戦時中に育った者として思う:
5月には終わるのか:
私の「閃き」では「5月半ばまでには」と出ていたが、ウクライナの大統領府の方だったかは「5月にはロシアの侵攻は終わるだろう」と言われたとかだ。これだと、1日から31にまでで幅が広すぎると思う。報道によれば、ロシアの国営テレビ局の女性キャスターが生放送中に「戦争を止めよう」と発言したら3万円の罰金を科されたそうで、国内には厭戦気運が出ているとかだ。だが、プーテイン大統領はこれくらいのことで侵攻を止めることなどあり得ないだろう。
ロシアの攻め方:
大東亜戦争中のアメリカの我が国の本土を空襲してきた手法を思い出せば、こんな事を言うべきではないと知りつつも言うが、現在ロシアが保有しているだろう核兵器や近代的?な化学兵器等の存在を考えれば、未だお手柔らかな方だと思わせられる。学校や病院を狙っているロシアが非道だと報じているが、これは戦争なのだ。あの頃には我が国では「無差別爆撃」を浴びたのだった。兵力でも戦力でもない一般市民が住む東京が焼け野原にされたのだった。これから先に行き詰まるかも知れないロシアが何をするかを、考えておく必要があるのではないのか。
停戦協議:
4回目でも成果が得られなかったと報じられている。当たり前だと思う。プーテイン大統領が派遣した連中に「何らかの決定を下すか、ウクライナ側と合意して宜しい」という下部への権限と責任を委譲することなどあり得ないのだから。良く考えるまでもないことで、両国とも大統領制の国だ。プーテイン大統領がその場に出ていく訳がないだろう。
経験からも言えることで、彼らの世界では決定権を持つ者はごく限られている。我が事業部ではその運営に全責任を負う副社長兼本部長だけだった。私が転進した直後に古参の技術サービスマネージャーに諭されたことは「お客の前で迂闊に値段の話をするな。価格の決定権はCEOにしかないくらいに心得ておけ」だった。要するに、重大な決定を下す権限を与えられている者はそれだけ責任が重いのだが、その分だけ収入も多くなる世界と言うこと。
念の為に英語では“delegation of responsibility”が「責任の委譲」で、“authorization”にすれば「権限の委譲」となる。誰に委譲するのかと言えば「下部」である、プーテイン大統領が何処の誰に委譲するのか。そんな者を側近に置いている訳がないだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます