新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

韓国の「やっているふり」にご用心

2019-11-09 15:51:28 | コラム
如何にも努力しているように見せかけているだけ:

「見せかける」という点では、もう50年以上も昔のことになったかも知れないが、ナット・キング・コールが“Pretend”というヒット曲を出していたのを思い出させられた。昨8日のPrime Newsには信頼しているゲストの愛知淑徳大学の真田幸光教授と元日経新聞鈴置高史の両氏が出ておられたのだが、私は腸の調子が悪く何回も席を立たざるを得なかったので、多少聞き損なったところがあったのは残念だった。

私が昨夜のお二方の発言の中でも「なるほど、そう言われるか」と納得した点は、私も既に指摘したことでもある文在寅大統領がタイで安倍総理と抜き打ちに会談して見せたのは(既報のように用意周到だったようだが)国内向けに「自分は十分に対日関係の好転に努めているとの姿勢」を見せようというか「やっているふりしている」のであるのと同様に、文喜相議長も絶対に我が国が受ける訳がない大法院の判決に対する解決法の提案をして見せただけという指摘だった。

即ち、2人の文氏は我が国が受ける訳がないと百も承知で動いて見せているのであるのだ。それこそ“pretend”そのものではないか。我が国が受けて立たなければ韓国側は「我が方が努力しても安倍総理以下が動かないのであるから、非は日本側にある」というアリバイ作りをしているに過ぎないという見方を示されたのだった。私もその通りだろうと思って聞いていた。韓国は常にロビーイングに励むとともに「悪いのは日本」という情報を方々の国に流しているのである。

その証拠の一つが、先日引用したTIME誌の記事にも如実に表れたのだと見ている。即ち、TIME誌ともあろう権威ある出版社が、いとも簡単に韓国の「悪いのは日本である」との広報宣伝活動を信じたとしか思えないではないか。常日頃から余程注意していないと韓国の「やっているふり」に上手く嵌められてしまうし、彼らの我が国を貶める広報活動にアメリカまでが嵌められているのだ。それだけに止まらず、問題は我が国の方にあると思われてしまうのではないか。安倍内閣にも外務省にも韓国の「やっているふり」には十分にご用心願いたいと思わせられている。