新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月25日 その3 ”ame futo”と書かれてしまった

2018-05-25 16:50:08 | コラム
「アメフト」と呼ぶのには違和感がある:

中々「フェニックスの悪質タックル」から離れられないのだ。と言うのは、別途採り上げたNY TIMESの記事には「アメフト」をそのまま“ame futo”と表記されたように、我が国ではあの球技を未だに「アメリカンフットボール」として略称が「アメフト」なのである。「またアメリカか」と言われそうだが、アメリカではアメリカンフットボールなどとは言わない、丁度アメリカンコーヒーがないのと同様に。アメリカでは football と言えば、誰しもがあのフットボールだと受け止めるのだから。

ご存じのようにボールを扱う球技にはUKが発祥の地であるラグビー(=Rugby football)とサッカー(=Association football または soccer)がある。我が国では両方ともカタカナ表記で十分通じるほど広まっている球技だ。であれば、私に言わせて貰えば「何の必要があってフットボールの前にアメリカンと付ける必要があるのか」となるのだ。アメリカごと同じにフットボール(=football)で十分だと思うのだ。

その昔にはある大学では「ア式蹴球」と「ラ式蹴球」と呼ばれていた時期があったし、戦後には「米蹴」か「米式蹴球」と言われていた記憶もある。また、防具を着けていることから「鎧球」とも言われていた。私には、それが時移り人変わって「アメフト」になってしまったのは不思議に思えてならない。故に、私は常に「フットボール」と書くようにしてきたが、未だに何処からも疑問を呈されたことがない。だから、NY州の新聞に“ame futo”と揶揄されたのではと真剣に疑っている。


5月25日 その2 New York TIMESが“ame futo”を報じていた

2018-05-25 16:23:45 | コラム
Taisuke Miyagawaは言われたことをやった:

25日の午前中に一寸時間の余裕があったので、ジムのサロンで Japan Times の後に付いている New York Times を広げてみた。するとどうだろう、一面の左上部に日大フェニックスの「悪質タックル」の記事が載っていたのだった。「ここでもか」とウンザリさせられながら途中まで読んで止めたが、宮川泰介君が頭を下げている写真が掲載されており、坊主頭にしてきた点にまで触れていた。

うまでもないが、New York TIMESはトランプ大統領がワシントンポストとともに fake news を流すと言って嫌うNY州の有力な地方紙であり、アメリカ全土で読まれている訳ではない、念の為。

記事の内容はほぼ宮川君があの場で語った通りで「コーチに言われたことをやった」となっている。それはそれで良いのだが、私はこんな事が仮令アメリカ東海岸だけの新聞であろうとも、あのように詳細に報道されのは決して有り難くもなく、寧ろ不名誉なことだと大いに気になったのだ。記述の仕方にはそれほど皮肉めいた点はなかったと感じたが、ご丁寧にも我が国ではあの球技を“ame futo”と称しているとまで書かれてしまった。

私の印象では明らかに内田前監督と井上前コーチの記者会見以前に書かれたと思わせてくれた。ニュースを提供したのはジャパンタイムズだったのだろうか。そうだったならば、余計なことをしてくれたのかとも考えたが、マスコミが総掛かりで連日連夜報じていたのでは仕方がないかと諦めの境地で眺めてきた。

私は日本大学の理事会もフットボール部も明らかに「謝罪慣れ」しておらず、どのように詫びるのか、誰に詫びるのか、誠意を如何にして示すのか等々が全く解っていなかったと思っている。だが、私はその謝罪下手を責めるのは一寸酷だと思っている。何故ならば、大学は売った買ったのビジネスをしている機関ではないのだから、我々ビジネス世界にいた者たちとは違う。であるから、監督やコーチの謝罪の仕方が拙いと言って批判するのは、少し筋が違うと言って擁護したい気がするのだ。


tトランプ大統領が金正恩委員長との会談を中止した

2018-05-25 08:32:17 | コラム
やっとフェニックス関連の話題から離れたられたかと思えば:

私は今頃になって言うので気が引けるのだが、元々この歴史的と称されていたトランプ大統領と金正恩委員長との会談が本当に実行されるかについては「半信半疑」だった。私独特の閃きでは「シンガポールだろうと何処だろうと、あのお二方が向き合って論じ合う絵がどうしても見えてこなかった」のだった。だが、私はずっと(古森義久が言いだした「トランプ大統領の行動は unpredictable 説」)を信じてきた。だが、最近はやや読みやすい方へと変わりつつあるので、半信半疑ではあっても51対49程度で開催されるかもと希望的に考えていた。

ここから先にこの中止が世界全体と就中我が国に如何なる影響、それも軍事的な面まで考えてだが、を与えることになるのかは、専門家と何処まで頼れるか不明だが政治家にお任せするしかないと思う。だが、事、政治家というか野党の国会議員たちを考える時に、あの連中だけには任せる訳には行かないと思う。絶対に駄目だ。

だが、トランプ大統領はそれだけには止まらない勢いで動いてきた。それは鉄鋼とアルミに続けて自動車には 25%の関税をかけると言い出したのである。私にはトランプ大統領はアメリカの貿易赤字削減策としては「関税障壁」が最も手っ取り早く且つ有効だと信じておられるようにしか見えない。売りたければアメリカ国内で作れとは以前からの主張であり、その点では新鮮味はない。それに、国内での輸入車が値上がりすることはご承知でも、ご自身の支持層の職の増加を優先されると見える。

産経新聞の指摘では、我が国のアメリカ向けの輸出車の台数は年間に168万台にも及ぶので、自動車メーカーの株価がマツダの5.2%を筆頭に大幅に下落した由である。私はここでも、ここから先の対策は安倍総理のトランプ大統領との親密な間柄を活かして頂いて、「殿、ご乱心」とばかりに諫めて頂くかなどと考えている。

だが、私が本気で言いたいのはこんな事ではない。それは今になっても相も変わらず加計学園の獣医学部新設に総理がどうしたとか、森友に国有地を格安で売ったとかをさも国家の大問題の如くに扱い国会での国費と時間を浪費している野党とそれを支えるマスメデイアが前非を悔いて「総理、緊急に予算委員会を開いてトランプ大統領の会談中止問題と不当な自動車への関税賦課問題を審議しましょう」と言い出すのを待っているのだ。

いえいえ、そんなことは夢にもあり得ないだろうが、これらの問題こそが我が国にとっては加計と森友などとは比較するだけでもおかしいほどの大事で深刻な案件なのだと言いたいのだ。勿論、マスコミには日大フェニックスの誰が何と言ったとか、15大学の対戦拒否などを連日連夜報じて貰う必要などないとも言っておきたい。「何だ、矢張りフェニックスだったではないか」と責めないで欲しい。