新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

来たるべきアメリカ大統領選挙の行方:

2020-08-17 10:08:10 | コラム
アメリカの元上司や同僚に問い合わせてみた:

先日掲載しました「アメリカ大統領選挙(アメリカの元上司と友人に問い合わせてみよう)」を、昨日やっと英文にして送ったところ、2名からかなり手厳しいトランプ大統領の批判となって返ってきました。これは別に驚きでも何でもありませんが。

一つは私が最も尊敬する知的な元上司の奥方でMBAでコンサルタント事務所を持っておられた人からで、もう一方は言うまでもないかも知れませんがお馴染みのL氏から。

内容は「そこまで言われるか」と言いたいようなと言うか、今までに聞いたこともな方ほどの激しさでのトランプ大統領とその政権の批判。元上司の奥方からの返信は大変な長文ですが、こういう見方が絶対に我が国のメディアやテレビ局が「専門家」と称して語らせている、私に言わせれば”They are not making things happen.”ではない伝聞と統計と資料に基づいて語る人たちとの違いだと思います。または当事者というか支配階層のアメリカ人がトランプ大統領をどのように見ているかを表していると思います。

その内容を一言にすれば、YM氏が13日に「彼とその周囲にいる人たちとトランプ氏とは全く相容れないので、交流があるわけがなく話が通じていない」と言っていたのと同じでしょう。未だトランプ候補だった頃に、NY在住のエコノミストEH氏は「仕事上でトランプ氏と付き合いがあるが、トランプ氏と知り合いだと言っただけでも、街を歩いていれば背後からナイフで刺し殺されそうな恐怖感がある」と語っていたそうです。

アメリカの支配階層と永年の親密な本格的な付き合いがあるのだろうとか、彼等の中で暮らしたことがあるのかなと疑わせるような評論家が見るアメリカと、アメリカのアッパーミドルに属する人たちが見るトランプ大統領やジョー・バイデンは違うと思うのです。YM氏の表現を借りれば「駐在員や留学生は彼等から見ればお客様に過ぎない」のだそうです。アメリカの支配階層と親密に交際して本心を聞き出せるような機会はないだろうという意味になるのでしょうか。

私は何度も彼らの一員だったと述べてきましたが、それ故にトランプ大統領の支持層の人たちとは全くと言って誤りではないほど、交流がありませんでした。この辺りがアメリカの「分化」でしょう。今回、受信した二人もトランプ大統領が再選されるのか、バイデン/ハリスが勝つかには直接には触れていません。何分にもトランプ大統領を嫌う(批判する)層に属する人たちは、最早アメリかでは少数派ですから。



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