今日は73回目の終戦記念日、平成最後の戦没者追悼式が開かれます。
310万人の戦争犠牲者に黙とうします。
昨日の新聞に、終戦時海軍相が米国調査団に聴取された証言記録が載っていました。
証言録は、1945年11月17日付のものです。
米内光政という1940年には首相も務めた人の証言に、悲しさと怒りを覚えました。
最初からやりおおせるものではないと感じていて、何度も終戦のきっかけを感じつつ、
「ずるずると戦争を続けた」という言葉、冗談じゃない!と思いました。
国の中枢にいる人間が負けると分かっていながら、陸軍の強硬姿勢に押され、
ますます多くの犠牲者を生んでしまった、そう読み取りました。
正しい情報が伝えられなければ、正常な判断もできません。
強そうで怖いものに対抗する勇気も、一人では力にならない。
犠牲になったのは、日本人だけではありません。
戦争に関する話を聞きながら、考えます。
失敗を繰り返さないために、一番大事なのは何だろうと。