うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

ねこのおしゃべり

2016年07月11日 | うんこの事

 

おたま「うんこ姉ちゃん、いつもコレ持ってるね?」

 

 

 

うんこ「これはね、うんちゃんの大事なねずみさんよ」

おはようございます、うんちゃんよ。

 

うんちゃんはね、昔は、独りぼっちだったのよ。

あやが来るまでは、母さんがくれたねずみさんが

うんちゃんの、唯一のお友達だったの。

 

まだ、うんと小さい頃、うんちゃんは病気ばっかりで、

ネコの姉ちゃん達とは、あんまり遊べなかった。

母さんとばっかり遊んでた。

うんちゃんの母さんは、人間でしょ?

だからかな?うんちゃんは、ネコの流儀が全く身に付かなかったの。

しかも、うんちゃんはね、

ほんとは、すごく強いのよ。

だから、そのせいで、

姉ちゃん達に、怖がられて嫌われちゃった。

 

今思えば、あの頃のうんちゃんは、

そうね、無礼な暴れん坊将軍。

想像してみて。無礼なマツケンなんて、がっかりよね。

そんな吉宗、観たくない~って視聴率ガタ落ちよ。

打ち切り決定だわ、まったくもう、いいかげんにして。

あっ、それでね、

大人しいよね姉ちゃんでさえ、うんちゃんを本気で怒ったわ。

そりゃ怒るわなぁっていう事、いっぱいしたから当然よね。

うっかりよ、うっかり八兵衛。

あっ、おたま、分かる?

高橋元太郎さんのはまり役よ。聞いてるの?

 

きく姉ちゃんは、うめ婆ちゃん以外のネコを嫌うでしょ?

あれもね、うんちゃんがきっかけなのよ。

ネコ嫌いになった決定打を打ったのは、うんちゃんよ。

全盛期のクロマティーを彷彿とさせる程のパフォーマンス。

ここでも、またまた、オウ、ノー、うっかりエイトメン!

クロマティーだけに、英語なわけよ。

おたま、分かる?聞いてる?

うんちゃんの連日ナイター営業で、きく姉ちゃんの口が悪くなったの。

あの頃からよ、母さんの事をメス豚って呼ぶようになったのは。

うんちゃんの事は、メス豚の鼻くそって呼んでたっけ? うふふ。

 

うめ婆ちゃんはね、優しかったなぁ。

たまに叱られちゃったりしたけど、それでも優しく守ってくれたのよ。

一生懸命、いろいろ教えてくれようとしていたけど、

うんちゃん、上手く出来なかった。

 

それで、うんちゃんは決めたの。

独りで居ようって。

母さんがくれた、ねずみさんと居れば淋しくなんてないって。

なるべく、皆と離れて隅っこに居れば、

母さんやうめ婆ちゃんを、困らせなくて済むものね。

 

だから、遊びたい時は、うんちゃん独りで、

せっせと母さんの真似っこをして遊んでいたの。

引き出しだって、扉だって、

母さんみたいに開けられるようになったのよ。

凄いでしょ?

でも、叱られちゃった・・・。

 

そんなある日、

母さんが、小さなネコを連れてきたの。

それが、あやちゃんよ。

そして母さんが、うんちゃんにこう言ったの。

「これは、大事。うんこ、頼むぞ。」って。

母さんが、うんちゃんにお手伝いしてって言ったのよ。

嬉しかった。

だからね、あそぼって言ってあげてね。

それで、うんちゃんお得意のガブーっをしたの。

そしたら、あやちゃんがギャッて泣いちゃって、

うんちゃん、びっくりして、母さんを見たの。

また叱られちゃうと思って。

でも母さんは、

「うんこ、もっと優しくね。大丈夫よ。」って。

しかも、笑顔で言ったのよ。

鬼か!あんたは鬼か!ってぐらい怒ってばっかだった母さんが、

うんちゃんを、笑顔で応援してくれたの。

すごく気持ち悪かったわ。

だからね、うんちゃん頑張ったのよ。

 

すごいの、あの子。容赦ないんだからぁ。

 

後ろからは、やめれって言ってるのにさ、

こうよ?どうよ?

 

でね、そろそろお昼寝よって言うと、

暑い!火照った体には、きつい!

 

で、起きたらすぐ、

また、こうなる訳よ。

だから、暑いって!

 

そんな、おたまだって、笑ってる場合じゃないわよ。

お前も、いっつも、

乗ってきたのよ。暑い!

 

暑いんだってばさぁ!!

 

 やれやれと思っていたらね、

あらやだ、今度は3匹なの、母さん?って呆れちゃったわ。

 

うんちゃん、忙しすぎて、ガリガリになっちゃう~ってか! 

 

 

お転婆な子猫が、我が家にやって来て、

擦り傷をいっぱい作りながら、懸命に世話をしたうんこは、

どうやら、ネコの流儀を覚えたようだ。

 そして、今は、

うんこの側には、いつもあやとおたまが居る。

よねも、うんこを恐れなくなり、側で寛ぐようになった。

筋金入りのネコ嫌いになったきくは、

うんこの変化とともに、少しだけ改善したように見える。

「悪ささえしなけりゃ、居てもいいぞ。鼻くそどもめ!」と。

心配していたうめも、その姿を見て安心して極楽へ旅立った。

うんこは、独りぼっちではなくなったのだ。

 

 

 

うんちゃん、偉いでしょ?

 

そんなうんこは、

今でも、ちゃんと、ねずみさんも大事にしている。

偉いんだな、うんこは。

 


嬉しい事2つ

2016年07月09日 | 日記

今日は、雨の土曜日だ。

空模様はあいにくだが、

私の心は、晴れやかなのです。

 

おはようございます。

ここ最近、私には嬉しい事が幾つかあったのだ。

 

ひとつ目は、嬉しいと同時に

ちょっとしたカミングアウトでもある。

「雰囲気」という漢字。

実は、この漢字を、

私は今までパソコン上で使用した事が無い。

いや、使いたくても使えなかったのだ。

雰囲気は、「ふいんき」と読むもんだと思っていたのだ。

「ふいんき」を変換すると、府インキになる。

では、これはどうだと、探りを入れる。

「ふうんき」か?パソコン界では、そう読むのか?

で、「ふうんき」を変換してみる。

結果は、不運機だ。そうきたか!

そんじゃ、「ふんうき」か?「ふううんき」か?

なんなら、「ふいうき」でどうだ?

そんな訳で、雰囲気という漢字が使いたい時がやってくるたび、

私は、延々こうして戦い、

結局、「ふんいき」に辿り着けずに時だけを費やした。

雰囲気ある部屋と表現したい時は、いい感じの部屋と書いていた。

しかし、そんな虚しい日々とも、これでおさらばだ。

祝・雰囲気、ついに我がパソコンに現る!

 

もうひとつは、

以前、転んだ事をきっかけで、壊れた携帯電話の中に収められていた画像だ。

昨日、その画像のデータを、ついに取り出す事に成功したのだ。

これは、本当に苦労したのだ、

弊社の社長が。

 

もう二度と観る事が叶わないと思っていた画像の数々に再会できた。

祝・ガラケー画像カムバック!

私の死にぼくろ。

 

こっちの死にぼくろ。

 

今日は、この事をお伝えできて、本当に感激で胸がいっぱいなのですが、

これで〆てしまうと、アレなので・・・

 

おたまの、貴重な画像も取り出せた事を、お伝えいたします。

赤ちゃんの、おたま。

 

そして

可愛さ絶頂期の、おたま。

カメラといえば、ガラケーのカメラしか持っていなかった私は、

ガラケーを構えて、思い出を撮影していたのでした。

 

そんな私も、今じゃ、時には、一眼を構えるようになって、

こんな顔を撮っている。

携帯のカメラを構える手は、デジカメへ。

ふいんきだと思い込んでいた脳は、ふんいきへ。

おかっぱ、ちょっぴり成長。そう思う今日この頃に、乾杯!


あや特集

2016年07月07日 | あやの事

ちょうど4年前の

七夕の翌日に、私はあやと出会いました。

 

 おはようございます。

川から拾った子猫は、びしょ濡れで震えていた。

いくら拭いてやっても、どれだけ温めてやっても、

子猫の震えは止まらなかった。

怯えた子猫だった。

 

その日の夜、川辺で鳴いているネコの声に、

はっと気づいた。

子猫の母親が探しに来たのかもしれない、と。

 

急いで、子猫を抱き上げて

外へ飛び出していくと、

1匹の野良ネコが、私を見て逃げ出そうとしている。

 

「この子、あなたの子じゃないの?」

咄嗟に、そう言いながら子猫を掲げて見せると、

野良ネコの足はピタリと止まった。

 

私は一瞬、躊躇したが、

それでも子猫を、地面に置いてみた。

すると、それまで震えるばかりの子猫が、

野良ネコの元へと駆け寄って行ったのだ。

 

やっぱり母さんだ・・・

 

母ネコは、駆け寄ってきた子猫を

丁寧に毛づくろいしてやり、

そして突然、

子猫を置いてサッと消えた。

 

その数分後、家に連れ戻すと、

 ついさっきまで怯えていた子猫は、一瞬にして変わった。

瞳は強い輝きを宿し、尻尾は真っすぐ天を差して、

大きな声で、鳴き出した。

あやの、お転婆伝説の幕開けだ。

 

眠っている時と食べている時以外、

止まったら死んでしまう海洋生物のごとく、

飛んで跳ねて、ピチピチ動き続ける。

カーテンレールの上に登れば、

てっぺん取ったぞーと雄叫びを上げて、

すぐに、降ろして~と叫ぶ。

遊びたいと思ったら、

何が何でも遊べと喚いて付きまとい、

座っていれば、延々背中に跳び蹴りを喰らわす。

犠牲者は、私だけにはとどまらない。

うんこなんて、サンドバックだ。

他のネコ達だって、

普通に歩いているだけで、

背後から

ダダダっと大きな足音で突進して驚かせるという、

あや、お気に入りの遊びのせいで、

その音に、一家もろとも、心の臓が止まりそうになる。

 

気が済むまでやってやろうじゃねーかと、

半ばヤケになった私は、

右手にジャラシを持って、

日々、暇さえあれば激しく遊ぶ事を続けた結果、

あやは、治まるどころか、

どうやら強靭な肉体を手に入れたらしく、

いくらでも遊べる、不屈のネコに成長した。

あやのバテる姿を、見ることは1度も叶わぬまま、

そんな日々を送る中、ある日気付いた。

私の右腕、太くなってる・・・。

うんこ、ちょっとほっそりしている・・・。

七夕の日、私は必ず思い出す。

あの時あやに、母さんがしてくれた最後の毛づくろいは、

元気に暮らせと願いを込めた、            

まるで魔法のようだったと。

 

 母に魔法を掛けられた、お転婆娘は、

実は、うんこをも大きく変える事となったのだった。

その話は、またの機会に致しましょう。 


あわてん坊

2016年07月05日 | 日記

負けた・・・

この人に負けた・・・

 

おはようございます。

先日、仕事帰りにスーパーで買い物をしてレジに並んだところ、

お会計をしている女性の様子が、なにやらおかしい。

「ないわ?あれ?おかしいわ」と言いながら、

バッグをまさぐっている。

 

見た目は、とても品の良い感じのマダーム。

身に付けているモノ、すべてが上質だ。

そのマダームが、お困りのご様子。

 

どうするのだろうかと固唾を飲んで見ていたら、

マダームは、くるっと私に向かい、

こう言った。

「あなた、確認してくれないかしら?」

何を?え?何を?

 

「このバックの中、本当にお財布は無いかしら?」

と、バックの中をガバッと広げて、見せてきた。

私は、一瞬なぜか眼を背けた。

見てはいけないモノを見てしまった気がしたのだ。

まるで、スカートがぴゃーっとめくれた人の

パンツを見てしまった時の様な、そんな罪悪感に襲われたのだ。

 

しかし、マダームが、お困りだ。

私は罪悪感を捨て去り、バックの中に眼を凝らした。

 

この赤いのは?と指さすと、マダームは、

「それは違う!」と即座にぴしゃりと答える。

 

あっ、このチャックの中には?と質問すると、

「ない!」と、ぴしゃり。

 

私は、ヘタな事を言うと叱られるという恐怖に囚われ始めた。

そして、恐る恐る、言ってみた。

お家にお忘れになったのか・・・・なっ?

 

私のその一言で、マダームは更にきっぱりとした口調で言った。

「家に忘れた。という事で間違いないわね。間違いないのね?!」

 

ファイナルアンサー?私が決めるの?

私には荷が重すぎる決断だった。

しかし、

このままでは埒が明かぬと思い、

真剣な面持ちで、深く、そして力の限り頷いた。

 

マダームは、私のファイナルアンサーに納得し、

レジ係に、

「ちょっと、このままにしておいて。

家に財布を取りに行ってくるから。」

と伝えて、走り去っていった。

 

私とレジ係が、お互い顔を見合わせて、

一安心といった空気を共有した直後、

家に戻ったはずのマダームの声が店内に響いた。

「どなたかー、私の車のキーを持っていらっしゃるかしらー?」」

そして、店の奥から一人の店員さんが飛び出してきて、叫ぶ。

「これですかー?」

 

そうして

店内は、なぜ?の空気が、広がって行ったのだった。

私も、あわてん坊だが、

マダームには敵わない、そう思ったのであります。

 

そんな、おたまも、落ち着きたまえ!

おたま「ぼく みずが のみたい」

 

 

おたま「こうすれば のめるかな?」

 

 

おたま「のみづらいぞ。 わかった!」

 

 

おたま「こうして からに」

 

 

おたま「こうだ。のめたぞ」

おたま、落ち着け。

もっと飲みやすい方法があると思うぞ!


涙のわけ

2016年07月03日 | 日記

私の体は、私のモノ。

私の心も、わたしのモノ。

だけど、ちっとも分からない。

 

おはようございます。

私の口は、どうしてこんなに大きいの?

なんのためなの?

歯も出てるけど、なんのためなの?

 

私の眼は、どうしてこんなに小さいの?

視野は、これで大丈夫なの?

小さい割に、ゴミが入る率が高めなのは、どうしてなの?

 

私の鼻は、どうしてこんなに低いの?

メガネがズレ落ちるの。

大村崑さんじゃあるまいし?

 

その鼻の周辺の毛穴、開いてきてるの、どうしてなの?

足のカカトの分厚い角質は、何から守ろうとしているの?

年々、体毛が濃くなってきているけど、止めてもらえない?

 

どうして突然、悲しくないのに、涙が出ちゃうの?

嬉しくもないし、淋しくもない。

疲れてもいないし、痛くもない。

ほんの一瞬、

あの手を、あの子の手を、

思い出しただけなのに?

 

うめさんは、

よく私の手に、自分の手を乗せていた。

どうしてだったんだろう?

うんこも、最近 手を乗せてくるのは、どうしてなの?

 

 

うんこ「どうして 笑いながら 泣いてるの? かあさん」

 

 

うんこ「わかった! おやつが貰えなくて 頭がおかしくなったのね。かあさん」

これだけは、ハッキリ分かるぞ。

違う!!