新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

新聞休刊日の朝に

2023-07-10 07:47:34 | コラム
原因不明の痛みに悩まされている:

先月の最終週辺りから、背中というか左側の肩甲骨とその付近の何が原因か解らない痛さが、段々キツくなってくるのに悩まされてきた。心臓と動脈に欠陥を持つ身なので不安であった。その痛さが我慢しきれなくなったので、8日(土)に35年もの間診て頂いているクリニックに駆けつけた。

問診とX線撮影とCTの結果では「何処にも問題がない」となった。自分で測っている「ヴァイタル」の数値も安全圏内で、血圧も先ほどは買ってみればスマートウオッチが示す値と同じで少しだけ高めに出てくる。

兎に角、痛み止めを出して頂いて帰ってきた。昨9日までは薬のお陰か何とか無事に過ごせたが、念のために就寝前に服用した眠剤と痛み止めの効果が中々出てこなくて、真夜中まで眠れず、かえって痛みが出てきた。MSのbingに物は試しと訊いてみると、外科的なことや循環器系の疑いまで色々と出てきた。中では、「上半身の運動不足である」というのを取りたくなった。

振り返れば1958年に経験した帯状疱疹の痛烈な痛みに似ている気がしている。あの時は「痛い、痛い」と叫んで庭を走り回っていた。当時の診断では結局は「自然治癒」だったから、今回も辛抱するしかないのか?

と、そんなことで、昨日は猛暑も怖かったのでジッと家に籠もって、午後からは専らテレビのスポーツ観戦で過ごしていた。先ずは女子のゴルフだが、小祝さくらがトップを守りきって優勝したのは「勝つというか勝てる時はあのように長いパットが入るのだ」の例だと思った。それにしても、女子のゴルフは栄枯盛衰が激しいようで、あれだけ勢いがあった稲見萌寧などはなりを潜め、20歳前後の新人が後から後から出てくるのが面白い。

そこで、NPBの野球である。テレビ局は何故かセントラルリーグの試合ばかりを取り上げるので、昨日は午後にはDeNA対読売、夜には阪神対ヤクルトという、ちっとも点が入らない野球を辛抱強く見ることになった。見方によっては「4テイームが死力を尽くした投手戦」とでも言えるだろうが、如何に後から後から出てくる投手たちが好投しても、点が入らない野球には興奮できないし、スリルも感じられないのだ。

だが、それでも野球は懸命に攻めるから良いのだが、Jリーグというか日本代表のサッカーのように、暇さえあれば後陣どころかGKにまで戻してしまう消極的で得点が少ないサッカーはもっと詰まらない。特に、テレビ観戦だとカメラがボールを追いかける嫌いがあるので、ボールを持っていない者たちの動きが見えないので一層詰まらなくしている。尤も、野球中継でもセンター後方のカメラから撮るので、野手全体の位置が見えないので興味が削がれる。

DeNAの試合は12回まで持って行かれたので、あの場面で牧がホームランでも打てば面白いなと思っていたら、本当に打ってしまった。DeNAの東も読売のメンデスとやらも良い投球はしていたが、DeNAの打者はいつも通りに粗雑だし、読売は高額の年俸を払っている丸が耐用年数を過ぎたようだし、元不良選手の中田翔も「老いたり」の感が深いので、所詮は岡本頼りでは4位が丁度良いとこだろう。私は時々綺麗なホームランを打つ大城というアウトサイドばかりに投げさせる捕手が問題だと思ってみているが。

阪神は買ってくるMLBの落ち武者たちが、何れも粗雑だからこっちにやってきたのだろうと思わせるような粗雑さでは、近本が不在となっては佐藤輝を二軍から上げざるを得なかったのだろうし、不安定な大山に依存する格好になった。ヤクルトは落合博満の予言通りに村上が打てないところに山田が欠場とあっては、サンタナとオスナが命綱となってしまった。しかも、塩見までが二軍で調整中では中日とビリ争いも止むを得まいと思う。

という具合で、昨夜も試合も投手戦というよりも古い言葉の「拙攻」と「貧打」の展開で、「どっちが延長になる前に1点取るのかな」くらいの興味しか沸いてこなかった。結果としては、未だ粗雑なバッテイングしかできていない新人の山下が8回裏に思い切り振り回した一打がホームランになって阪神が勝ちきった。考えてみれば、昼間から通算して18回(ということは2試合分だ)も点が入らない野球を見ていたのだった。これでは痛みも治まらない訳だ。今朝になっても痛いので痛み止めを飲んだところ。