新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

都知事選を振り返れば

2014-02-11 09:18:10 | コラム
どことなく気が抜けていた:

遅きに失した感がある話題だが。昨10日の朝9時過ぎ、ジムに向かう前に消したテレビに岩井日大教授が出ておられて「今回の選挙戦で選挙カーを見た人がどれほどおられただろうか」と指摘。その通りであって、私は運動期間中に2回(2台)見ただけに終わった。1台は宇都宮候補のもので「原発云々」が連呼されていたが本人は不在のようだった。「ようだった」と言うのは敢えて確認する気などなかったし、何時だったかの記憶もない。

2台目は7日(金)の午後4時ごろのこと。数寄屋橋交差点の近くで「本人が参っております」と言う声が聞こえていた。だが、丁度歩いて移動中だった当方とは反対方向に選挙カーが移動中だったので、瞬間的に候補者の顔が見えただけに終わった。

実は、過去にも述べたことがあった事で、この百人町大久保界隈に選挙カーが入ってくることは滅多にない。もしあれば共産党であり、表側ではなく車の往来が少ない山手線の線路側の裏通りで叫んでいるだけである。26年も住んでいてこの状況は変わらない。

私は長年「何故か」と考えているが、近年では恐らくKoreatownの近くとあっては異国人と観光客?ばかりで票が出そうにもないと読んだのかと思わざるを得ない情けない傾向と、576戸もある当アパートの住人には生粋の都民が少ないし、また道路の反対側には巨大な公務員住宅には他所の土地から来た人が多いだろうとでも読んで放置されたかとすら疑っている。

何れにせよ、今回はこれまでで最も静粛な選挙運動が展開され、ポスターの掲示板にも16人の立候補者全員が貼っていなかったようで、気が抜けていた。尤も、飯島勲氏はPresident誌の3.3号に「実はいま、二千十四年二月二日である。」との書き出しで、舛添要一候補の当選を予言し得票数も舛添候補が250万、宇都宮候補が100万、細川候補が93万と書いていた。この雑誌は昨日送られてきたばかりだから明らかに予想だ。

12人の候補者が供託金没収と報じられていたが、飯島予測を一寸ひねれば12人は始めからそれを覚悟で立候補していたのかと考えてしまった。