新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月30日 その3 「矢張り大谷翔平のことが心配になる」は「その2」でした

2023-07-30 11:59:57 | コラム
各位

ウッカリして「矢張り大谷翔平のことが心配になる」を「その2」とせずに載せてしまいました。お許しを。

真一文字拝


矢張り大谷翔平君のことが心配になるのだ:

2023-07-30 10:22:52 | コラム
何分にも当方は心配性なので:

昨29日には大谷翔平が足に痙攣が生じたの、ネヴィン監督とやらが「故障者リストには載せない」と言ったとか報じられたし、YouTubeにはまさかとは思うが「今期中は絶望」などと出ていたので、一寸心配になってきていた。

と言うのは持論として、と言うか信念で「良いことは長続きするものではない。今好調か好況ということは遠からぬ将来に低迷するという前兆」と考えているのだ。故に、最近の大谷の大活躍を見ていると、何時だったか広島の監督が間違えて言ってしまったのだろう「神がかっている」(が正しくて「神っている」は誤りだ)状態にあると見ている。何時までも、そういう素晴らしい状態が続くことはないのではと案じているのだ。

懸念していることは「ネヴィン監督は神がかった活躍をしてくれているのを良いこととして、恐らくエンジェルスの最高の年俸取りである大谷をその高額に見合うように使い倒す気ではないか」と疑っているのだ。同時に「大谷が活躍しすぎている間に、神ならぬ身の彼にも疲労と精神的な負担も重なって調子が落ちるか、故障(怪我?)を起こさないという保証はない」と思っている。

監督にはプレーオフ進出という「職務」が課されているかも知れないので、大谷以外に頼れる選手が極めて少ないので、目をつぶって依存し続けているのではないのか。それでは、如何に大谷が自分自身を鍛え上げてあっても、何時か何処かで好調が途切れるか潰れてしまうのではないかと、ヒヤヒヤしながら眺めている。

ダブルヘッダーで使って、それほど遠くはないと思うが、その晩にデトロイトからオンタリオ州トロントに飛んでも、頭から使うというのは才能の浪費になるかも知れないし、ビッグモーター並みの酷使だ。

私はtwo-wayを続けさせるのであれば、それなりの休日を与えるのがティームを管理・監督する者の責任だと思う。大谷君は今やMLBの宝の如くに扱われているが、その前にLAエンジェルスの宝である最重要選手だろう。あの監督とコーチどもの見識を疑う。そんな程度だから、負けが込んでくるのだ。故障者が多いのも監督の管理と鍛え方が行き届いていないことを証明している。大谷はこんな駄目管理・監督ティームに長居は無用ではないのか。

あれでは、折角の大谷の「類い希なる」程度では形容しきれない才能も何時かは尽きてしまうのかも知れないではないか。それに気になって仕方がないのが、マスコミの過剰と言いたくなる褒めそやし方だ。何度も指摘してきたことで、彼らに持ち上げて褒めそやされると、選手本人がその為に慢心したとかいう事ではなくても、好調が維持されなくなった例が多すぎたのだ。大谷はその褒めそやし攻撃から何としても身を守って貰いたいのだ。

この世には、自分の持病以外にも、このように心配なことは多いものなのだ。


英単語の話

2023-07-30 07:50:26 | コラム
「出来る」という意味の“can”の使い方:

今朝ほど、偶々仏文学のTK博士と意見交換した中に、このcanの意味を誤解した(のだろう)為に生じた果てしない議論の例に触れたので、ここに何故そうなってしまったかを諸賢の参考までに取り上げておこうと思う。

それは1993年の秋だったかと記憶する。あるアメリカの弁護士さんが、バブルが弾けた後で方々に発生していた「アメリカに不良資産を抱えて困っている企業」の一社を訪れて、“REIT”(=Real Estate Investment Fund)での処分を提案した時のこと。私は証券化については何の知識もないままに、通訳を頼まれて付いていった次第。

担当の課長さんは「英語で話せるから通訳は不要」と言われたので、ただ黙って座っていた。課長さんは「そんな案を今日の時点では上司に提案できない」と言いたくて“I cannot 云々.”と言われてしまった。ここで「言われてしまった」にご注目願いたい。それを聞いた弁護士さんと助手の女性は「貴方が出来ないと言われるのならば、どうしたら出来るようになるのか。出来るようにお手伝いしたい」と申し入れた。何故、アメリカ側がそう解釈したのだろう。

すると課長さんはやや不満顔で“I said I cannot.”と反撃。アメリカ側は「だから。どうすれば貴方が上司に提案できるようになるか教えて下さい」と食い下がった。答えは憤然として“Didn’t I say I cannot.”と突っ返した。アメリカ側は「好意で手伝うと言っているのに、何故怒るのか」と言わんばかりにキョトンとなってしまった。ここで、無用の通訳が割って入ってその場を収めて、再会を願って退出に持ち込んだ。帰路、何故怒っていたかを解説して、驚いて貰った。

課長さんは「現時点では上司にそういう提案をするべきではないと思う。時期尚早」という風に言うか、「残念ながら、私はそういうポジションにはいない」のように言えば理解されたかも知れない。思うに単語帳的にcanの「出来る」という意味だけ覚えたので、通じなかったのだろう。

もう一つcanのおかしな使い方の例を挙げてみよう。あるところのロッカールームには“You cannot use your mobile phone here.”という英文のポスターが貼ってあった。これだと「いや、俺はここでも出来る」と言いたい人が出てくるだろうと思った。「使ってはいけない」と言いたいのならば、ズバリと「禁止する」という意味のprohibitかbanを使うか、簡単に“Don’t use your mobile phone, here.”でも解って貰えたと思う。

実際には、そのポスターには日本語で使用禁止とあるが、そこでスマホを使っている人は多いのだ。あーあ。