私にはこの辺りまでは言えるが:
戦後間もなくからの長い間のフットボールの愛好者であり、40年以上も日大フェニックスの支持者であるものとして、ここに申し上げることが限度だろうかと思っています。彼らが何とかこの危機を切り抜けて貰いたいと思うのですが、現状では不備な事柄が多過ぎて、如何ともしがたいと言わざるを得ないのです。
体育会という厳格な年功序列がありながら、実力主義もまかり通っている世界にいれば、そこの文化(言語・風俗・習慣)に従順に従っていなければならないのです。その運動部の歴史と仕来りによって違いはありますが、監督とコーチは絶対的な権威ある存在であるのは普通でしょう。部員(学生)にとっては彼らの指示と命令には(従順にと言うか盲従的近く)に従わないと、その部は成り立たないでしょう。その世界は中に入ってみないことには、その仕来りの権威は解らないかも知れません。
相撲界ほど世間の常識からかけ離れてはいないでしょうが、そこの文化と仕来りを外部から云々されても如何ともしがたい面があると思います。とまでは言いますが、あの#91を付けた選手が犯した反則と日本大学としての手の打ち方の遅さは擁護しようもないと思うのです。何故、あのような反則をしたかについてはある程度の情報は聞き及びましたが、私はここに伝聞を書き記す立場にはありません。フェニックスの歴史とその在り方をある程度は承知しているので、唯々「何と言うことか」と遺憾に思うだけです。
大体からして大学の運動部を「教育の一環だ」と言う人が大学の内外に多いのは良く理解できません。その運動部が強ければ強いほど独特の歴史と文化がありますから、部員ともなればそれらにどれほど順応していけるかというだけでしょう。ある強豪校ではコーチたちが「我々の仕事とは部員たちに『授業にはキチンと出ろ。出もせずに学業成績が下がるようではレギュラーから外す』と四六時中督励するのが仕事だ」と言っているほどです。この点はアメリカの強豪乃至は有名校でも全く同じだそうです。
アメリカの話ですが、西海岸のハーバードとも言われているカリフォルニア州のスタンフォード大学では一切所謂「運動部推薦」はなく、運動選手たちは普通の一般受験で入学してくるのだそうです。この大学のフットボール部は中々の強豪で、NFL(プロフットボール・リーグ)に数多くの選手を送り込んでいます。因みに、ゴルフのタイガー・ウッズもスタンフォード大学出身です。即ち、学業優先は当然のことです。
以上は、直接に今回の日本大学フェニックスの一件とどれほど関連するかは解りませんが、ご参考までに述べてみました。後難を少し恐れて言えば「強豪校における運動部の実態を深く極めておられない部外の方には、今回の事件が何故起きたかと、その真相は簡単には解り難いだろうかと危惧する」と思うのです。とは言いますが、あらためて申し上げれば「私には内田監督が辞意を表明されただけの時点では、日本大学を擁護しようがない」と言うしかありません。
戦後間もなくからの長い間のフットボールの愛好者であり、40年以上も日大フェニックスの支持者であるものとして、ここに申し上げることが限度だろうかと思っています。彼らが何とかこの危機を切り抜けて貰いたいと思うのですが、現状では不備な事柄が多過ぎて、如何ともしがたいと言わざるを得ないのです。
体育会という厳格な年功序列がありながら、実力主義もまかり通っている世界にいれば、そこの文化(言語・風俗・習慣)に従順に従っていなければならないのです。その運動部の歴史と仕来りによって違いはありますが、監督とコーチは絶対的な権威ある存在であるのは普通でしょう。部員(学生)にとっては彼らの指示と命令には(従順にと言うか盲従的近く)に従わないと、その部は成り立たないでしょう。その世界は中に入ってみないことには、その仕来りの権威は解らないかも知れません。
相撲界ほど世間の常識からかけ離れてはいないでしょうが、そこの文化と仕来りを外部から云々されても如何ともしがたい面があると思います。とまでは言いますが、あの#91を付けた選手が犯した反則と日本大学としての手の打ち方の遅さは擁護しようもないと思うのです。何故、あのような反則をしたかについてはある程度の情報は聞き及びましたが、私はここに伝聞を書き記す立場にはありません。フェニックスの歴史とその在り方をある程度は承知しているので、唯々「何と言うことか」と遺憾に思うだけです。
大体からして大学の運動部を「教育の一環だ」と言う人が大学の内外に多いのは良く理解できません。その運動部が強ければ強いほど独特の歴史と文化がありますから、部員ともなればそれらにどれほど順応していけるかというだけでしょう。ある強豪校ではコーチたちが「我々の仕事とは部員たちに『授業にはキチンと出ろ。出もせずに学業成績が下がるようではレギュラーから外す』と四六時中督励するのが仕事だ」と言っているほどです。この点はアメリカの強豪乃至は有名校でも全く同じだそうです。
アメリカの話ですが、西海岸のハーバードとも言われているカリフォルニア州のスタンフォード大学では一切所謂「運動部推薦」はなく、運動選手たちは普通の一般受験で入学してくるのだそうです。この大学のフットボール部は中々の強豪で、NFL(プロフットボール・リーグ)に数多くの選手を送り込んでいます。因みに、ゴルフのタイガー・ウッズもスタンフォード大学出身です。即ち、学業優先は当然のことです。
以上は、直接に今回の日本大学フェニックスの一件とどれほど関連するかは解りませんが、ご参考までに述べてみました。後難を少し恐れて言えば「強豪校における運動部の実態を深く極めておられない部外の方には、今回の事件が何故起きたかと、その真相は簡単には解り難いだろうかと危惧する」と思うのです。とは言いますが、あらためて申し上げれば「私には内田監督が辞意を表明されただけの時点では、日本大学を擁護しようがない」と言うしかありません。