●バンコク都庁は都内各区役所に、騒音の測定器を備えることを計画して
いる。これは娯楽施設が大音量で音楽を流し、これが客の健康に悪影響
を与えかねないケースが少ないことによるもので、都庁保健課課長は「若
者は娯楽施設の大音響に慣れているように見えるが、基準を超えた大音
響に長時間さらされると、難聴など聴力障害になる可能性が高まる。
このため一定レベルに音量を抑えるよう指導する必要がある」と述べた。
娯楽施設などの大音量が若者の健康に与える影響に付いては、国王陛下
も懸念を表明されている。また保健課課長によると都庁では、バンコクで
1400に及ぶ娯楽施設を立ち入り検査し、大音量の音楽を流していないかチ
ェックしている。またこのような施設の経営者、運営者を集めて大音量が健
康に与える悪影響に関する説明も行っているとの事。
バンコク都庁は娯楽施設に対し、平均の音量を90db以下にするよう指導し
ているが、未だに音量が110db程度にまで上る施設が少なくない。
バンコクは50の区で構成されるが、都庁は全ての区に最低一台、騒音測定
装置を配備することにしている。
●先の閣議で油椰子の栽培を、さらに奨励する決定がされた。
これは原油高に伴い、代替燃料の必要性がさらに高まっている事によるもの。
エネルギー省によるとタイでは、油椰子の実から抽出した油を使ってバイオデ
ィーゼル料(?)を生産するプログラムが進められているが、これをさらに拡大す
るには、油椰子の栽培面積をさらに増やすことが必要となっている。
椰子油はこれまで食料油や、石鹸の原材料として利用されてきたが、エネル
ギー省の説明によると椰子油は用途が広いため、大量に生産しても供給過
剰に陥ることは無い。
油椰子の栽培面積対策は具体的には、苗の購入などで農家を支援し又、椰
子油を一定価格で政府が買い上げることになっている。
この価格は市場の実栄を反映したものとされる予定で、また市場価格が下が
っても1キロあたり2.5バーツ以上で買い上げることになっている。
●保険省によると今年は昨年以上に、デング熱の流行が懸念されているが、一
部地域では感染対策が不十分となっている。保険大臣は(?)県を視察した際、
保健省は各県に対し、具体的な感染対策を指示しているが、視察した県では
それがまもられていない。このような状況が続くようだと、感染を効果的に防
止することは出来ないと指摘した。
デング熱は蚊が倍化する熱帯性ウイルス伝染病で、また今年はこれまでに確
認されていなかった蚊からウイルスが検出されている。
人が蚊に刺されてデング熱に感染する可能性が、以前より高まっていると指
摘されている。
この病気は多くの場合、軽い症状で済むものの特に子供の場合、重篤な状態
に陥り死亡する場合があるため、油断すべきではない。
※(?)はノイズで受信できず
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