新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

本日から2割負担だ

2022-10-07 07:32:40 | コラム
不愉快な2割負担:

本日は退院後の検査で病院に行くのだ。だが、忌々しいことに10月になっているので、後期高齢者の一部負担額がそれ以前の1割から2割に倍増するのだ。物皆上がる現在であっても、100%の値上がりなんて他に例がない。倍にする理由は聞かされてはいるが、あらためて検索してみれば、下記のようなものが出てきた。

  • 令和4年度以降、団塊の世代が75歳以上となり始め、医療費の増大が見込まれています。
  • 後期高齢者の医療費のうち、窓口負担を除いて約4割は現役世代(子や孫)の負担(支援金)となっており、今後も拡大していく見通しとなっています。
  • 今回の窓口負担割合の見直しは、現役世代の負担を抑え、国民皆保険を未来につないでいくためのものです。

団塊の世代とは1947~1949年の間に生まれた人たちを言うのだが、現在では677万人であり、その集団が後期高齢者保険に加わるので倍増の根拠のようだ。しかも、2割負担となるのは全体の20%の一定以上の所得がある人たちだそうだ。遺憾ながら、当方は光栄にもその20%の中に入ってしまったのだった。

繰り言を言えば、在職中に一所懸命に自分と家族のために汗水を垂らしたかどうかは知らないが、働いてきた報いがこれなのは、大いにイヤ最高に不満なのだ。以前にこの措置に対して不服であるとの声を聞いていないと延べたが、一部の被害者?が反対のデモンストレーションをしておられたとの報道もあった。当方は在職中の働きの副作用か、2006年から3度の心筋梗塞に襲われ、幸いにも国立国際医療研究センターでの措置で命を救われて今日に至っている。そこに無情の2割負担である。

昨日の衆議院での代表質問で共産党の志位委員長が、この2割への負担増について岸田総理に質問をしていた。だが、予測したように岸田総理は棒読みで上記の3項目にも足らない程度の答えしかしなかった。彼がこの件に関心がない事が良く解った。加藤勝信はその間に下俯いて忙しげに何かの書類を読んでいた。不誠実だと思った。

この一例が示すように岸田内閣には不満な点が多々あるが、細田議長に向かって見当違いな失礼極まりない質問をする泉健太率いる立憲民主党その他の野党に政権を任せるよりは、遙かに安心であろうと思って内閣不支持の表明をする気などない。矢張り、ここでも岸田文雄総理に奮い立って国民の為に働いて欲しいと願うだけだ。