河野太郎さん、そんな事仰ってましたか?
本日は3月12日以来のことで、国立国際医療研究センター病院に出向いた。再来受付表には「マイナ保険証の方はカウンターに」と記載されていたので、深い考えも無しにマイナンバーカード兼後期高齢者保険証(なのかな)を提示した。そこには市中のクリニック等では見かけなかった機器が備え付けられていた。当方は迂闊にもIDとPWを書き留めたメモをなくしていたので、顔認証を選択した。
そこまでは良かったのだが、そこから先に色々と同意するとか何のという選択肢が待っていた。そこは係の女性に指導して貰って無事に切り抜けられた。そこから先に意外なことを宣告された。それは「次回来院の時にはこれと同じ手続きをして確認すること」だった。来る10月で廃止される保険証では、その確認は6ヶ月に一度で良いと聞かされていた。来月の2日には別の科で診察の予約があるので、またこの手続きをしろという意味だ。
「はてな」と思ったことは、河野太郎さんは頑強に紙の保険証の廃止を唱えられ、つい先頃には厚労大臣だったかも「この規定方針は変更しない」と宣告された。だが、毎回通院の際に機械にかけろという話は「聞いてないよ」状態だと思う。係の女性にも訊いてみたが、言うなれば「取り付く島もない」状態で引き下がった。
次には調剤薬局で馴染みの薬剤師さんに尋ねてみた。答えは「薬局にも来る度に確認をお願いするように指示が来て、機器も顔認証が可能な物にしました」だった。彼も言うには「かえって患者さんには手間が増えたことになったのは間違いないでしょう」と、マイナンバーカードにすると確認の手続きが煩雑になったと確認して貰えた。
果たして「こうして欲しい」という発表が河野担当大臣か武見厚労相からあったのだろうか。少なくとも当方には寝耳に水だった。毎回確認するのは何処の何方にとって有利(「メリット」は言葉の誤用)になるのだろうか。何がどうのか知る由もないが、何れは「マイナ保険証をスマートフォンに内蔵せよ」とでも大臣さんが宣言されるのではないかと怖れている。
政府は既に「国民皆スマートフォン条例」でも交付されたのだろうか。「聞いてなかったよ」と不満を言う当方が注意不足だったと反省すべき事柄なのだったのか。少なくとも、私は河野太郎さんには次期総理候補に立って貰いたくないと思った半日だった。
何方か、この手続きを「承知していた」とお知らせ下されば幸甚に存じます。