青春18切符旅行 雪の舞い散る金沢へ行ってきました
片道5時間22分の旅。 鈍行と快速のみ。物好きな旅です。普通の人では考えられない旅。てこと。
往復10時間44分電車の中。あきない。おしゃべりであっという間に着く感じです。
金沢と云えば・・「兼六公園」。 ”真弓坂”入り口
兼六園の周りを一周。
雪の降る中・・なんとも情緒があります。 相棒と言葉もなくしんみりと・・。
私の金沢はなんてったって・・昨年10月 孫の姉弟と三人で探し当て喜んだ『走れ!』
今日の『走れ!』 一面の雪の中
「今年も頑張ります」と誓い新たに涙が出る思いで眺めました。
車中のおしゃべり・・・
相棒「何のために走るの?」 「何のために聖書をそれだけ勉強するの?」 聞いてきます。
私 「何のために青春18旅行をするの?」 聞きなおしました。(ユダヤ式会話。質問に質問で答える)
相棒「楽しいからよ。」
私 「私も同じよ。走るのも聖書の勉強も楽しいからよ。」 答えになったかしら? 真実です。
カトリック金沢教会 パイプオルガン イタリア産
オルガン練習の婦人。私達訪問中・・パイプオルガンを弾いておられた
心に染み透ります。
相棒の今回の目的・・金沢教会訪問と金沢の工芸品見学
私の目的・・・・・・『カニ』 と 『のど黒にぎり』。そして工芸品。
限られた時間なのに・・相棒は教会から動かない。
「あちこち行く予定をこなす時間がなくなるよ。」 私の言葉に・・聞く耳なしの相棒。
”息子推薦の「宝生寿司」に行けないよ~”。 あせる私
車中のおしゃべり・・・
相棒が「何のために青春18旅行をするの?」・・・もし私に聞けば
私の答「あなたをなぐさめるためよ。」 答えないでしょうが・・。答えです。
相棒は夫を亡くして7年。
夫を亡くしたばかりの相棒・・生きる気力を失い。体を悪くした。閉じこもりだした。
難病の夫の看病10年の相棒を見てきた私・・相棒を慰め元気を取り戻すために青春18旅行に誘った。
春・・夏・・冬・・6年間。 青春18切符旅行が続いた。
夫を亡くして7年目を迎えた今日の相棒。元気いっぱい。
「夫との別れがすっかり出来たわ!」ですって。そんなものなのですね。驚きました。
いつまでも・・教会を離れない相棒。
”夫との永遠の別れをしているのかしら?” な~んて考えた私。
今日丸一日。相棒の好きなように過ごして頂くことに。覚悟決めた私。
『キリスト降誕』 見事なステンドグラス
↑どちらも↓ 金沢大学先生の作品だそうです。
『キリスト復活』
私:イタリア人司祭と話して相棒を待ちました。
来日して50年の司祭。名古屋→あっちこっち→金沢教会30年。だそうです。感謝感謝。
私:息子の「宝生寿司」あきらめました。娘家族と3回訪れた「割烹むら井」が近い。←訪問と決めました。
「海鮮丼」 少しカニが盛られました。「サービスです」ですって2000円
おいしい ので 「カニづくし」は諦めがつきました
初めてのカウンター席 輝くほどに研ぎ澄まされた包丁が並ぶ
せめてと・・もう一軒・・近所のすし屋
のど黒 なめら
白身のトロ:のど黒 幻の超希少ネタ:なめら
白魚 加賀らしく金箔がのって
石川県立美術館で、時空を超えて、加賀美術を楽しみました。
大好きな『古九谷焼き物』
どなたか私にプレゼントしてくださらないかしら? ないよね。
私の絵の「色合い」として「画法」として・・しっかり目の奥にしまってきました。
『何のために青春18旅行?』
今日の青春18切符旅行・・相棒の「夫とのお別れ旅行」でした? 相棒は心が吹っ切れたようでした。
6年の年月が流れ・・第二の人生に力強く前進してくれますことでしょう。
今回も素敵な青春18切符旅行となりました。