無事に箱根に到着できて昨日帰宅:
13日は「この台風では行こうとするのか、諦めるのか、模様眺めにするのか」で散々迷っていた。また、もしか強行突破で出かけて大渋滞にでも出会えば、治療のために頻尿化しているので苦しむのでは等々、悩み続けていた。だが、愚息は天気図をみて「行ける」と判断して午後2時過ぎに出発。ところが「案ずるよりはなんとやら」で、道中の道路封鎖も解除されていて4時半頃に無事に大平台に到着。
昨日午後に東京に戻ってきて、箱根湯本で見かけた大勢の台風を物ともしない観光客には敬意を表したい思いすらあった。と言うのも、当方は台風が通過したと判断してから出発したのに、彼らはそれ以前からあそこにおられたのだから凄いと思った次第。特に印象的だったのことは、箱根湯本駅の周辺には既に多数のマスク無しのインバンド様で賑わっていた現象。
「インバウンド」は圧倒的に白人で、と言っても白人だから車の中からでも識別できるのだが、あの人たちは台風をどのように避けて(掻い潜って?)到着されたのかという疑問まで出てきた。だが、愚息には「台風到来の前から来ていたのでは」と指摘された。ではあっても「台風なんて」と恐れることなく当日に車か小田急ロマンスカーを利用してあそこまで来ておられた同胞もおられるだろうと思うのだ。
昨日の帰路も午前11時前に降りてくれば、箱根湯本駅の付近には既に多くの人、また人。また、その半数は外国人と見た。彼らは色々なサイト見て箱根の美しさを知ってわざわざやってくるのだそうだ。中には「もう大浴場の異文化にも慣れて、何とも思わなくなった」と言っている人もいるとか。
常に我が国にやってくる外国人が歓迎しても良いような階層の者ではないと思う私には、彼らが沢山来ることが結構どうかは軽々に論じられないと見ている。そういう理由の一つが「彼らは容易に文化の違いを克服しないので(「郷に入っては郷に従う」事ができないので)地方自治体や観光業者を少なからず困惑させるだろうと考えているからだ。
その他に受け入れ側にも深刻な問題があることを、先週ネット上のニュースで知った。それは、ホテル等における人手不足である。そのニュースは「高田馬場駅近に新規開業したVessel Hotelでは時給¥1,350と広告しても従業員に応募者がなく、フロントデスク等の職員は全て外国人になった」とあった。さらに「この時給では人(スタッフ?)が集まらないので、遅かれ早かれ¥1,500も考えねばなるまい」と結ばれていた。
政府は懸命に「インバウンド」を推進しているように見えるが、COVID(「コロナ」って何の意味か知っていて使っているのだろうか?)の為に、不振を極めた観光業界から大勢の熟練したスタッフが去って行った実態を何処までご承知なのだろうか。私はそういう状態だからと言って、深い考え無しに発展途上国から働き手を招き入れて依存するのが正解なのか、得策なのか、そこが問題ではないかと言いたい。
箱根まで行けたかどうかよりも話が逸れてしまったが、上記のような問題点を思い浮かべていたのだった。