うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

外交に失敗

2016年07月21日 | 日記

そういえば、昔、

エレベーターから降りる私を、

しなやかな腕でエスコートしてくれた、

異国の青年を思い出した。

見ず知らずの青い瞳の男性に、

私は思い切り、背伸びをして言ったんだ。

「てんきゅー」と。

彼は微笑みながら、

「どういたしまして」と

流暢な日本語で答えてくれたっけ。

 

おはようございます。

私の通勤手段は自家用車だ。

そのために、

住んでいるマンションから少し離れた駐車場を借りているのだ。

 

先日、いつも通り駐車場に車を止めて降りると、

私の目の前に、また異国の青年が立っていた。

今度は、浅黒い健康的な肌を持つ、

漆黒の大きな瞳を輝かせた異国の青年だ。

その青年が、人懐こい笑顔で私に話しかけてきた。

流暢な日本語ではなく、かなり片言の日本語だ。

かなり片言だが、懸命に何かを伝えようとする青年に

私も答えようと必死だ。

互いの声とジェスチャーが飛び交う中、

ようやく、

工事の予定があり、その日は、駐車できなくなるという、

お知らせをキャッチすることが出来た。

言葉じゃなく、心でキャッチしたのだ。

それだけでも、ゆうに5分は経過していた。

私と青年の心が、国境を超えるには、充分な時間だった。

 

だから、彼の次の言葉など、言わずとも解っていた。

青年よ、日程が決まったら、そのお知らせをポストに入れたいのだろう?

では、言おう。

 

私はパビリオンに住む者です。とハッキリ伝えると、

青年は、

ん?と首を傾げた。

 

パビリオン。ともう一度伝えると、

青年は、またもや

ん?と。

 

ここで、私はピーンと閃いた。

そうか、カタカナ英語では聞き取れないのか?

ネイティブな発音を求められているのか?

では言おう。

 

パビーリオン!

パビリーオン?

だめか・・・

 

パビーウィオン?

パビーウィエン?

どう?だめ?

パビーウィオン、ユーノウ?

 

リの発音が、完全に消えてもうとるやないかと思いながらも、

私は必死に、私なりのネイティブ発音を繰り返した。

 

あそこをね、ちょっとストウェートに行くとあるの。

パビーウィオンが。

パ・ビー・ウィ・オン!

パ・ビー・ウィ・オン!

パ・ビー・ウィ・オン !

ネイティブイングリッシュは、もう何がしかのスローガンと化し、

私は、前へと指を指したまま、それを一心に唱え続けた。

 

その時だ。

私の背後から救いの声が。

「あ、あの、住所とお名前を紙に書いて頂ければ・・・」

オオ!ウェルカム・ジャパニーズ上司!!

 

一瞬にして日本人に戻った私は、反射的に、

たまたま社から持ち帰った便箋と筆ペンに

マンション名と名前を書いて手渡した。

たまたま持っていた、

「吉本新喜劇」便箋に。

 

こんな時に限って、こんなふざけた便箋に名前を記してしまった。

そして、私は今、お知らせが届く事を願いながら、

不安に苛まれている。

まさか、あの勢いで、

「パビーウィオン」と書いてやしないか、おかっぱよ?と。

 

おい、おたま!

ちょっとだけ舶来の香りが漂う、おたまよ!

おたま「僕は和式を 勉強中だぞ」

 

 

おたま「おぉ これぞ 和式か」

 

 

おたま「すげー かっくいいぞ あや姉ちゃん」

 

 

おたま「さすが クール ジャペン!」

 


お見苦しいモノざんまい

2016年07月19日 | 日記

暑いですね。

本当に暑い。

そうなると、

せめて爽やかなモノを眼にしたくなりますよね。

 

おはようございます。

母が衣替えついでに、要らない物をくれたので、

今日は「ババァのお下がり」シリーズです。

そうなると、私の中の悪魔が囁く。

だったらさぁ、

この際にさぁ、

お蔵入りの見苦しい画像もさぁ、

ついでに出しちゃいなよ。

 

という事で、まずは・・・

 

「窓越しの、よね」

とてつもなく汚れた窓による、ぼかし効果を利用した撮影法。

 

 

「箱たち」

素敵なポーズでまどろむうんこの背景が、箱。

 

なんなら、箱がメイン。

 

 

「ネコとおじさん」

わざわざ一眼で撮影した、すね毛とあや。

 

 

このドサクサに紛れて、ババァのお下がり

「ルームウェア」

やっぱりね。

やっぱりヒョウ柄なんだね。

 

「腹巻き」

この季節に、くれるんだね、母さんは。

 

「ウィッグ」

そろそろ散髪したいなぁと呟いただけなのに、

お洒落カツラをくれるという、太っ腹な母さんなんだね。

 

これらを組み合わせてみたらさぁ、母さん

「肉食系、変なおじさん」になったよ、母さん!

 

おっと、こんな時間か。

それでは

これが

 

これなんで

 

ドロン致します。

 

申し訳ありませんでした。


ネコは、泣いた

2016年07月17日 | きくの事

拝啓

極楽の住み心地はいかがですか。

そちらには、季節はありますか。

花は咲きますか。

風は、吹くのでしょうか。

 

この世は、貴方が苦手だった、暑い夏になりました。

貴方もよくご存じの通り、私は相変わらずケチですが、

ちゃんとクーラーを使っています。

そうしないと、おたまが溶けて無くなりそうなので、気を付けています。

あやは、暑いとか寒いとか、そういう感覚を持っていないと思うんです。

もう少し、大人しくして欲しい位、元気です困っています助けてください。

うんこは、少しほっそりして、動きが若干軽やかになりました。

リバウンドを目論んで、おやつをねだってきますが、

私は負けません。

おじさんが全敗です。罰を当ててやってください、ぜひ。

よねは、動かないから、多分としか申せませんが、元気です。

動かないせいなのか、ちょっと夏太りした模様です。

あっちが痩せれば、こっちは太る。

二進も三進もいきません。

そして、

きくも元気ですと、ようやく貴方に伝える事ができますね。

 

貴方が旅立った、あの日、きくは一度も声を出さなかった。

普段は騒がしいきくが、他のネコに唸り声をあげる事も、

何かを要求して大きな声で鳴く事もなかった。

この部屋が、珍しく静かだった。

 

そして、箱に入れられた亡骸に、きくは縋った。

用心深いきくが、

見慣れない箱の中の貴方の上に乗ってまで縋っていた。

きくは、静かに泣いていた。

 

貴方の亡骸さえも無くなった日から、

きくはこれまで以上に騒がしく鳴くようになった。

夜中だろうが、朝だろうが、

まるで、貴方を探すように鳴き続けた。

他のネコ達が、視界に入る事すら許さず、

私の声も耳に入らず、延々鳴いていた。

泣いていたんだ、ずっと。

 

元々細いきくの体は、

気付けば、酷くやせ細っていた。

このままでは、きくが壊れてしまう。

そう思い、様々な対策を試みたが、すべて徒労に終わった。

 

ある日、私は貴方の匂いを消してしまおうとした。

もう帰ってくる事はないのだと、きくに解って欲しかった。

うめの使った毛布も、

うめが食べていた皿も、

すべて捨ててしまおうと。

 

まずは、貴方の薬箱を開けてみた。

その中に、未開封の容器があった。

貴方が酷い認知症に陥った時に貰ったサプリメントの容器だ。

不安や緊張を和らげるためのサプリメント。

貴方はこれを飲む事なく、逝ってしまった。

きくに打ってつけの物を置いて、逝った。

 

きくは、それを飲みながら、移ろう時の中で、

貴方がいない今を、ゆっくりと受け入れている。

貴方のお気に入りだった毛布の上で。

貴方のお気に入りだった机の上で。

貴方の匂いが消えていく、この家で、

きくは、以前より少し強くなりました。

 

きく「私は、もう大丈夫よ」

 

 

きく「こんな毛むくじゃら、どってことないわ」

 

 

きく「あなたのように、振る舞えばいいのよね」

 

 

きく「おい、メス豚ゴリラ!なんとかしろって言えばいいのよね」

言わないから。うめさんは、私の事、ゴリラって言わないから!

ん?

うめさんも言っていたの?こっそり?

うめさんめ~~!?

かしこ。

 


ズレてる運

2016年07月15日 | 日記

決して、諦めたりしない。

腐ったりしない。

夢を、掴むまでは・・・

 

おはようございます。

そんな訳で、今年もサマージャンボを買いました。

私は以前、占いでクジ運が良いと出たのだ。

しかも、生まれつきのクジ運だ。

生まれつきだ。

だから、私は当然、

その部分にすがって生きてゆこうと決めたのだ。

 

考えてみると、当たっている。

いろいろ、当たっているのだ。

例えば、コンビニで引くクジでは、

毎回のように「豆乳」が当たっている。

ちなみに、私は豆乳が苦手だ。

あれもだ、あの・・・

チョコなのに口の中でパチパチするチョコも当てたんだ。

意味が解らん食べ物だった。

 

一昨年のサマージャンボを買った直後は

ガソリンスタンドのクジで「5円引」を見事当てた。

ハイブリットカーに乗る私には、正直実感が持てなかった。

 

去年のサマージャンボを買った直後なんて、

車に当てたんだ。車をではなく、車にだ。

事故だ。

軽い当たりで、大事にならずで良かった。

本当に、申し訳ありませんでした。

 

うん、当たっている。

目標は、ちょっとずれているが当たっているじゃないか!

来てる、来てるぞ、おかっぱ。

 

そうテンションを上げて、昼休みに宝くじを購入した。

当たれ、今度こそ、当たれ~!と念じながら。

 

で、その当日、色々当たりました。

 

帰宅途中

ドロ。

ズルッと滑って、ドロがはねた。

結構な量が、当たった。

 

 立ち寄ったスーパー

パン粉。

1個、会社で頂いて帰る途中のスーパーでのクジで、もう1個当たった。

生パン粉と普通のパン粉をコンプリート!

 

そして、帰宅。

グーサイトの企画「編集長おススメ」的なものに

記事を紹介していただきました。

という知らせをブロ友よちこさんに教えていただきました。

これもまた、当たったという感覚でした。

ありがとうございます。

そんなに閲覧数が増えた実感もないまま過ぎておりますが、

ポンままさん、ご心配いただき、ありがとうござます。

お越し下る皆さま、いつもありがとうございます。

なんだか、気恥ずかしいですが、今後も頑張ります。

 

そんな訳で、

これまでの私の経験からすると、

サマージャンボは、今年も当たらないと見た。

 

でも、諦めない。

我が家のおじさんも、諦めたりしない。

おたまが、嫌がって垂れていても諦めない。

 

私が抱いた時のように

こんな感じのを夢見て

 

おじさんは

 抱き続ける。

 

 

爪を立てられても。

 

そんなおたまは、昔は

肩乗りネコだった。

小豆ママさん、こんな感じだったのよ~。

 

 

おたま「おじさんには 乗らないもん」

なで肩だもんな、おじさん。


芸術の、夏

2016年07月13日 | 日記

会社で世話をしている胡蝶蘭が、

咲きました。

私は、その美しく咲いた様子を撮影し、

それを、実家の父さんにプリントしてほしいと頼んだのだ。

胡蝶蘭をプリントしてくれと頼んだだけなのだ。

 

なのに・・・

渡したUSBに保存されている、他の画像をプリントする父さん。

その写真を無言で手渡された母さんは、また無言でペンを走らせた。

 

「腹を痛めて、産んだ娘」

こんなんか?

私、こんな感じか、母さん?

酷くねーか、母さん?

 

写真に、変な線、描いちゃってるよな、母さん?

腹を痛めて産んだ娘に何をするんだ、母さん?

 

こうなると、母さんの絵心が止まらない。

 

「おたまとあや」

おたまを拾った時、母さんは言っていたよね。

この子は、長毛の白猫や。おかっぱがペルシャ猫を拾ったって。

友達に自慢して言いふらしてたもんね。

うちに、ペルシャの子猫が来たんやって。

その願望が今だ捨てきれず、絵に出ちゃってるんだね、母さん?

おたまとあやは、こんな感じだよ、母さん!

 

「おかっぱも負けじと描いた」

・・・・・やっぱり血は争えんな、母さん!

 

そして母さんは、さらに負けじとペンを走らせた。

 

「犬のジョン」

母さんは、若い頃、犬を飼っていた。

ヘルシーという名のコリー犬を飼っていた話はよく聞かされたが、

ジョンって、誰だい、母さん?

初耳だよ、母さん?

え?想像上の犬?

なぜこの期に及んで、実在したヘルシーを描かず、想像上の犬を、ジョンを?

 

という、ある日の朝の一コマであった。

おはようございます。

朝から何しているんでしょうね、この親子。

 

おい、君たち!

実写のおたまとあやは、何をしてるんだい?

 

 

ゆるく遊んでいるんだな?

 

 

ここから、どうなるんだい?

 

 

何もしないんだね、短毛のおたまよ!