新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

国内外の政治に思う

2018-01-30 16:23:31 | コラム
佐川国税庁長官他:

長妻昭に思う:
彼は予算委員会では理路整然と下らない佐川国税庁長官非難の質問を総理にぶつけていた。私はこの人物の講演を武藤山冶記念国民講座で聞いたことがあるが、何故これだけキチンと物事を纏めて語れるだけの力量がありながら、民主党(当時)如きに燻っているかと訝っていた。語り口も如何にも慶応大学出身者らしく紳士的で穏やかだった。

それにも拘わらず、今度は何を考えたのか事もあろうにマスコミが虚像を創り上げた枝野の立憲民主党の幹部となってしまった。大体からして佐川国税庁長官を何故罷免しないのかと総理に迫る辺りは、全くの無理筋であるくらいのことが解っていないのかと寧ろ呆れている。反安倍政権の新聞に採り上げた貰いたくて質問しているのかとしか考えられない。

麻生財務大臣は「適材適所」だと答えて煙に巻かれた。だが、良く考えなくとも解ることで、あの当時財務省理財局長だった佐川氏が安倍政権に不利になるような証言をする訳がないのではないか。佐川局長(当時)は身を以て時の政権を守ったと言えるのではないか。

もしかして、その言わば論功行賞という意味もあったのかも知れないが、財務省内の入省年次からしても局長から国税庁庁長官に昇任という人事は既定のコースではなかったのか。そんなことに何時までも拘って、如何にも安倍政権が悪いように言う野党がおかしくはないのかと私は考えている。

トランプ政権:
本日は別件もあって日大法学部のST教授と語り合う時間があった。教授も言われるのだが、トランプ政権下のあのアメリカの好景気、株高、失業率の低下等々を生じさせるだけの政策を講じられたのかどうかが中々理解できない。だが、実際には厳然としてアメリカの経済は好調である。あれはオバマ政権時代の置き土産だとのまことしやかの説もあるが、最早そうだとは言えないだろう。だが、あの政権が具体的に何をしたかと問われれば答えに窮する。

NYタイムス、Wポスト、CNNが報じることだけ読むか聞くかだけしかしなければ、惑わされる。だが、実際にはトランプ大統領が fake newsだと決めつけられるのは、これらのメデイアの報じること全てではない。概ねトランプ大統領を悪し様に報じた記事に対してだ。教授の見解は「現時点で言えることは、来る11月の中間選挙の結果がどう出るかで、トランプ政権が2期目まで続くか否かが見えてくるのではないのか」だった。私は極めて常識的で穏当な見方だと思ったのだが。

実は、ST教授は「熱心な」という程度の表現では形容しきれないほどの熱烈な日本大学フェニックスの支持者である。そこで、私もこの機会を逸すべからずとばかりに、昨年12月の感動的だった甲子園ボウルでの対関西学院大学ファイターズ戦の勝利と、1月3日のライスボウルの回顧を語り合っていた。お陰様で久し振りに寒さの恐怖も自律神経失調症をも忘れられる一時だった。