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アメリカ国防総省の報告

2006-03-31 | ラジオ

2003年にロシアがアメリカ軍の作戦に関する情報データを、イラク
に提供したとするアメリカの情報は、イラク状勢と関係している可
能性がある。この情報が手渡された背景には、体質的な陰謀が隠
れている。ロシアのラブロフ外相は、3月27日にモスクワでこのよう
な発言を行った。

これに関連して、ロシアの声政治評論委員は、次のようにコメントし
ている。

こうした非難に対して、ロシアの有名な政治家や外交官らは、次の
ような反論を示している。
先ずロシアの国連大使は、これはまるで非現実的なものだ。との見
方を示し、またイラク戦争開戦当時、バグダットに駐在していたロシア
の元駐イラク大使は、アメリカ政府の作り話は不自然な創造の産物
であるとの見解を示している。一方ロシア議会下院国家会議の副委
員長は、アメリカ政府高官に対して、この問題を適切に処理しショー
を企てるのを止めるようにとの期待を表した。

アメリカから伝えられてるところによると、アメリカのライス国務長官は
来週、ドイツのベルリンで予定されている、ロシアのラブロフ外相との
会談の中で、この問題に付いて意見を交わしたい考えである。

この問題を明瞭にする必要があることは明らかだ。というのも先週金
曜に発表された、アメリカ国防総省の報告書に含まれている、ロシア
に対する非難は、イラクの匿名の情報筋からの情報を元にしたもので
ある。これは全て馬鹿げたことであるにも関わらず、問題は極めて深
刻だ。

ところでプーチン大統領は2001年9月11日の、同時多発テロ事件の後、
諸外国の中で一番に、ブッシュ大統領に電話をかけ、同情の念を表す
と共に、テロとの戦いにおいてアメリカの同盟国となる用意があると表
明した。

またロシアはこれまでも、そして現在もアメリカのイラク戦争は、大きな
過ちであるとの立場を占めながら、テロ対策においてアメリカと協力して
いくという提案を拒否したことは無い。
しかしこのことが、ロシアがアメリカにこのような提案をしつつ、イラクに
協力をするというダブルゲームを行う理由には成り得ない。

もしもロシアが裏でイラクに協力していたとしたら、アメリカはそれほど
容易にイラクを「(?)ノイズで聞き取れず」することは出来なかったろう。

ロシアに対して、このような非難が表された本当の理由を、ラブロフ外
相は正しく言い当てている。
これはイラクにおけるアメリカの明らかな失敗から、人々の注意をそら
そうとしているものの政治的陰謀である。

イラクではテロ事件が相次ぎ大規模な攻撃、衝突事件へと発展してい
る。またアメリカ軍兵士の犠牲者の数も増加し、ブッシュ大統領の支持
率は過去最低の29%以下にまで低下している。
だからこそアメリカ政府は、イラクにおけるアメリカの行動を正当化する
ためのプロパガンダを展開している。
そしてロシアに対する事実無根の非難も、アメリカ特務機関内部でまとめ
られた、このプロパガンダ作戦の一環である可能性が極めて高いと思う。

正式なタイトル名は下記の通りだが、長かったため記事のタイトルは一部
省略
「イラク戦争時に、ロシアがイラクにアメリカ軍の情報を提供していたとする、
アメリカ国防総省の報告」

第3次世界大戦―最強アメリカvs不死鳥ロシア

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3月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル



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