どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

Japanese Way さらば セコイア君

2008-04-12 03:16:30 | うるるん

帰国前最大の懸案であった、車を売る が昨日契約にこぎつけた。

 

買ってくれたのは、お子さんの小さい、アウトドア派の日本人のご家族。南の州から、ミシガン州に引っ越してこられたという。カナディアンロッキーの自然を楽しみたいそうだ。

 

わがセコイア君はそんな家族にはきっと、うってつけの車に違いない。

 

しかし、ここに来るまでが長かった。いろいろな訛のある英語で電話がかかってきた。幸いにも、親しい米人の友人が中にはいって、交渉を引き受けてくれたので、危ない橋を渡ることはなかった。

 

ただ、最終的に契約の段階で、米人の友人が、それは Japanese way でアメリカ人には理解できないと、ちょっと熱くなってしまった。

 

つまり企業をバックにした信頼関係だろうか・・・。私は相手の方の、銀行の残高よりも、どこの企業にお勤めで・・・と、名刺を信用した。

 

小さいお子さんを連れて、不慣れなミシガンの道路を運転して帰る(二台で帰る)こともあって、時間も気になった。大雨という天気も心配を増幅させた。

 

アメリカ人の友人は、あくまで安全な交渉が大事だと譲らなかった。最後は、うちの名義で登録してあるナンバープレートを、今すぐはずすように要求した。時間は7時10分前。でも、プレートをはずしたら、警察に声をかけられるに決まってるでしょう。

 

はずす、はずさないで、コウチャク状態が続いた。時間にして、5分くらいかもしれないが、声の高さも相まって、なんだかとても長い間、言い合いをしているように感じる。双方英語でのやりとりのなか・・・・・・

 

私は、つい、日本語で OKと言って、気をつけて帰ってくださいと、相手の家族に言ってしまった。

同じように、正義感の強そうな買い手の日本人の男性は、彼女が(わたしのこと) 

yes と言っている と英語で、アメリカ人の友人に強く言ってしまった。

 

なんだか、いろいろあったけど、最後までうまくいってくれますように・・と祈るしかない。信じたのは私だ。

 

それが、Japanese way だったと、今頃思う。

 

昨日は朝から、セコイア君をきれいに拭いた。つい、話しかけながらになる。

 

最後のお別れには、涙がでるから、なんだか車って不思議な存在だ。

 

セコイア君の居ない、ガレージは寂しい。

 

コメント
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