新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月22日 その2 「パーテーション」って何のこと

2020-02-22 08:41:45 | コラム
カタカナ語排斥論者の嘆き:

今朝ほどは「テレビ朝日さん、如何に何でもパーテーションはないでしょう」と叫んでいた。何もテレ朝だけではないが、この「仕切り」か「間仕切り」等を意味する“partition”を「パーテーション」とする傾向が段々に激しくなってきた。思うに、普通の日本人には「パーティション」が発音しにくいだろうとカタカナ語製造業者が気を利かして、こういうとんでもないカタカナ書きにしたのだろうと疑っている。ジーニアス英和辞典はチャンと「パーティション」というカタカナ書きまで記載されているのに。

私はカタカナ語製造業者が何故英語本来の発音を無視して、おかしなカタカナ書きをしてそれをテレビ局や新聞社に強制(しているのか、彼等が「これ、これ」と思って飛び付くのか)しているかとすら疑っている。現在のように世を挙げて英語教育の強化を謳っているときに、何の恨みがあってインチキな発音になってしまうカタカナ語を普及させるのか、私は憤慨する前に呆れている。特に酷いと何度も指摘した「セキュリテイー」などは、立派なはずだと思う学識経験者がテレビで躊躇うことなく「セキュリティ」と言っているのは凄いと思う。

あの方々は中学校から高・校大学にかけて、一体どのような教師にどのように英語を教えられたのだろうか。“security”を英和辞典でも英英辞典でも見れば、発音記号は「セキュアラテイー」に近いように掲載されている。元の動詞の“secure”を敢えてカタカナ表記すれば「セキュアー」であるのだから、それを名詞形にすれば最悪でも「セキュアリテイー」となると思うよ。こんな事を何度言っても効果はないと承知しているが、言っておかないことには「本当の英語の発音」を知って貰うことが出来ないと思うので、敢えて言っておくだけだ。カタカナ語製造業者よ、反省せよ。


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