新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

らくらくスマートフォンが故障した

2023-07-17 07:43:00 | コラム
7月16日は35度の暑さの最中に外出:

今回も私事にわたる話題を取り上げよう。やや迂闊だったが、15日にドコモショップ小滝橋通り店に電話して、17日の午後1時の予約をしてしまった。それというのも、一昨年の10月にドコモからの再三のDMによる勧誘を受けて切り替えた高齢者用のらくらくスマートフォンの電池の状態がおかしくなったので「どう対処すべきか」を尋ねたことから始まった。

ドコモショップはこれまでに何度か訪れたことがあったが、何となく違和感ばかりで好感触がなかったので、余り行きたい先ではなかった。だが、電池は充電しても1日も保たない状態なので、選択肢は残っていないと判断した。しかも、気が付けば昨日は35度という予報が出ていた。二男には外出は避けるべき暑さだと忠告された。テレビでは高い気温の上に地面からの照り返しが来るので、実際は40度を超える場合があると「外出の危険さ」を伝えていた。

しかも、このドコモショップはここからは歩いて行くか、タクシーでも利用する以外ないような交通の便が悪い場所にあるのだ。そこに35度の猛暑の真っ盛りの時間帯に徒歩で行こうとは、我ながら正気の沙汰ではないと思っていた。我が家の周辺ではタクシーを拾える可能性が低いので、極力日陰を通っていこうと考えて、12時10分過ぎに出発した。

ドコモショップでは1時丁度から対応して貰ったが、そこで思い出したことは「このらくらくスマートフォンを生産している富士通の系列だった富士通コネクテッドテクノロジーズ社(FNCT)は民事再生法の保護を申請していたこと」だった。係員からもその旨を告げられて、修理には2週間ほどを要するか、または交換になる」と告げられた。先頃、この会社が経営破綻したことを取り上げてあったが、その影響が自分にまで及んでくるとは考えてもみなかった。

自慢にも何にもならないが、この方面の事情には全く暗いので、所謂「ガラケイ」の頃に経験したように簡単に電池交換で済む事だと思っていた。だが、この携帯電話は電池が部品として組み込まれているので、そうは簡単な作業ではないので、預かった上で2週間お待ち願うと告げられた。2週間も携帯電話無しで過ごすのかと思えば、代用品を無償で貸してくれるのだった。そこで、必要な情報をこの貸し出された機器に入れ替えて作業が終わった。

つい先日「難儀な時代」と題して「超後期高齢者が新しい時代に適応していく事がどんなに困難か」を論じたばかりだったが、携帯電話の販売店はこういう形で対応するのかと、初めて知り得たし、いくらかでも現代の事情を学ぶ機会になったかと痛感した。

帰路はあの酷暑の中を歩いて帰ることが危険だと承知しているので、タクシーに乗ることを選択した。その運転手さんは「高齢者は新陳代謝の能力が衰えているので、暑さ寒さへの対応能力も低下して、自分自身の体調の変化に気が付かないので危険である。故に、タクシーの利用は適切」と聞かされた。当方もその辺りは充分に心得ているので、タクシーを利用して身の安全を図ったのだった。

なお、私は酷暑の中での水分補給用に、ショルダーバッグには「ポカリスエット」を入れて随時飲んでいた。