●ラブロフ外相は訪問先の北京で、ロシアと中国はイランおよび朝鮮半島
双方の、核開発問題をめぐって、軍事力の行使に反対する立場を取って
いることを明らかにした。
現在中国を公式訪問しているラブロフ外相は、胡錦濤国家主席および外
相と会談を行い、ロシア中国、二国関係のほか上海協力機構の枠内で
の協力、あるいは重要な国際問題などをめぐって話し合いを実施している。
●EUはイランに対し、ウラン濃縮の停止と引き換えに、軽水炉型原子力発
電所を提供すると言う妥協案を提示した。
情報筋によるとこの提案の中には、ロシアなどイラン国外で生産されるの
であれば、一定量の濃縮ウランをイランに提供するという項目をも含まれ
ている。さらにイランはEU諸国から、WTO加盟に向けての支持を受ける可
能性が出てきている。
●ブッシュ大統領はアメリカ国内での、電話盗聴問題に付いて発言し、情
報機関による通話内容の盗聴の事実は無いとしながらも、テロ対策の一
環としてダイヤル記録は残されていると述べた。
これと同時にブッシュ大統領は、アメリカ政府が国民のプライバシーを尊
重していると発言している。
先日USA-TODAYに国家安全保障局が、国内での通話に関するデータベ
ースを作成しているとの記事が掲載され、人権擁護団体や野党民主党か
ら強い反発の声が挙がっていた。
●ロシアの大統領補佐官は、今年サンクトペテルブルクで開かれる、G8の
政治的な成果としては、ロシアが他のG8諸国から西側の価値観を共有し
ながらも、独自の視点を維持するパートナーとして、認識されることが重要
だと表明した。
●ロシア化学兵器問題担当局長は、ロシアが自国の化学兵器を廃止する
義務を、厳密に遂行していることを確認した。この日、モスクワの東に位置
する所では、神経ガスを使った兵器を処分するための、新たな処理施設が
活動を開始している。
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●5月3日にアルメニア航空の旅客機エアバスA320型機が、墜落事故を起こ
した黒海では、潜水艇を使ったブラックボックスの引き上げ作業が行われて
いる。現在のところ事故を起こした飛行機の機体は、水深およそ500メート
ルの海底に沈んでいると推測されており、ブラックボックスの引き上げには、
3日間程の日数を要すると見られている。
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●昨日火曜日に北カフカースでは、治安機関の特別作戦により、武装集団の
リーダー2人が殲滅された。
●ロシア南部のイングーシ共和国でテロ事件が発生し、同共和国のコストエフ
内務次官を含む、少なくとも7人が死亡した。路肩に停めていた車に爆破装置
が仕掛けられており、その車に車列が通過した際に車が爆発した。
●ロシアは死刑の執行を停止してから、昨日で10周年を迎えた。
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●フランスでは第59回カンヌ国際映画祭が開幕した。