新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月4日 その2 また清宮幸太郎論

2018-05-04 09:56:02 | コラム
只者ではないかも知れない:

昨3日も徒然なるままに日本ハムの野球を見てしまった。興味と関心の焦点はこれまで比較的に低評価してきた清宮幸太郎の出来を見る点にあった。全打席を見ていた。何分にも栗山監督がDHと雖も高卒の新人を5番で使うのだから、それなりの評価と期待があるのだと思わずにはいられなかった。

昨日の相手は楽天の左投げの辛島で、一応の実績がある上の下か中の上辺りの力はあると見ている投手である。案の定、楽天のバッテリーは私が「左投げの投手のスライダーが清宮の弱点」と指摘してきたスライダーで2打席連続で三振に仕留めた。プロの投手としては当然のことで褒めるべきことでも何でもないと思って見ていた。私はもしも辛島に問題があるとすれば、スライダーの曲がり幅が狭いという点かも知れないなという程度に考えていた。

ところが、清宮は第3打席でその曲がり幅が少ない低めに来たスライダーを見極めて鋭く速い振りで一二塁間を抜くヒットにしてしまった。試合後のインタービューでも「狙っていた」と言っていたが、目にも止まらない速さの打球だった。私はあのヒットは楽天のバッテリーが連日彼を舐めてかかった失敗か、清宮がスライダー攻めを予測して打ちに行ったのかの何れか、あるいは両方かと思って見ていた。何れにせよ、甘く見てはならない素質の持ち主であるとは十分に解った。その限りでは只者ではないと言えると思う。

だが、このまま清宮幸太郎がプロの投手を思うように打ち続けるかは未だ解らないと思う。それは今年の楽天は出来が悪いし、則本を始めとして投手陣の出来が悪すぎるので、清宮にしてやられていると思わせているのだ。だが、この楽天との2試合の出来を見て各球団のスカウトマンというか偵察員たちは只者ではないらしい「清宮対策」を考えてくるだろうと思う。それにパシフィックリーグには菊池雄星以外にこれというエース級の左投手がいないような気もするのだ。

実はこれまでに私は彼を褒めたことがなかった。それは正直なところ、清宮君は当方の好みの型の運動選手ではないからだが、事ここに至れば、彼の将来性に少し興味が湧いてきた次第だ。


第9条に自衛隊を明記

2018-05-04 09:17:59 | コラム
TBSの解説員の意見:

4日の朝は早くから目覚めて4時からTBSを見てしまった。その中で斉藤という解説員が聞き捨てならない事を言っていた。それは、入手したばかりの朝刊の見出しを解説したのだが、安倍総理が主張される第9条への自衛隊の明記についてだった。斉藤解説員は女性のアナウンサーにも同意を求めて「最早自衛隊の存在は否定できない」と言えば、アナウンサーも「災害出動なのでその貢献度も存在も十分に認識している」と答えた。要するに「今更憲法に掲げる必要があるのか」ということらしい。

すると解説員は「総理が憲法改正案としてその自衛隊の明記を国民投票で問えば、国論を二分しているかの感がある憲法改正論議であるから、もしも明記案が否認されるような事態になったらどうするのか。自衛隊の存在が否定されることになるのではないか」と締め括ったのだった。私はこの論旨の展開に一瞬理解が止まってしまった。そういう考え方があるとは予想もしたことがなかったからだ。

この解説員の意見を如何にもTBSらしいと読むべきか、正論とするかは未だに眠気が覚めていない頭では考えた及ばなかった。皆様は如何に判定されるだろうか。