新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11月20日 その2 監督か選手かどちらの問題

2019-11-20 15:49:26 | コラム
対ベネズエラとの試合の続報:

偶々二つの意見を聞く機会があったので、敢えて紹介する次第。

欧州組主力の不在:
先ずは嘗ては某強豪大学で主将を務めて、未だにサッカー界と密接な繋がりを持つ旧友の意見。「あの顔触れになったのは、主力である欧州組が皆帰国してしまった結果であって、意図的にあの先発メンバーを選んだのではない。だが、それにしてもあの試合振りでは・・・」と指摘した。「なるほど、そういう背景があったのか。それならそうと最初から言えよ」という気分にさせられた。

ラグビー人気に置いて行かれる:
もう一件はサッカー経験者でもない一般の方の厳しい意見。「あんな負け方をしていればファンを失望させるだけだし、急上昇中のラグビー人気において行かれるのでは」と痛いところを突く見解だった。ラグビー人気は恐るべきもので、スタンドオフの田村が小学生を前にして絵本を読んでいる風景までテレビが放映して見せてくれた。往年の本田や香川や長友をあのように扱ったか。と思ったが、確か長友の自宅を訪問して見せた局があった。

選手と監督、どちらの問題か

2019-11-20 07:46:55 | コラム
ベネズエラに惨敗したサッカー:

前半が終わったところで「これ以上見る価値無し」と思ってPrime Newsに切り替えた。あのままでは後半にもっと取られて10対0にでもなるかと本気で心配させられていたからだ。試合開始前に縦列に並んだ顔ぶれを見て知らない者が多いので、森保監督は何を考えているのかと出鼻を挫かれてしまった。後で聞けば「前回の試合から8人も入れ替えた狙いが底上げの為」だったそうだが、結果としては底上げどころか選手層の薄さと監督が招集した二線級の質の低さをイヤと言うほど見せつけてくれただけに終わった(いや、終わりかけた)。

もうこれ以上言いたいことも言うべきことすらない試合だった。FIFAのランキングで我が方よりも上でしかも南アメリカの国の代表を相手にして、あの顔触れで試合をしようというのは非礼ではないかと思わせられた。私は未だ森保監督という人物の力量を信用するに至っていないので、あの選手起用で益々イヤになってきた。だが、試合に出された選手たちにも気の毒な面があると思う。それは、日頃からあの顔触れで試合形式の練習はしていなかっただろうから、息がまるで合っていなかったのも無理はないと言って上げたい。だが、下手だと言われても弁解の余地はあるまい。

特にウンザリとさせられたのが1点目を取られた時の左側のバックの守りだった。あのような古典的な2度の切り返しにむざむざと抜かれて綺麗にセンターリング(これは昔の表現である)を上げさせたのには「何をやっているんだ」と叫びたくなってしまった。しかもゴール前ではあのハットトリックとかを達成したロンドンとやらと誰も競り合っていなかった。2日続けての病院通いで精神的にも疲労していたのを何とか堪えてみていた緊張が、あの失点で切れてしまった

森保君に代表とオリンピックと両方の監督をやらせようという協会の意図は、強行ではないいのかと思わせてくれた短期間に3試合もやらせれば、こういう結果が出てくるものだという負の評価をされる結果となって現れたと思う。選手層の薄さも、野球の代表が西武の首位打者の森と本塁打王の山川、ソフトバンクの千賀と柳田を欠いても優勝してしまったのと比較すれば、これでもかと言われそうなほど証明してしまったのではないか。色々な意味で誠に残念な負け方だった。