をウロウロしている。
それなのに?と思ってしまったのだ。
この星の隅っこで、猫がただ静かに暮らすことが、
そんなに困ることなの?
どう困るっての?
ゴミをポイ捨てしてるやつらの方が、厄介だろうが!
湧き上がる思いを堪えて、私はへらへらしながら
「食べ残しは、なるべく片付けるようにしてんだけどね~、えへへえへへ」
と誤魔化すように、チャー坊を撫ぜていた。
すると、ドライバーは、こう言った。
「茶太郎が、カラスに襲われんやろうか?」
と。
「ん?」
「茶太郎が、カラスに襲われんように、何か考えた方がいいと思う。」
と。
「へ?」
そっち?
そっちだったんだ。
ドライバーが困ると言ったのは、そっちだったんだ。
そして、このドライバーは茶太郎と命名している。
『チャー坊』が浸透していない?!
そんなバカな!
私は、愕然とした。
そして、大いに笑っちゃった。
きっと、茶太郎じゃなく、チャー坊は大丈夫だろう。
カラスでもセキレイでも、彼ならうまくやれる。
彼は、凄まじく賢者なのだ。
でもまあ、車庫内の清掃は強化しないとな!
そんな同時期に、我が家では、
父さんから、用事で行く場所の地図を出して欲しいと言われた。
「駐車場の場所も分からんし、パソコンなら詳細な地図が出せるやろ?」
と依頼されたのだ。
それに応えて、プリントアウトした地図を渡すと、父さんは言った。
「おまっ、そんなバカな!」
と。
どや顔で渡した自分でも、
なぜ、これでいいと思ったのかが分かりません。
もう一つ、分からんがこれです。
のん太「こんちつわ」
そんなバカな!
どうやって、格子の骨組みをぶっ壊したの?
ねえ、いつ?
そして、最後
おたま「おら、ここで寝てたんだぞ」
そんなバカな!
座ってる段階でミチミチなのに?
本当に、みっちり埋まって寝ていたのだった。
そこは撮れなくて無念じゃ!