新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月15日 その2 「国葬反対」は本当に情けないことだと思う

2022-09-15 08:40:49 | コラム
我が国民が劣化したのか:

故安倍晋三元総理の国葬を巡っての否定的な騒ぎを連日見せられるのは、本当に心から情けないことだと嘆いている。国葬に賛成か反対かの世論調査をする感覚にも恐れ入っているが、それにも増して品性下劣な輩があれほど多いのかと悲憤慷慨しているのは「故安倍晋三元総理の業績の中から、彼ら反対勢力がモリカケ桜等々を抜き出してここを先途と論い、如何にも故安倍元総理が極悪人であったかの如くに吹聴していること」だ。

本日の渡部亮次郎氏主宰の「頂門の一針」では、北野幸伯氏が「安倍元総理の本質」で詳細に述べておられたように故安倍元総理が残された功績は立派どころか偉大なものがあるのだ。それを全く無視して一党一派のためなのかあるいは一紙の虚栄と見得のためなのか、あれほどまでに故人を卑しめる日本人がいたのかと思うと本当に情けないのだ。何時から我が国にはそういう品性下劣な者どもが、世論調査上では過半数に達するようになったのかと、怒り且つ慨嘆している。

私は我が国では「死者に鞭打つ」かのような行為は、下等であり無礼であると否定されてきたと信じてきた。それにも拘わらず、公党であり与党第一党の立憲民主党の泉健太(敢えて敬称も何も省く)は散々異論を唱えたかと思えば、逡巡して見せた後で「欠席」を表明したのだった。どれだけ非難攻撃しても飽き足らない愚行である。また、彼らに同調して「反対」のデモンストレーションまでする者どもがいたのも、見苦しい出来事だった。

この不敬な態度を見るにつけ、彼らが政敵だったかも知れない自由民主党総裁だった安倍晋三氏の業績を否定すれば、彼らの人気が浮上するとでも思っていたかと思うと、こんな連中を選んだ国民の質まで気にしたくなってしまう。北野幸伯氏が採り上げられた数多くの功績から、仮令彼らが未だに論っている「モリカケ桜」などなどを引いても、実績と功績の方が比較するまでもなく遙かに大きいのではないか。

だが、そのような品性下劣な連中に格好の岸田内閣と自民党を貶める材料を提供したのが、旧名統一教会問題である。私は岸田総理が茂木幹事長に命じた内部調査は後手だったし、かえって反対派が盛り上がる材料に使ってしまった経過を見ていると、総理は側近に人を得ておられないのかと気懸かりだ。特に、側近と報じられている木原官房副長官の今頃になって関連があったと認めるような発言は、負の貢献でしかないだろう。


詐欺メールがらくらくスマートフォンに

2022-09-15 07:43:07 | コラム
携帯電話にもスパムメールが:

昨日はらくらくスマートフォンにメール着信音がしたので、何事かと開いて見た。それはSMSへの着信で、発信元はNTTと名乗っていて、番号が固定電話のものだった。そんなところがメールで何を言ってくるのかと思えば「料金のことで確認したいので、この番号に電話を本日中に」とあり、固定電話と携帯電話の番号が表示されていた。これは怪しいと私にでも解った。間抜けな事だろうが、試しにかけてみても不通だった。

そこで、念の為にNTTファイナンスに電話で確認してみようと「SMSにメールで何か通知することがあるか」と尋ねてみた。すると「そういうお問い合わせが増えているが、こちらから直接メールすることは一切無い」との答えだった。恐らく高齢者狙いのメールだったのだろう。

が、当方は頭から迷惑メールと決めつけることなくNTTに照会した辺りは、未だこの手のメールへの対応に不慣れなので、危うくカモになる危険性もあったかと、少し反省したのだった。

実は、スマートフォンへのスパムメールは初めての経験だったが、PCの方には昨14日には僅か129本の襲撃だったのだ。このSMSの分を加算すれば130本になる。ご苦労様な事だと思う。

我が方はOCNの有料の「迷惑メールブロッキングサービス」を利用しているので、1表となって送られてくるものを一覧して、希に混入されている正常なメールを受信トレーに戻せば良いだけのこと。

「世に盗人の種は云々」と言われるが、一向にこの手のメールが来ることが終わらない。なお、本日は132本だった。

村上宗隆が55本目の本塁打を打った

2022-09-14 07:52:48 | コラム
なおス:

「なおス」とはSNS上で流行ったとか聞いた表現「なおエ」を流用してみたのだった。即ち、「なおエ」とは大谷翔平が幾ら活躍しても「なお、エンジェルスは負けた」なのだそうで、昨13日の夜は「なお、スワローズは7対9でジャイアンツに敗れた」という残念な結果だったのだ。

実は、昨13日にはスワローズ対ジャイアンツは村上宗隆が菅野から54本目を打った辺りまでは見ていたが、スワローズの敗色濃厚と判断したし、好みではないジャイアンツが勝つところを見たくないので、観戦を打ち切って早寝にしてしまった。その為に55本目は見損なったのだが、1回の裏に先頭打者・塩見が菅野の初球をホームランにしたところで「スワローズに勝ち目なし」と閃いていた。

勝負の結末は兎も角、村上宗隆は大した打者だし素晴らしい素材だと高く評価している。彼は私が定義する「運動神経発達型」の選手ではないようだと見ていたが、最近になって足も速いことが解ってきたので、漸くこれぞ近年希に見る大谷翔平の域に達するだろう打者になるかと評価するようになった。それでは遅いじゃないかと言われれば確かにその通りだ。だが、凄い素質を持った選手が必ずしもその素材を活かした大選手になるとは限らないのだ。

村上宗隆は5年目でその域に達したのだから凄い。村上の素材として凄さの他に打者として何処が優れているかを認識できたのは、嘗ての3冠王・松中信彦の解説を聞く機会があったからだ。松中は村上の素晴らしさは投球に合わせてバックスイングを開始するのではなく、最初から「弓を後方に目一杯引いた形で待っていて、その位置からスゥイングを開始していること」と分析していた。この形で打つのは容易ならざる技術であると賞賛していた。これで初めて「なるほど」と納得した。

確かに、気をつけて村上の打法を観察して見ると、その目一杯引いた形がゴルフなどで言われている”top-of-the-swing“(=トップスイング)になっていると解った。昨夜の54本目のスゥイングなどは誠に目にも止まらぬ速さで、投げた菅野が後ろを振り向いたときには既にライト後方の観客席に球が飛び込んでいたかの感すらあった。

私には村上宗隆がこの儘60本まで到達するのか、あるいは新記録を打ち立てて貰いたいと思う。だが、これまで通りに成長していくだろうから、何れはMLBからの勧誘も来るだろうし、本人も向こうに行って「限りある身の力試さん」と望むだろう。MLBでの成長と大活躍を期待しても良いだろう。

言い難いことだが、昨夜の敗戦でスワローズはベイスターズに5.5ゲーム差に迫られてしまった。そのベイスターズの勝利たるやヒット1本で、その1点も内野ゴロで取ったものだったそうだ。スワローズは14試合残して11試合勝てないと連覇にはならないそうだ。私は既に指摘したように先発投手陣の駒不足が気になる。山田哲人とオスナとサンタナが奮起して打って勝っていかないと、上記とは別な形の「なおス」になってしまいはしないか。

だが、それにつけても悲しいと言うか残念なことは「何故、我らがサッカー界には大谷翔平級や村上宗隆級の素材が現れないのだろうか」と、何時もも残念に思っている辺りだ。


"What's up?"という挨拶

2022-09-13 08:15:08 | コラム
2年間アメリカで暮らして一度使ったことがあった:

つい先日、某有名私立大学法学部のT教授と懇談の機会があった。その際に、私からイチロー君がシアトルマリナーズ殿堂入りの記念式典の挨拶で”What’s up, Seattle?“から入っていった件を採り上げてみた。教授は少し衝撃を受けられたような表情で「2年間アメリカで暮らしていた間に、一度だけ”What’s up?”を使ったことがあった」と回顧された。そういう類いの挨拶の仕方であると言える。教授は今世紀初頭に2年間イリノイ州の大学に研究留学され、単身で過ごす経験があった。

あらためて解説すれば、”What’s up?“は”How are you?”か、今ではごく普通にアメリカで使われている”How are you doing?“と同じの「やー。今日は。」という挨拶の一種である。戦後間もなくの大方の英会話のテキストには「”How do you do and how are you?”が初対面を含めて最も常識的な挨拶である」とされていたと思う。だが、1972年8月に初めてアメリカに渡って以来、この挨拶に出会ったことはなかったと記憶している。不思議だった。

最も一般的な言い方が”How are you doing, today?“だったと思う。1945年の敗戦から27年も経っていれば、現地での挨拶の仕方も変化してしまっていたのかくらいに軽く考えて「郷に入っては郷に従う」ようにしていた。しかし、アメリカに馴れてくると、挨拶に使われる表現は口語というか通俗的表現まで網羅すれば実に多彩だったのだ。イチロー君が使った”What’s up?”もそのうちの一つに過ぎない、打ち解けた間柄で使う言い方だった。他の例を挙げてみると、

What’s new?
What’s cooking?
How’s everything, today?
Howdy?
How’s it going?
How ya doin’?
How does the world treat you, these days?
How have you been?

などを思いつくが、未だ他にもあったかも知れない。だが、我々日本人が初めて会う人に向かっては”How are you doing?”辺りを使うのが無難だと思う。また、テレビなどで芸人たちが屡々「ナイスミートユウ」などと言っているのは、真似しない方が良いと思う。あれを文法的に正しくすると”Nice to meet you.”になるからだ。私は何処かでmeetは目下に向かって使う言葉であり、”Nice to see you.“の方が良いと聞いた気がするので、seeを使ってきた。

だが、この”Nice to see you.”も省略した形であるので、初対面では”It is very nice to see you.“のようにする方が適切だと思う。気軽に”Nice to meet you.”などと言えば、もしかすると先方は「貴方とそれほど打ち解けた間柄ではない」と不快に感じるかも知れないから。先方との関係を良く考えてから挨拶の仕方を選ぶのが良いと思う。

ここで少し韓国語での挨拶に触れてみよう。一般的に「今日は」という意味で「アンニョンハシムニカ」が知られているが、これよりも少し軽い言い方に「アンニョンハセヨ」がある。私の乏しい韓国語の知識では、冒頭の「アンニョン」は漢字を当てると「安寧」になって「安寧に暮らしていますか」という意味になるそうだ。そして、親しくなると略式で「アンニョン」とだけ言うと聞いていた。

そこで、実験として、我が家の道路の反対側に出現したキムチ等の韓国の惣菜や料理の小売店の店番の青年に、何度目かで白菜キムチを買いに行ったときに「アンニョン」と声をかけてみた。すると、露骨に嫌な顔をして「貴方とはそんな親しい間柄ではない」と突き放された。韓国語の挨拶に関する知識は間違いではなかったと証明できた。


岸田文雄内閣総理大臣殿、不安な材料ばかり増えてきました

2022-09-12 15:13:31 | コラム
朝日新聞の調査では最低の内閣支持率が出たとか:

朝日新聞がやったことでは信じるには値しないと割り切れるが、世間というか政情には不安定な材料が増えすぎてはいないか。私は菅内閣の頃から政府が打つ手は後手、後手となる恨みがあり、何か下手なモグラ叩きを見ているような気がすると言ってきた。でも、菅義偉首相は”Better late than never.“で必ず、何らかの有効な対策を打っておられた。思いつくままに一例を挙げれば、大会場でのワクチン接種を行って1日100万回を見事に実践されたのだった。流石だと思って拝見していた。

岸田文雄総理は常に慎重に事を運ぶことを旨としておられるかのように見える。だが、何か事が起こってから後手になっても有効な対策を講じられる前に「慎重になられるのか、何かに迷っておられるのか」、後手に回ってしまわれるだけではなく、世論や野党などからの雑音(と敢えて言うが)に会うと、遅れ気味にまた別の手段に打って出られることがあり、失礼を顧みずに言えば「本降りになって出ていく雨宿り」になってしまった感が濃厚で残念だ。

例えば、旧名統一教会の問題などは、野党とマスコミに騒ぎ立てられてから幹事長等によって弁解に近いような感すらあった「深い関係などない。何れ党内で決着を付ける」というような、何か具体的にピシャリと解りやすい声明でも出して否定するか、少なくとも何らかの先手を打っておけば良かったのだ。だが、後出しじゃんけんにもならないような対応に終わったので「さては臑に傷持つのか」と、世間にも疑わせたかも知れないのは、如何にもじれったかった。

私は野党もマスコミも「自民党と旧名統一教会との関係」については、ある程度以上のことは掴んでいたのだと本気で疑っている。だが、その問題を持ち出して岸田内閣を責め立てる機会もないままに、今日に至っていただろうと思っていた。そこに、数多の不行き届きがあって、安倍晋三元総理が凶弾に倒れてしまわれた。

この際でも、有効適切な先手を打っておきさえすれば、野党とマスコミ連合軍に山上の案件を放り出してまでも自民党と旧名統一教会との「不届きな間柄?」を攻める機会を与えてしまったではないか。しかし、自民党の何処がどの法律に照らして間違っているのかなどは未だに何処からも解明できていない気がする。信教の自由を憲法で保障されているのに、彼らをカルトとか邪教扱いにだって出来ないのだ。

この案件をボヤの間に消し損なっていたところに、岸田総理は「安倍晋三元総理の国葬」を持ちだしておられた。思うに、この事にあれほど与論とやらが反対し、マスコミを先頭にあろうことか故安倍晋三元総理を余りにも理不尽な形で「かくかくしかじかの旧悪がある」との大合唱になってしまうとは、夢にも読んでおられなかったのだろう。私も我が国民の中にはあれほど国家に対して業績があった故人を逆賊のように非難する連中がいて、デモ行進までするとはと、呆れ返っている。

何度か取り上げてきたことで、私には岸田文雄総理は目の前に数多くの内憂外患の懸案事項をみて、何処から手を付けていくべきかの優先順位のつけ方に迷っておられるとしか見えないのだ。しかも、どうやらご判断の基準を嘗て安倍世間の下で勤められた外務大臣時代の経験が忘れられないのか、海外出張に置いておられるように見えるのだ。だから、例えばCOVIDや急激な円安等への対応は誠に心許ないと思うのは、私だけか。

木原官房副長官は誇らしげにインバウンドの人数制限を2万人(だったか?)から引き上げてなどと言っておられたが、そんな事が円安対策や台湾有事や電力不足や沖縄県知事選における敗北等々よりも重大なのだろうか。

外国人をドンドン入れてしまうと如何なる結果を招くかは、ここ新宿区百人町/大久保界隈に来て見れば直ぐ解る。私は彼らが如何なる滞在資格で我が国に住んでいるのかと不思議に思っている。この街に来て見れば、こういう類いの欧米人ではない外国人がどうやって物価高の我が国で生計を営んでいるかと、非常に奇妙に感じるはずだ。我が国が彼らに好きなように食い物にされているのが良く解るのだ。

「聞く力」を活かして「慎重に検討され」、「専門家の意見を聞く」事も大事だと思う。だが、何物にも増して重要なことは「物事に間違いなく優先順位をつけて、必要な手を可及的速やかに打っておくこと」だと思う。与論とやらに騒ぎ立てられてから、党内の全議員に旧名統一教会との関連性などを報告させた結果」で、何が自由民主党の評価が上がるようなことになったのか。朝日新聞に世論調査の機会などを与えて何とする。結果など聞く前から解っているのではないか。