23年5月の新宿区の人口は4月から20人減少して347,626人だった:
23年5月の新宿区の人口は20人とほんの僅か減少して346,626人になっていた。先月は“新宿区は「都内の住みたいところ」の5番目となっていた事が漸く現実になって増加した”と述べていたが、5月には減っていたのだった。その内訳を見ると、外国人は56人増えて41,070人となっていたが、日本人が305,556人に減少したことがあった。なお、全体に占める外国人の比率は、前月の11.5%から11.8%に上昇していた。
「インバウンド」即ち観光客の傾向だが、確かに新宿駅の東口と西口の様子では明らかに増えてきた。だが、高田馬場駅周辺ではそれほどでもないが、ここ百人町界隈ではイスラム教の諸国と東南アジア系の人たちが増えたが、中国からの買い物客が増えていないためか、活況は呈していない。
19日の週に小柄で垢抜けないTシャツ姿の小柄な白人が3人、スマートホンを見ながら我が家の近所の路地を彷徨っていたので訊けば、スペイン人で宿泊先に指定されたアパートを探していた。同じ観光客でも、この界隈にはこういう人たちも訪れるのだ。アパートを探しているとは潜りの民宿かと疑いたくなった。先月に「疑問だな」と思わせられるような顔付きと風体の旅行者とおぼしき者たちを数多く見かけるようになったと指摘したばかりだ。
今月の上旬に港区の六本木から麻布の辺りを移動したが、その辺りで見かけたインバウンドの方々は殆ど白人で身なりもそれなりに洗練されていて、ここ新宿区とは大いに様子が違っていた。マスコミが余り騒ぎだてする様子がない円安が静かに¥145に迫り¥150に達するとの見方がある以上、今後ともインバウンドは増えるのだろうが、新宿区では余り望みがないように思えてならない。
自民党の何方だったか「最早、外国人の労働者に依存するのは難しいかも知れない。何となれば、わが国の賃金は東南アジア諸国と比べれば魅力的ではなくなっているから」という趣旨のことを語っていた。そうと解っているのであれば、そのための手を打つべきではないだろうか。だから、この界隈ではイスラム教徒たちが自分たちだけのための店を開き、それなりに繁盛しているのではないか。彼らは安全が保証された外国で楽に過ごしているようだ。
先月と同じ事を繰り返して言うのだが、“2010年にパサディナで語り合ったCitibankの東京に勤務する若き日系アメリカ人は言った「東京は治安が良くて夜中に女性が一人歩きできる。街は綺麗だし、環境も良いし、人は優しいし、食べ物は美味いし等々、これ以上何を望むかというところだ。可能ならば、アメリカ勤務には戻りたくないと真顔で語っていた”事が示すように、発展途上国の連中につけいる隙を与えたことになっているのではないか。
兎に角、この新大久保駅前から我が家との間を結ぶ文化通りは、望ましいとは思えない低次元の国際化が進んでしまった。ご用とお急ぎでない方は是非一度山手線を利用して来て見て欲しいのだ。外国資本に企業や不動産が買収されていくのは好ましくないが、この地区に見られるような発展途上国からの入国を許すと、上記のような低次元の国際化が小規模に進んでしまうこと痛感させられるだろう。「1:29:300」の法則を忘れてはなるまい。
参考資料:新宿区HP