今朝おきて、驚いた。一晩でこれほど・・と想うほど、雪が積もっていた。
今日は生徒たちのスピーチコンテスト。
午後1時からの開始、11時前のバスで家をでるつもりだった。バスの停留所にたって待っても、バスは来ない。電話で問い合わせてみると、バスが帰ってこないから、出発できないとの返事。家は仙台市の北側に位置し、バスの終点(始発)から二つ目の停留所だ。そういえば、バスが走っていない。大雪で、車を走らせることもできなかった。
仕方ない。私は出勤することをあきらめた。事故でもしたら・・・と思うと、あきらめることも必要だと思った。そして、スピーチコンテストは成功すると、信じていた。
開始30分前に、チャイナの生徒から電話があった。『先生どこにいる?』先生はバスが来なくて行かれない。僕はこれから歩いていくから、少し遅れます と力強い言葉が返ってきた。すぐに学校に電話をして、彼の状態を話しておく。
今日は、スピーチコンテストの他に、生徒の公立高校受験の結果発表もある。ベトナムの生徒に連絡して、韓国人の彼が受かったかどうか、私に連絡をするように頼んだ。携帯もすぐに繋がる生徒とそうでない生徒がいる。
そこにいないいられない私。ひとりひとりの生徒たちのことが気にかかる。
試験も終わって、評価も終わっているから、出席しなくても卒業はできる。でも、私は全員が出ることにこだわった。原稿は直しすぎず、彼らの主張をそのまま聞いた。アドバイス?・・・ほとんどない。ただ、ただ褒めただけだ。
全員来るだろうか・・・それが心配だった。
スピーチが終わった頃、コンテストに出席していた先生から電話があった。私のクラスは全員参加。そして、スピーチも全員がよかったと・・。おまけに、高校受験した生徒も、見事に合格していた。
まったく、すごい生徒たち・・・と、感動した。姿は見られなかったが、残念だったが・・・本当にうれしかった。
明日は、クラスで打ち上げパーティをする。準備を心配して生徒の何人かに電話をしてみたが、どうやら気持ちはひとつになっているようだ。
いよいよ、残すところあと二日になった。