28日の半分は野球観戦で終わった:
先ずは東京六大学野球の早慶戦から。慶応大学出身者にはこの見出しは失礼かも知れない。お許しを。
これはNHKが何時も律儀に中継放送してきたが、昨日は何故かテレ朝だった。私は偏見と言われようと何だろうと東京六大学野球の水準は低いと思っているし、見る価値には乏しい試合だと思っている。それを伝統だか何だか知らぬが、中継を続けるNHKは偉いと思っていた。
一言にすれば、「優勝がかかっている」とアナウンサーがしきりに言う慶応が逃げ切れるかどうかという点では興味があったが、内容には乏しいと感じた。テレ朝に対して不満だったのは(途中から見たせいかな)各選手の出身高校を表示してくれなかったこと。私にすれば、彼らの育ちが解れば色々と興味ある情報になるのだから。
慶応大学だが、先発とその次の投手が1年生だったのは面白かった。1年生で使われるということは、よほど優れているのか、他に人材がいないかの何れかだろうが、どうにも後者に思えてならなかった。ここで興味があったのがホームランを沢山打つという、楽天が2番目に指名したという岩見君。粗雑な打者で欠陥が多く、あれではプロで直ちに通用するとは到底思えなかった。素材として買うのだろうが、常に言ってきたことで、あの大学出身者はプロの世界には不向きだ。でも、救いがあったのが彼の慶応らしくない(失礼)面構え。育て方次第では2年後辺りで伸びるかも・
次は日本シリーズ。
面白いようであり、全く詰まらない野球だった。それらの点を細かく挙げて行こう。先ずはDeNAのラミレス監督。私には未だに優れた監督なのか、山勘が頼りなのかが見えてこない。クライマックスシリーズでも見せた使い方だが、昨日の井納先発は危険すぎる賭だったし、引っ張りすぎだった。確か解説の宮本慎也はもっと早い時点で変えるべしと言っていた気もする。あの起用は試合を壊した。私にはあの使い方には何か確たる理論の裏付けがあるのか、勘だけだったかが解らない無謀さに思えた。
井納が特に駄目だった点は「打率にすれば2割6分でしかないデスパイネに、その欠陥である外側を突かずに打ち頃の近めの高い球をこれでもかと投げて痛打されたこと」であろう。それくらいのスカウティングが出来ていないはずはないと思って見ていた。私がDeNAの野球を雑だと決めつける根拠がこの辺りにある。
次は、たった一試合で断言するのは早いと承知で言うが、DeNAとソフトバンクでは格が違うのではないかと思わせてくれた。場慣れの差もあるが、選手一人ひとりを取ってみても熟練の度合いが違う。以前にも指摘したことだがDeNAの打者は余りにも雑だ。千賀があれほど制球に苦しみストライクとボールがハッキリ分かれているにも拘わらず、悪い球に手を出して凡退はするし、打ち急ぎが目立って、苦しんでいた1回の表をむざむざと切り抜けさせてしまった。私はここまでで試合が終わったと思っても良いかと思ったほど雑だった。
特に、頼みの綱のはずのロペスが駄目だったのが痛いし、桑原の粗雑さも際立っていた。私が興味を感じたのが宮本慎也が指摘した3点差があった時の乙坂だったかが、無死1塁から次打者のライト前ヒットで3塁までは知ってしまったことを「回数と得点差を考えれば好走塁ではなく無謀」と評したこと。この辺りがDeNAの野球が雑なのかぜっきょくてきなのかと評価が分かれるところだろうし、ラミレス野球の評価にも繋がるのではないか。
あの7点を取られた回でもリリーフに田中を出したラミレス監督の采配は「試合を完全に捨てたな」と思わせてくれた。私の評価では田中はコントロールが整っておらず、救援投手には不向きなのだ。しかもロペスだけに止まらず、筒香も押さえ込まれたし、首位打者の宮崎も力み返ったのか明らかなボール球を空振りするなど良いところがなかった。彼らは優れた打者なのだが、コインの裏側には「雑」と書いてある。
残る試合の興味はDeNAがあの大敗で落ち込むか、息を吹き返すかだ。だが、あのような投手と打者の粗雑さを何とかしないと一見智将風で、別な角度で見ればアメリカ風の野球するラミレス監督が、広島を惑わせたほどソフトバンクを抑えてみせるかにかかってくると思う。だが、1.5流プラス程度の投手しかいないDeNAでは、当たり出した柳田以下を抑え切れそうにもないと危惧する。
実は、これらの2試合の間にラグビーの日本代表対世界選抜という面白い試合も見ていた。興味ある現象だったのは、ラグビー界内の事情があったようで代表落ちして世界選抜に回った藤田と五郎丸が「周りが上手いと良いプレーが出来る」というサッカーの欧州組と同じで、見事な出来だったのが印象的だった。
先ずは東京六大学野球の早慶戦から。慶応大学出身者にはこの見出しは失礼かも知れない。お許しを。
これはNHKが何時も律儀に中継放送してきたが、昨日は何故かテレ朝だった。私は偏見と言われようと何だろうと東京六大学野球の水準は低いと思っているし、見る価値には乏しい試合だと思っている。それを伝統だか何だか知らぬが、中継を続けるNHKは偉いと思っていた。
一言にすれば、「優勝がかかっている」とアナウンサーがしきりに言う慶応が逃げ切れるかどうかという点では興味があったが、内容には乏しいと感じた。テレ朝に対して不満だったのは(途中から見たせいかな)各選手の出身高校を表示してくれなかったこと。私にすれば、彼らの育ちが解れば色々と興味ある情報になるのだから。
慶応大学だが、先発とその次の投手が1年生だったのは面白かった。1年生で使われるということは、よほど優れているのか、他に人材がいないかの何れかだろうが、どうにも後者に思えてならなかった。ここで興味があったのがホームランを沢山打つという、楽天が2番目に指名したという岩見君。粗雑な打者で欠陥が多く、あれではプロで直ちに通用するとは到底思えなかった。素材として買うのだろうが、常に言ってきたことで、あの大学出身者はプロの世界には不向きだ。でも、救いがあったのが彼の慶応らしくない(失礼)面構え。育て方次第では2年後辺りで伸びるかも・
次は日本シリーズ。
面白いようであり、全く詰まらない野球だった。それらの点を細かく挙げて行こう。先ずはDeNAのラミレス監督。私には未だに優れた監督なのか、山勘が頼りなのかが見えてこない。クライマックスシリーズでも見せた使い方だが、昨日の井納先発は危険すぎる賭だったし、引っ張りすぎだった。確か解説の宮本慎也はもっと早い時点で変えるべしと言っていた気もする。あの起用は試合を壊した。私にはあの使い方には何か確たる理論の裏付けがあるのか、勘だけだったかが解らない無謀さに思えた。
井納が特に駄目だった点は「打率にすれば2割6分でしかないデスパイネに、その欠陥である外側を突かずに打ち頃の近めの高い球をこれでもかと投げて痛打されたこと」であろう。それくらいのスカウティングが出来ていないはずはないと思って見ていた。私がDeNAの野球を雑だと決めつける根拠がこの辺りにある。
次は、たった一試合で断言するのは早いと承知で言うが、DeNAとソフトバンクでは格が違うのではないかと思わせてくれた。場慣れの差もあるが、選手一人ひとりを取ってみても熟練の度合いが違う。以前にも指摘したことだがDeNAの打者は余りにも雑だ。千賀があれほど制球に苦しみストライクとボールがハッキリ分かれているにも拘わらず、悪い球に手を出して凡退はするし、打ち急ぎが目立って、苦しんでいた1回の表をむざむざと切り抜けさせてしまった。私はここまでで試合が終わったと思っても良いかと思ったほど雑だった。
特に、頼みの綱のはずのロペスが駄目だったのが痛いし、桑原の粗雑さも際立っていた。私が興味を感じたのが宮本慎也が指摘した3点差があった時の乙坂だったかが、無死1塁から次打者のライト前ヒットで3塁までは知ってしまったことを「回数と得点差を考えれば好走塁ではなく無謀」と評したこと。この辺りがDeNAの野球が雑なのかぜっきょくてきなのかと評価が分かれるところだろうし、ラミレス野球の評価にも繋がるのではないか。
あの7点を取られた回でもリリーフに田中を出したラミレス監督の采配は「試合を完全に捨てたな」と思わせてくれた。私の評価では田中はコントロールが整っておらず、救援投手には不向きなのだ。しかもロペスだけに止まらず、筒香も押さえ込まれたし、首位打者の宮崎も力み返ったのか明らかなボール球を空振りするなど良いところがなかった。彼らは優れた打者なのだが、コインの裏側には「雑」と書いてある。
残る試合の興味はDeNAがあの大敗で落ち込むか、息を吹き返すかだ。だが、あのような投手と打者の粗雑さを何とかしないと一見智将風で、別な角度で見ればアメリカ風の野球するラミレス監督が、広島を惑わせたほどソフトバンクを抑えてみせるかにかかってくると思う。だが、1.5流プラス程度の投手しかいないDeNAでは、当たり出した柳田以下を抑え切れそうにもないと危惧する。
実は、これらの2試合の間にラグビーの日本代表対世界選抜という面白い試合も見ていた。興味ある現象だったのは、ラグビー界内の事情があったようで代表落ちして世界選抜に回った藤田と五郎丸が「周りが上手いと良いプレーが出来る」というサッカーの欧州組と同じで、見事な出来だったのが印象的だった。