視聴者や読者を欺いているのでは?:
贔屓の引き倒し:
今時、こんな古めかしい表現は通じないかも知れないとは思うが、閃いてきたので使った次第。当方は大谷翔平がこのような目に遭わねば良いのだがと、一人密かに案じている。つい先日も某強豪高校野球部OBと意見交換した結果から「大谷を過剰に持て囃すのは好い加減に止めたらどうか」とマスコミに苦言を呈したつもりでいた。
ところが、彼等は一向に止める気配がない。ロバーツ監督が好機での初球打ちから凡退に苦言を呈したことも取り上げた。年間100億円もかけた「期待の星」大谷が19打席も打点がなく、ホームランが僅かに4本とあっては、監督が苛立つのも無理はないだろう。アメリカという国では多額の給与に見合わない働きしか出来ない者をどのように処分するかは、最早我が親愛なるマスコミも解っているのではないか。その事にも触れたらどうか。
それでも、マスコミは「今日は松井秀喜の日本人選手のホームラン記録を破るか」と大騒ぎを続けている。だが、彼等は同じ175本でも、そこまでに達した年数と試合数には触れようとしない。何が何でも「大谷さんは偉い」との報道の仕方だ。この姿勢をおかしいと思っていない彼等の感覚を疑う。視聴者を意図的にミスリードしているとしか言いようがない。
当方は史上希に見る高額でDodgersに転進した山本由伸投手についても「一抹の不安を感じる」と述べてあった。そう言う根拠も取り上げた。だが、昨日もそうだったが、このままでは「三振を取り取り負ける良い投手」になってしまう危険性がチラチラと見えて仕方がないのだ。マスコミは「良い投手の条件は沢山三振を取る事」と勝手に定めているようだが、ティームに勝利をもたらせなければ高額年俸には見合わない。山本由伸の奮起を期待したい。
パレスチナとウクライナには何らの瑕疵はないのか:
マスコミ報道の姿勢は「イスラエルはガザで悪逆非道の限りを尽くし、無辜の民を殺害しているのは怪しからん」に尽きると思ってみている。ネタニヤフ首相にも過剰防衛というよりも過剰な攻勢と批判されても仕方ない面はあると思う。だが、ハマスが最初に仕掛けた不意打ちと人質を取っていった事実は非道ではないのか。マスコミ報道は「イスラエルが悪」であり「パレスチナは気の毒だ」を強調しすぎに思えてならない。
戦争とか二国間の紛争の場合に「何れか一方が悪であり、片方は一点の曇りも瑕疵もない」という事が成り立つとは思えない。だが、マスコミ報道を見ていれば、ガザの一般市民に対する同情が過ぎてはいないかと思わせられる。それだけではなく「ガザ発」の報道ばかりで、イスラエル国民の感情やこの争いに関しての偽らざる意見などは余り聞いた記憶がない。片手落ちだと思うのは誤りかな。
「ウクライナには一片の過失がないのにも拘わらず、ロシアに不当にも攻め込まれたのか」との単純素朴な疑問は、あのロシアが仕掛けた時に取り上げておいた。
このイスラエル対ハマスの件を報じるのならば、あの地域で何千年も続いている争い事の歴史をあらためて解説しても良くはないのか。世界史の専門の先生に解りやすく教えて頂ければ良いのだがと思う時もある。自慢じゃないが、当方はイランという国がシーア派の主導的立場あるくらいの知識しか持ち合わせがない。もっと誰にでも解りやすくあの地域の実情を伝えてほしいものだ。