新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

Koreatownで昼食を

2018-01-16 07:54:32 | コラム
チーズタッカルビの市場調査になってしまった:

15日は折角の好天と3月並みという気温に誘われて、この界隈で唯一の回らない寿司店である職安通りの「すし三昧」に外食に出掛けた。ここは昨年の秋にも行ってみたが、その時にはレジの女性に「久し振りに日本語が通じるお客様で安心した」と言われたほど、アジア系の者どもに人気が高いのだ。彼らの多くは大久保通りの回転寿司科マクドナルドに群がっているものだが、中には多少余裕があるような連中がいて、すし三昧を贔屓にしているようだ。

すし三昧に辿り着く前には大久保通りを少し歩いた後で、職安通りに面した大型のドンキホーテに出られる路地を抜けるのが最も便利だ。そこには多くの小規模な韓国料理店が軒を連ねているので、Koreatownの消長が観察できるし、何時もここを通るようにしている。確かに昼飯時だったのだが、意外なほど若き女性たちで賑わっていた。

そこでより仔細に観察すると、多くの店では「チーズタッカルビ」を売り物にしているのが解った。全部が全部ではないが、兎に角目立つように写真を貼りだしてあった。この路地も暫く歩いてみない間に多くの変化が生じており、多くの料理店が所謂「リニューアルオープン」されていたようだった。前回通った時には多くの斬新な形のリュックサックを¥1,000~2,000で並べていた店は見つからなかった。

矢張り、折角調査?したのだからチーズタッカルビの価格帯をお知らせしておこう。私は以前から彼らは価格協定を結んでいると疑っていたが、イヤ難しいことを言わねば談合していると睨んでいたが、この新製品の価格帯は2人前(=イーインブンと言うが)¥2,400~2,600に設定されていた。鶏肉を焼いてチーズを絡ませただけの料理が1人前にすれば¥1,200~1,300では高過ぎるのではないかなという気がした。

さて、すし三昧である。到着したのが11時45分頃だったが、既にカウンターに何とか2人分残っているだけで満員御礼の盛況だった。昨日は比較的外国人が少ない印象だった。しかしながら、驚かされたのは勘定の時に知り得たことだが、何時の間にか地下にも席が設けられていたようで、大勢で押し寄せたアジア系の連中が「地下にどーぞ」と案内されていたのだった。商売繁盛の様子だった。

2年ほど前に築地場外のすし三昧の回転寿司店で経験したことだが、多くのアメリカ人が飲み屋と勘違いしたのか一向に寿司を食べずに、持ち込んだ酒を回し飲みして楽しげに語り合っていたのには、寒空に外で並んで待たされていた我々は参った。彼ら外国人は何もアメリカ人に限ったことではないが諸外国にはないような寿司屋を飲み屋と勘違いしていることが多いのだ。因みに、多くのアメリカ人は寿司屋を Sushi bar と称している。

それだけではない、寿司が美味であり健康食の如くに喧伝されてしまった為に、その魅力に惹かれたのか多くの外国人が群がってきてしまう結果になっていると思う。私は正直に言って、ここ百人町/大久保界隈に群れを為すアジア系の者たちが、多少高価で回らないすし三昧の寿司を楽しむ経済的な余裕があるとは不思議に思えてならない。尤も、日替わりの海鮮丼ならばチーズタッカルビの1人前よりは経済的だがね。