新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月13日 その3 1月12日(金)の出来事

2018-01-13 17:02:07 | コラム
大久保通りに多少の変化が:

今頃になって12日のことでもあるまいが、暖めておきながら書き漏らしていた材料だった。12日は午後から7度以下とかいう気温の中を、大久保通り2丁目のHクリニックまでプラセンタエキス注射に出掛けた。予約が午後の3時とあっては寒さも一入だった。そこで、今年になってから購入したユニクロの「超極暖」の下着の上下に身を固め、その上にウールのセーターとダウンジャケットという鉄壁の備えで外に出た。

余談だが、これまでに経験した低温は1月の札幌での-10度と、2月のソウルの市内観光で経験した思いがけなった-6度であった。だが、病み上がりの後期高齢者には悲しいかな+7度でもとても厳しいと感じられたのだった。

今年になって初めて歩いた大久保通りは、金曜日の午後とあっては若い女性たちで予想以上の賑わいだった。彼女らの狙いは化粧品その他のようだが、何でこんな店の前で並ぶのかと思うところにも集まっているのだ。彼女らにとっては不届き至極な文在寅大統領の言動などは眼中にはないようで甚だ遺憾である。特に、つい先頃何処かのテレビ局で採り上げた「チーズタッカルビ」(これだけで何のことかお解りであれば、相当なKoreatownであると思う)の店などはかなりの人気の様子だった。

念の為に解説しておけば「タッ」というのは鶏のことで、「テジ」というのがブタである。即ち、鶏肉のカルビにチーズが絡ませてある料理のことらしい。韓国人はこの界隈ではなりを潜めていたように思われていたが、新手で巻き返しを図っているようだ。家内とは一度試してみるかとは話し合ったが、今更後期高齢者が若い女性たちの中に出ていく幕でもないような気がする。

クリニックから我が家まで歩いても15分程度だが、その間に何組かのガラガラを引き摺って歩いている集団に出会った。彼らの顔付きと言語からは中国から来たらしいと判断できるが、未だに彼らは何かを求めてこの街にやってくるようだ。中にはスマホを見ながら道順を確かめ合っている連中もいたことから考えれば、東京に来る為のGPSというかICT化が進んでいるのかと思えた。

政府は訪日外国人が3,000万人に迫り前年対比で大幅に伸びたと喜んでいるようだが、この界隈にトローリーケースを引き摺ってくるような連中が我が国の景気というかGDPに貢献してくれるとは到底思えない。総理でも官房長官でも一度でも良いからイスラム横町でもチーズタッカルビ店でも視察されてみたらどうだろう。河添恵子さんから改めて「国家総動員法」の解説でも聞かれたらどうだろうと考えてしまう。

そんなことを考えながら途中で買い物をして20分ほど歩いて帰宅したら、ユニクロのお陰か少し汗ばんでいたほど体が温まっていた。2枚で税込み¥4,300ほどの投資は無駄ではなかったようで、一安心だった。


1月13日 その2 大男総身に知恵が回りかね

2018-01-13 09:40:49 | コラム
好い加減にしよう大男たちの内輪揉め騒動の報道は:

何時果てるのか見通しがつかない相撲界の内輪揉めというか、見方によっては貴乃花親方イジメにも見える騒ぎの報道が、連日これでもかとばかりに続いている。しかも、そこに大男でも何でもない元検察官と国会議員まで加わって、ここを先途と貴乃花親方とその一味を責め立てるのだから堪らない。遂には「礼を欠く」と言ったのが難しすぎて理解されなかったようだと池坊様が曰う始末だ。彼らは知恵が回らず「判官贔屓」という言いならわしを知らぬようだ。

私は何度も繰り返して指摘してきたことで「相撲界には我々が住む一般社会とは全く異なる文化、即ち言語・風俗・習慣と思考体系があるのだから、その世界の外側から何か批判しても助言して上げても通用しない」という大原則があるのだ。それを知ってか知らずか、マスメデイアは何時まで経っても大騒ぎである。そこに今度はあの世界で純粋培養された立て行司まで不始末を犯したので、またまた騒ぎ立てる材料が増えてしまった。

マスコミもこの時逸すべからずとばかりに、貴の岩宛ての診断書を取り上げて関係のない医師にその正当性のご意見を伺って解説までしてくれる始末だ。それこそ余計なお世話だ。ここまで来ると呆れるのを忘れて、彼らの間抜け振りを笑うしかないのだ。

私は何度も「NHKを始めとして彼らが相撲をスポーツの枠で採り上げて放送するのは誤りである。あれは江戸時代から続く歴史と伝統に輝く興行である。その為の別枠を設けて取り上げるべきだ」と指摘してきた。今回の間抜けな騒ぎを見ていれば、明らかにスポーツではなかったことくらい解りそうなものだ。しかも、国技だなどと僭越にも称していることが誤りであるくらい指摘すべきだ。

マスコミは貴乃花親方を協会とモンゴル人の一味を敵に回して相撲界の近代化を図る英雄の如くに扱ってきた。だが、あそこまで無意味な沈黙に拘泥していた為にその意図が何処にあったのかも不明となって、今や子供の喧嘩の如くにしか見えない状態になった。しかも、その沈黙の為に女帝の如くに振る舞う池坊様の不興を買って、理事解任という事態まで引き起こしてしまった。

私はそもそも相撲に関心がない方なので、あの内輪揉めの空騒ぎが相撲界の人気に如何なる悪影響を与えるかにも関心がない。だが、彼らがモンゴル勢のやりたい放題を許し、内輪揉めの事態を綺麗に解消できない限り、人気が落ち込んでいくことは免れないだろう。それにしても、マスコミの大男共の内輪揉めについての騒ぎすぎにはウンザリである。彼らが騒げば騒ぐほど人気に悪い提供を与えるのではないか。


清宮幸太郎君

2018-01-13 08:59:04 | コラム
マスメディアによる持ち上げ過ぎが不安だ:

何度も述べてきたことだが、「スポーツ選手で将来有望とされた若者が、マスメディアによる持ち上げ過ぎの結果で不幸にも大成しなかったという例」がいくらでもある。私は清宮君はその例外になれるかどうかが少しだけ心配なのである。確かに、誰だったか専門家が指摘した「次元が低い高校の投手から111本もホームランを打ったというが、プロではそうは行かない危険性がある」が、彼のプロとしての将来性の鍵になるだろうと思う。

面白かったのは、去る7日の張本勲の「喝」の時間に登場した王貞治が「清宮が私の記録を抜くよう打者になりたいと言ってくれたのは結構だが、私は彼をホームラン打者というよりは中距離打者と見做している」と静かに指摘したことだった。

私は長年野球も見てきたが、早稲田という大学とその系列校からは未だ嘗てホームラン打者が出てきた例がないと思っている、早実出身の王貞治という例外を除いて。それはあの野球部の「短く振って前で当てる」としか見えない打撃の指導法に原因があると思っている。王貞治はその早実から早稲田大学を経た荒川博に育てられながら世界の(とは、私は僭称であると断じたいが)ホームラン王に育ったのだ。

そこで清宮君だが、確かに体も大きく力があるようだが、早稲田式の前で当てるバッテイングをしているし、私の見る目には良くあるタイプの「力はあるが運動神経がさほど鋭くない運動選手」に過ぎず、栗山監督か誰か打撃コーチが指導するのだろうが、余程上手く指導しないと王貞治が指摘した中距離打者にすら育たないのではないかと危惧する。

それに、あれほどチヤホヤされては嘗て長嶋茂雄が鳴り物入りで(ほぼ決まっていたと言われる南海を蹴って)巨人に入った時に、かの大投手金田正一がプロの面子にかけてもとばかりに、初対面で4連続三振に切って取ったように、プロの投手は清宮の欠陥を攻めまくるだろう。それは、私の目にも見える左投手のスライダーに弱点があることだ。特に外に流れていくボール球に引っかかる点が目立っていた。プロのスカウティングがそこを見逃すはずがないだろう。

張本勲はかの「二刀流」という誤ったというか間抜けな称号を奉られた大谷翔平でさえ「あの程度の打者はアメリカの大リーグに行けばいくらでもいる」と厳しく指摘していた。私は両面(英語では two way と言っているようだが)を許した栗山監督は大谷の育て方を誤っていると思っている。その栗山が率いる日本ハムが籤を引き当てたことが清宮にとって吉と出るか凶と出るかが、今年のプロ野球の興味の一つだ。