大久保通りに路上駐車した車を見れば:
27日の昼過ぎに大久保通りを南の方向に歩いていた我が夫婦を追い抜いた白い練馬ナンバーの乗用車が停まったと思ったら、ガルウイングが上がって何名か降りてきて荷物を出して反対側に向かった。国産車にこんな車があったかと思って近付けば、自動車のことには暗い私にも解った、今を時めくアメリカ製のEV・TESLAだった。思わず「凄いなテスラーダ」と声を上げると、運転席から出てきた若者が「そうだよ」と誇らしげに頷いた。
如何に車に関する知識がない私でも解る事で、高級車というよりも高額車だとは解る。更に欧州では何年までだったかにガソリン車の走行が許されなくなりEV車のみとすると決めたとの報道もあった。更に我がマスコミは「我が国の自動車産業は明らかにEVという点ではアメリカにも欧州にも遅れている」と自虐的に報じていた。
そこで、帰宅後に検索してみると、先ほど見た車はXタイプとやらで、新車が1,041~1,780万円で、中古車では1,784万円もするとあった。実は「なるほど」と思ったのだが、それはPresident誌の2018.2.12号にテスラー社に関する「火の車の財務と“生産地獄”」と題する記事があり、そこには同社CEOのElon Musk(イーロン・マスク)現在10万台弱の年産量を「2018年までに50万台、20年には50万台にする」との壮大な計画をぶち上げた」との記事を読んであったから。
これでは如何にEV時代の到来が間近とは言っても、供給量が少なすぎて高値がまかり通る訳かと思った次第。President誌のこの記事でもマスク氏が「ガソリン車を超える高性能のEVを開発する」と言い放ち、いち早く米国でEVベンチャー「テスラ」を立ち上げて1,000万円を超える超高級スポーツカー「ロードスター」などを世界の市場に投入、EVブームの仕掛け人として一躍時代の寵児となった」と報じている。
だが、後半では「生産技術が量産レベルまで高められずに難航し、納車が大幅に遅れている。巨大電池工場などへの先行投資が膨らんで赤字経営からの脱却が難しく、“身売り説”まで急浮上。宇宙開発など常にロマンと夢を追い求めるマスク氏だが、火の車の財政状況と、生産地獄の危機をどう回避するか。残された時間は多くない」と結んでいる。
これを読んだ後で、意外な思いに囚われていたところに、好ましくない国際化が進んだ大久保通りでガルウイングのテスラに出会うとは、何かの巡り合わせかと驚いていた次第だ。正面から見たテスラはアメリカ製にしてはデザインが垢抜けしていないなと感じた。ところで、我が国の自動車産業界は来たるべきEV車化時代に如何に対応するのだろうか。テスラ社の「火の車の財政状況」は何に起因するかの調査は出来ているのだろうか。
27日の昼過ぎに大久保通りを南の方向に歩いていた我が夫婦を追い抜いた白い練馬ナンバーの乗用車が停まったと思ったら、ガルウイングが上がって何名か降りてきて荷物を出して反対側に向かった。国産車にこんな車があったかと思って近付けば、自動車のことには暗い私にも解った、今を時めくアメリカ製のEV・TESLAだった。思わず「凄いなテスラーダ」と声を上げると、運転席から出てきた若者が「そうだよ」と誇らしげに頷いた。
如何に車に関する知識がない私でも解る事で、高級車というよりも高額車だとは解る。更に欧州では何年までだったかにガソリン車の走行が許されなくなりEV車のみとすると決めたとの報道もあった。更に我がマスコミは「我が国の自動車産業は明らかにEVという点ではアメリカにも欧州にも遅れている」と自虐的に報じていた。
そこで、帰宅後に検索してみると、先ほど見た車はXタイプとやらで、新車が1,041~1,780万円で、中古車では1,784万円もするとあった。実は「なるほど」と思ったのだが、それはPresident誌の2018.2.12号にテスラー社に関する「火の車の財務と“生産地獄”」と題する記事があり、そこには同社CEOのElon Musk(イーロン・マスク)現在10万台弱の年産量を「2018年までに50万台、20年には50万台にする」との壮大な計画をぶち上げた」との記事を読んであったから。
これでは如何にEV時代の到来が間近とは言っても、供給量が少なすぎて高値がまかり通る訳かと思った次第。President誌のこの記事でもマスク氏が「ガソリン車を超える高性能のEVを開発する」と言い放ち、いち早く米国でEVベンチャー「テスラ」を立ち上げて1,000万円を超える超高級スポーツカー「ロードスター」などを世界の市場に投入、EVブームの仕掛け人として一躍時代の寵児となった」と報じている。
だが、後半では「生産技術が量産レベルまで高められずに難航し、納車が大幅に遅れている。巨大電池工場などへの先行投資が膨らんで赤字経営からの脱却が難しく、“身売り説”まで急浮上。宇宙開発など常にロマンと夢を追い求めるマスク氏だが、火の車の財政状況と、生産地獄の危機をどう回避するか。残された時間は多くない」と結んでいる。
これを読んだ後で、意外な思いに囚われていたところに、好ましくない国際化が進んだ大久保通りでガルウイングのテスラに出会うとは、何かの巡り合わせかと驚いていた次第だ。正面から見たテスラはアメリカ製にしてはデザインが垢抜けしていないなと感じた。ところで、我が国の自動車産業界は来たるべきEV車化時代に如何に対応するのだろうか。テスラ社の「火の車の財政状況」は何に起因するかの調査は出来ているのだろうか。